クッションカバーを夏物に変えようと、380円でビニール袋に詰め放題の端切れ布を買いに、手芸屋に出かけました。
大きなお店で目に留まったのは、ああー女の子の永遠の憧れ リバティープリントの大きな裁縫箱!
ああーほしい、ほしい、どちらかというと もう断捨離中で、物は捨て捨ての状態。それに、もうミシンはないし(捨てた)大したものは縫えない。 でも、ほしい! こんなリバティー柄の裁縫箱って、あるんだあ! 素敵だなあ。
思い切って、買いました。重くって、持って帰るのは 少し疲れました。
帰りながら、世間では終活終活って、騒がしいので、自分も人生の終わりに向けてある意味では行動していたことに気づきました。
でも、憧れのリバティー見たら、70歳は終活じゃない! 老活じゃー! 誰が終活よ 失礼な!まだ老活です!
好きなものを、好きなように ジャンジャン!周りに整えていくのが、老活。それを、最後のあがきと言えば言え!
この裁縫箱は、娘への形見・・とも思います。
祖母の裁縫箱と母の70歳リバティーと、娘の小学?の裁縫箱。いずれ、譲るよ!
終活にはまだ早い老活のBAが、平成12年から読めずにいた火野葦平「麦と兵隊」。今読まなきゃと、読みました。
私達の年代にとっては、超有名な作家ですが、作品が戦争記録なので、ゲーっとして読み続けられないまま、今日まで来ていました。今、読まなきゃ 戦争を知らなきゃ と読みました。
読み終えても、なぜ?何故?戦争に?兵士として他国へ出かけて、人を殲滅なんて出来るの?人は弾圧が怖ければ、どんなにひどい事でも出来るの? 日中戦争って 日本人が犯した罪でしょ? それなのに、私達には他国への罪の意識がない!
戦後、流行ったよね。東海林太郎が歌う「麦と兵隊」
徐州 徐州と人馬は進む 徐州居良いか 住みよいか 洒落た文句に 振りかえりゃ 御国訛りの おけさ節
ひげがほほ笑む 麦畑
友を背にして 道なき道を 行けば戦野は 夜の雨 「すまぬすまぬ」を背に聞けば「馬鹿言うな」と また進む
兵の歩みの 頼もしさ
なんで、孤立無援の戦争をして、原爆落とされ 敗戦国のくせに あんなにも軍歌が流行ったのでしょうか?
戦争を知らないこの私ですら、つい懐かしいって歌いたくなりますものね。父は、戦争に行ってないのに・・。
70歳の今も、顔を背けてきたばかりに 戦争がなぜ起きたのか よく知らない。子は勿論、孫にも伝えられない。イヤだけど、我慢して過去の戦争を学ぶのが 老活 最後の学習課題でしょうか? いつまでも続く平和を願うので・・。
老活一番の楽しみは、湯船に浸かって夕暮れを待つひと時。