2004年(15年前)に、読書会で採り上げたときは、新潮文庫で「薔薇窓」。解説は、女優の山口果林でした。今回は、集英社文庫で「薔薇窓の闇」。解説はフランス文学者の野崎歓。
サント・シャペルの絵葉書を頂きました。
2001年、新潮書下ろし エンターテイメント。『パリ警視庁付きの精神科医が診断した日本娘。花の都を襲った連続誘拐事件と貴婦人ストーカーをつなぐ狂気の糸は、日本ブームに沸く街を恐怖で絡めとった』『パリを熟知した著者ならではの大作!』と、宣伝されてましたが、正にその通りの内容です。
会員の方の「1900年のパリ万博の詳しい解説書のような感じ・・・。精神科医としての様々な症例そして恋? 堪能しました」に納得だけど、私も15年前は胸ワクワクして読んだけど、今回は少し俯瞰して、帚木氏が書かれた当時54歳という作家として男盛り?と考えたら・・。主人公は帚木氏自身で、女に対しての冷酷で身勝手で・・・。人情があるようでないようなお気楽さ・・・。だからこそ、華やかで面白くって まだまだこれからも、舞台化、映画化といった面白い展開が期待できる 帚木氏の代表作の一つだと思います。
調べてみると、刀のつばの紋様を、ベルトのバックルに模したのが当時流行ったなんて、あらためて男の留め金具に注目しました。帚木氏の発想の素晴らしさ! 有り難う、こちらの興味をグイグイ引っ張ってくれる本ですよ! 鍔に写真、すごい知識です。
「声を届ける 沈黙しない」朝日新聞も 創刊140年だそうですよ。
ホテルの日本料理店で、コーヒー付きランチ。皆で このロビーで のんびりしてから、二次会へ。
近くの九電・営業所で、血管年齢、肌年齢、骨密度を測って笑いあって お別れ。
機械で測ったら、10歳以上の若い肌年齢でしたが、私が朝晩つけてるのは「ピュア ナチュラル」の600円の(美容液+クリーム)1個だけ。ハッツハッツ それに化粧しないので、シミしわで老醜の猿なのに 血管も肌も若いらしい。 まあ どうでも いいっつかね。71歳だ。
もうすぐ節分。今年は、猪突猛進が主役さね。自分の人生を突っ走るぞ!