「火花」の原作も読まず、TVドラマも観ていません。
映画「火花」は、観ようと思っていました。なにせ、役者が現代ぴか一魅力の浦ちゃんと鬼ちゃんですから・・。
でも、脚本と監督が あの根暗な板尾でガッカリ・・。きっと笑えないんだろうなーと思ってました。
結論。映画「火花」良かった! 考えさせる 深味のある 良質な職業・青春映画でした。
やっぱ、一番は、主役の二人が、適役でした。先輩・後輩、無理なく演じられていました。
桐谷健太の神谷が、なーんか 可笑しくて悲しくて、声が大きく顔が明るくて、好感が持てる迫力と魅力が全開!
難点は、徳永役の鬼ちゃんのラストステージ、話が長すぎた。まだ言うか売れない事への恨み節。もう聞きたくない、観客に無意味。やっぱり、板尾のしつこさが嫌ね。(ごめん、TVで昔 誰かが板尾のことを言ってただけだけど・・)
鬼ちゃんの不動産屋にもなれる、全てに普通っぽさが、良かったよ。お笑いって、特異な才能だものね。
キャバクラ勤めの木村文乃さん。変顔しても可愛くも面白くもない、似合わない役柄でした。気の毒・・。
場所設定は、懐かしの大阪ロケを期待していたら、見知らぬ東京。熱海と吉祥寺。
吉祥寺。この頃よく聞きますね。行ってみたいと思わせる公園?私も太鼓叩きに会いに、一人旅をしたくなりました。
また、神谷の豊胸。「とんねるず」の保毛田保毛男と被っちゃいました。あんなことで、笑いが採れると思う勘違い。神谷の軽はずみさと狂気が、時代が過ぎた悲しみを感じさせましたね。自然な演技の上手い事!
徳永の、学園祭に呼ばれても、年を取り過ぎているといった話には、又吉の相棒・綾部を想い出しました。ニューヨークで どうするのでしょう?芥川賞受賞の一番の被害者ですね。同情します。頑張れ・綾部!そのうち、又吉が伝記を書いてくれるのでは?
ラストの、主役の二人の歌声。ジワーっと心に響きました。成功を夢見た若者の10年間の姿、良い映画でした。
私は、長い間 関西圏に住み、大好きな芸能、お笑いを数多く 観てきました。孫にお笑い好きを豪語するBAです。
伝統の劇場・中座取り壊し前のラストの「ミヤコ蝶々」の舞台は、娘を高校を休ませてまで、一緒に行きましたよ。学校の授業より中座のミヤコ蝶々の方が価値があるって・・。今でも そう思っていますよ。
娘は、もう忘れてしまったかな? でも、子育て中の彼女が、学校より優先していい事ってあるよねの裁量権 思い出してね。これって、子育てに大事だよね。 と、 いつまでも、BAの心の中は、子離れできない。どんな時も、娘よ、頑張れ 子育て!ってつい、思います。 やっぱ、孫より娘恋しだね。
30年前、吉本の二丁目劇場にも通いましたよ。
あの頃、私の中では、 断トツナンバーワンは、「ナインティンナイン」の岡村。2位は、「チュッパチャップス」で、赤ペン先生話、身近で楽しかったね。3位は、シュールな「二丁拳銃」、ラジオも良かったよ小堀。
「サバンナ」が、立命館卒で、空手の型で人気でしたが、今では高橋は運動苦手芸人で出てるね。ホントかな?
そうそう、久しぶりに思い出したのが、大阪に引っ越した日は、新大阪のホテル泊まりでした。
夕方、散歩に出たら、川向こうから大人気の「チャンバラトリオ」の方が、自転車の前かごに、お酒の一升瓶を入れて、フラフラと・・。えーっつ!
振り返って大笑いしながら、『大阪って こうして頻繁に芸人に会える街なんだねっ』て話したけど、いえいえ、それ以来、劇場に足運ばなきゃ 芸人さんのどなたにも会えませんでしたよ。
ああー、大阪も歩きたいー。浦ちゃんと鬼ちゃんに 難波で パタッと会いたいなー。
ダム湖畔の野茨と、冬装いのティラちゃん。 我が家の紅葉は、ブルベリーで。今年は、実も多かったね。