桜の開花宣言がありましたので、夫婦で山桜を訪ねる旅に出ました。
第1目標は、唐津の「岸岳法安寺」の日本一の石仏涅槃像。たくさんの麿崖仏群がありました。涅槃像は、断崖でチト遠くて・・。
興味を惹かれたのが、お滝場の旧本堂の近くに横たわる 弘法大師像です。
崖の下の岩陰で涅槃像とよく似たお姿でしたが、修行していてお疲れになり、橋の下で、少しお休みの姿だそうです。横になって腕枕して、もう片手には数珠がありました。寝てる後ろには杖が・・。 信者は、起こさないように、橋の上を歩くときには杖を突かないとのことでした。
私も傘杖を控えましたが、アレ?杖なしで坂道でも大丈夫、ちゃんと歩けるジャン。
弘法大師(空海)について少し調べました。
遣唐使学僧として長安に行き、20年の予定を2年で帰ってきたので、都に上がることが許されず、大宰府の観世音寺に留め置かれていたとのことでした。
(虚空尽き 衆生尽き 涅槃尽きなば 我が願いも尽きなん)
高野山奥の院で即身成仏されたのですね。(南無大師遍照金剛)
法安寺の下には「岸岳ふれあい館」という清潔に保たれた無人の施設があり、ここで少し休みました。ここから岸岳城跡への登山道もありました。ああ、かっての私なら登るところですが、駐車場になっている広場で、夫からスマホで前から後ろからビデオ撮影をしてもらいました。 ふざけて小走りしたら、アレ出来るジャン。何の支障もなく小走りが出来ました。
ようやく、チタンと筋肉がスムーズに痛みなく馴染んできたようです。
でも、たまに 軽い腰痛があります。昔っから鈍い痛みがありました。マッサージを受けると、気持ち良い痛みです。側弯症は、姿勢、足の高低差、筋力の衰えがあると、症状として現れるとのことですので、やっぱり杖をつきます。 62歳で入滅した空海だって杖だったんですものね。 まあ、傘杖は私の後半生のトレードマークとしましょう! 貴方(夫)カラフルな色で10本以上作ってね!ボールに仰向けに寝て腰をそらせば、気持ちよく治る程度ですが、用心のため、早め早めに健康グッズへ。
海を見ながら、松林を抜けて、新しく出来た日本料理の宿に昼食に行きました。面倒なので杖は使わずに入りました。
素敵な玄関に生けられた大ぶりの桜。海の見える広いロビー。美味しい海の幸の食事、そして汐湯に入って、人が少なかったので、湯上りに寝転がって のんびり休憩して帰途につきました。
今回のドライブのテーマ曲は阿久 悠作詞 村井 邦彦作曲のザ・モップスの「朝まで待てない」
あきらめ捨てたはずなのに 恋は眠りを 忘れさせる
闇に向かって お前の名を呼ぶ
今すぐ逢いたい 朝まで待てない
ドアを閉ざしてお前は俺を 冷たくこばむだろう
この歌の中で(キャン キャン)と合いの手のように流れる言葉は何?と夫に聞いたら、あきれるように(CAN NOT WAIT)と教えてくれました。そうなんだあ。待てん、待てんね。
フフッフ 50年間知らんかったわ。いつも口ずさむ好きな歌だったのに、英語の言葉なんて知ろうともしなかったわ。今からでも英語覚えようかな? とチラッと思った 楽しい日帰り旅でした。
庭の雑草も春の花です。 近くのあぜ道の菜の花は おもいっきり挿しました。
岸岳は鬼子岳とも云うそうで、母子石仏多かったですね。 古唐津焼に我が家の椿を。