朱の徒然

変形性股関節症の76歳

 手術後8か月・11月のリハビリ日誌

2014年11月25日 | 日記

  ○去年の秋は『中洲のジャズライブ』を歩いていて足が疲れたと嘆き歩みを止めました。

 今年の秋は 歩かなくてもいい『海援隊のコンサート』にしました。

 はや「思えば遠くへ来たもんだ」と言う言葉を聴いただけで、すぐに泣ける年になりました。

 武田鉄矢は天才です!

 「二流の人」

 そんなに欲しい天下なら   家康お前にくれてやろう

 まぐれで勝った関ヶ原    さぞや 鎧も軽かろう

 せめて百日関ヶ原   続いておればこの天下  オレのものにしていたものを

 信長・秀吉・家康と 仕えて戦さに明け暮れた

 水の如くと 流れてきたが   今は天下に未練なし 黒田官兵衛苦笑い

                一生ツキがなかったと黒田官兵衛苦笑い

 流れる水に 文字を書く そんなムダな一生さ

 人よ笑え二流の人と  今はおのれがあわれなり   黒田官兵衛苦笑い

                一生ツキがなかったと黒田官兵衛苦笑い

 

 中牟田俊男の曲とピッタシで それまでNHKの大河ドラマは見てませんでしたが、急に

歴史に興味を持ちました。信長の歌もありますよ。

 

 ○ピースボートの世界一周の旅の見学会

 港のホテルの10階から大相撲のカラフルな幟がはためくのを眺めながらのランチ。

 相撲は宣伝しなくても いつも大入り満員なんでしょうか?入場料はいくら?

 クルーズの船上、船内そして舞台での踊りに魅了されましたが 長旅はまだ早いと夫より却下。ハハア・閣下。

 

 ○火野葦平の「河伯洞」と王丸温泉「やまつばさ」

 火野葦平の資料館に「花と龍」の高倉健のポスターがありました。すると帰りの車の中で夫が いろんな歌手の「花と龍」の歌を聴かせてくれたのにビックリ。彼によると3000曲以上がウォークマンに入っているとかで、まさに知らなかった世界。私たち夫婦の基本の価値観は同じだけど音楽の幅は彼の方が広くて嬉しく思いました。一人で出来る好きなものがあるっていいね。

 

 帰りの王丸温泉は 新しく清潔で休憩所も本があって 素敵な日帰り温泉でした。

 

 ○映画「グレース・オブ・モナコ」

映画館の暗がりでの ひとりぼっちが大好き!チョコを目いっぱい食べながらね。

でも ニコール・キッドマンの目が鋭すぎて怖かったけど彼女も年だから仕方ないね。

 

○術後初のバスツアー・有田で紅葉散歩

多少の山道 坂道がありましたが傘杖ついて歩けました。でも、最後の伊万里の登り窯集落の坂道は疲れて全部が見れず 残念!

バスツアーは 自らが運転という気力・体力負担がかからず平等に楽しめていいね。

 

○佐賀競馬場のリハビリウォーク

フリーペーパーに100円で行く散歩コースと載ってましたので、初めて競馬場に足を運びました。近くで馬の1レースは見ましたが、思ったより馬場も狭くてウォーキングには不向きで30分だけの競馬初体験に終わりました。

 

順調な経過ですが先日、園芸店でしゃがんで深く座って(ウンコ座り ヤンキー座り 体育座り)花の鉢を見ていて アレ立てない!痛い!歩くのに変!  急いで帰って 結局一晩恐い思いをしました。長く立っていると足が重くなり歩みが遅いことには納得していたけど泣きました。バスツアーでも長歩きは両足が重くなり歩くことに疲れました。

 調べてみると しゃがむことで股関節の屈曲は120度以上になる。屈曲は90度以内に抑える。股関節が膝より下になる椅子には座らない!

 自助努力 自主判断 自己責任 自己防衛 まさかまさか まだこんな辛い思いを!

 

  青春は はるか彼方。朱夏は子育てで過ぎ。今は白秋の終わり。これからの玄冬にきちんと向き合う為に、普段と違う場所へ行ってみる 新しいことを始めてみることで感動や発見が老いの下り坂をなだらかにしてくれると信じて 少しづつ歩きます。 

         

 

 亡き姑の「シンビジュウム」が今年も駐車場で咲きました。

 三姉から紅葉のカードが来ました。我がままな私を許してくれてありがとう。

 四姉から頂いた「山らっきょう」が さりげなく今年も咲いていました。

  

 火野葦平もカエルが好きだったそうですが、私もなんですよ。

 高倉健が83歳で亡くなりました。もう少し長生きされて自分の年相応の老人の役をされたらよかったのに・・・。座右の銘は「我行精進 忍終不悔」

           

 8月に手術を終えたDさんに「杖カバー」をプレゼント。一つは毛糸で手作り。もう一つはダイソーの椅子カバー どちらも室内用にどうぞ。

 

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術後8か月   そして帚木蓬生の読書会

2014年11月09日 | 日記

  今月は 西村京太郎の「竹久夢二 殺人事件の記」

  何故この本を選んだのか?

  最初は内田康夫の「汚れちまった道」で中原中也の登場する作品をと考えましたが丁度

  生誕130年の竹久夢二の未発表作が発見されたと話題でしたので、西村京太郎にしました。

西村京太郎82歳。湯河原在住。内田康夫80歳。軽井沢在住。共にTVドラマの原作推理小説家として活躍中。すごいね。今の時代は どの世界も80代が回してるんだね。

 今回の作品は解説の山前譲(推理小説研究家)ですら本の解説よりも夢二の人生話に熱がこもっていたような・・。私も夢二の作品のモデルお葉に興味を持ちました。

 12歳で伊藤晴雨の「責め絵」のモデル兼愛人。

 16歳で夢二の未入籍の妻。   また藤島武二「芳恵」のモデルにも。

 幼いころから ずーっと いろいろな男性と関係を持ったり駈け落ちしたりしますが

後半生は医者と正式に結婚して長生きだったとか・・。女は男次第なんでしょうか?

 

 お葉が夢二のモデルとして一番有名な作品は「黒船屋」(でも細部は彦乃風とか・・)

 西村京太郎は 作中でマリー・ローランサンの「黒猫を抱く女」の模倣だといっているが、実はアール・ヌーボーのキース・ヴァン・ドンゲン「猫を抱く女」の真似だと夢二自らがエッセーに書いている。

 で 「黒船屋」「黒猫を抱く女」「猫を抱く女」の3作品を比べてみました。

 ありゃりゃ、構図からして「黒船屋」のお葉は顔全体が描かれていて 両手は指先まできちんと出され描かれている。ところが後の2作品は女の口元は猫の顔で隠され腕はぐるりと脇の下まで巻かれ指先などは見えない!とすれば、この西洋画2作品の方がソックリで日本画の方が個性的と私には思われましたが・・。

 恐らく、西村京太郎先生も自分の小説を読んだ読者が、夢二に興味を持つことをも想定されていたのでは?と思われるほど、十津川警部も夢二ファンでしたね。

 

 今回のランチは タカクラホテル「花万」の個室での鍋御膳。

 話は 初音ミクの「千本桜」などいつものように多岐にわたりボケ防止にピッタリ。

 帰りは11月とは思えない暖か陽気の中 雑踏をおしゃべりしながら帰りました。

 足は?  傘杖ついて 皆と同じ歩調がとれました。皆ゆっくり歩きをありがとう!

 

  深まる秋には「からすうり」

マスク入れを スープの紙パックに飾り紙を貼って一工夫。  

 

 冬が来るのでティラも帽子とマフラーで備えます

 

 病院で私を慰めてくれた蘭の花が咲いてくれました

もう 大丈夫だよ  ありがと ありがと!蘭ちゃんは がんばりやさんね!

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