朱の徒然

変形性股関節症の76歳

絵本「おじょうさん」久保田 ひかり(栄光社刊)

2019年11月07日 | 日記

 ブログを読んでくれている読書会仲間から「貴方が、人形好きってことがイメージに合わないのよね」と、言われました。

 アンレ、外での私は、どんな印象なんでしょうね・・・? 臆して聞きそびれましたが・・・。

 幼い時から、人形遊びが大好きでした。

 3,4歳の頃、お菓子の白い箱の中に、母の作った布人形と着せ替えの着物と人形の布団が入ってました。

 その人形と、毎日遊びたい私。でも、その箱は、洋服タンスの上の一番高いところにおいてあり、幼子の手には届かない。人形とは、雨の日しか遊ばせてもらえない!( 子供は、風の子、お日様の子、お外で遊びなさい)。雨の日だけは、家の中で人形遊びができる。・・・何で雨が降らないんだろうって‥雨が待ち遠しかった記憶があります。そのくせ、外での缶蹴りやゴム飛びや手毬付きも好きでしたけどね。ただし、外で一番好きだったのは、ゴザ敷いての ままごと遊び でした・・。これは一人ではできないのよ、誰か相手が必要な遊びなんだよね。だから、ままごと遊びの期間は短かったね。  家の中での人形遊びは、一人で出来る楽しい妄想遊びだよね。

(ハッハハ   もしかして母さん、怖かった?一人でクチャクチャしゃべくって遊ぶ末娘が・・?)

 

 大人になって、結婚したら 正々堂々と ホラッ 長男君に ぬいぐるみ いっぱい!

生まれて初めての友達は、お風呂も一緒のキューピーちゃんだよ。赤い熊君は、いとこからだよ。

  

  娘が生まれたら、思いっきりの「ハミング絵本の おじょうさん」です♡

40年前の私たちの時代の絵本です。

 

 

  パリー好みのハイセンス 青いシックなお洋服 ピンクの可愛い支那服も とてもとてもチャーミング

              みんなステキな ニューモード

  まあ かわいい赤ちゃん うちのは やんちゃで困ります 小さなママたち集まって 楽しいおしゃべり弾みます 

 

  叶えられなかった夢を思いっきり娘に託して♡ 

人形尽くしの我が家。幸せに満ち満ちてましたね♡ GIの優しさのお陰ね♡

 そんなに 外遊びしなくっていいのよ、家の中でお天気の日も遊んでいいのよ、だって、女の子ですもの♡   クーッ、なのに 娘は、人形よりも 外での遊びが大好きな、運動神経抜群の元気娘に育っちゃいましたよ!兄貴も、元気な生き生きとした賢い男の子でしたよ!

 

 で、長年の母の想いを あきらめようと、娘の17歳の誕生日に、梅田の店で選んだのが「テイラちゃん」です♥ あの頃は、テイラミスが流行ってたので名付けました。娘の反応?「私、もう17歳なんですがー 何で人形?」でした。

 豊後高田のカエルのブローチのお土産ですよ。

 あれから35年経って 今では、階段の踊り場で、GI&BAを見つめてます!多分、GIにとっても、テイラは娘替わりよね♥

 まあ、BAが死んだら棺桶に一緒に・・・でもさ、形見として手元に置いてたら、もしかして心寂しい日が来たとき、力になるかもよ!

BAの台所の友達は、やもちゃんです。今冬も温まってね。

 

先日は、GIと、キリンビールのコスモス園に。近くで、お蕎麦を食べました。

 今日は、一人で、大学病院の「生き生きセミナー・脳卒中」へ出かけました。

 近頃は、セルフメディケーションと言って、(自分の健康は自分が守る)が当たり前のように言われ始めましたが、私は数年前から、ここの講座を無料ですので、時々受講しています。ここでは、やっぱり無料の血圧や身長・体重、BMIが測れます。そこから歩いて、近くの大型スーパーの中の喫茶店で、コーヒーを飲みながら、月刊誌を読んで 一日学びの 全てが得した!って気分で、帰ります。

       もしかして、動きがこんなに男っぽい合理主義だから、まさか人形に心傾けるようには、見えないのかな?

 

一日花かと思っていたら、3日花だったね。すごいね!

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国東半島(杵築・豊後高田・宇佐)の日帰りバス旅…読書会

2019年11月05日 | 日記

 読書会の秋の旅に、杵築を提案しましたら、まだ1度も行ってない方がありました。

 で、私は、過去2回行って「江戸時代の城下町そのものの町並みが、ここまで優雅に残されてるなんて!」と、感動した経験がありましたので、読書会開催地に・決定!! それも、バス旅で、6990円!と、お得でしょ?

 まず、杵築の家老屋敷で、イケメン殿に お会いしました!  ハハーッツ♥

 スッキリとした笑顔の感じの良い今風の若者でしたよ♥

 次は、もう昼食でした。白壁沿いにある交流センターの2階。新鮮お刺身が抜群の美味さで、品数も豊富でしたね。

 慌ただしく食事時間30分で、すぐに1階の「衆楽観」の舞踏ショーへ。

 何も考えず ぼんやりしてたら突然 照明が消え、アッ、これって私の大好きな大衆演劇?

 わー、わー、嬉しいなあ! と思っていたら、華やかな舞踏ショーが始まりました!

 なんか懐かしいような物悲しい雰囲気の、これこそ、日本の サウダーデ そのもの。

 踊リが振り付けられる演歌曲って、いいねえー、哀愁に満ちてて、もうこの選曲だけで 悲恋と思ってしまって 魅かれるわー。

 女性じゃないの?と疑いたくなるような美しい舞い姿♥  隣の常連さんにお聞きしたら、踊ってる方は、座長が父親の 父子鷹ですって・・・ますますサウダーデじゃないですか・・・。色っぽくて惹かれた富士川聖矢さま♥   狭い舞台で色気たっぷりに、大衆演劇ならではの流し目目線で! えーっ、もしかして 私に微笑んでくれてるの? 誰か おひねりー♥おひねり♥

 そして、鍛えられた体のもろ肌脱いだお兄さん!大きな太鼓を打ちまくる打ちまくる。キャー素敵ー♥確かな技量・富士川なおとさま♥

 きらびやかな光線と哀愁のある音楽と この世のものとは思われぬ美しい舞い姿・・・これは、まさしく孤愁でしょ?

  素晴しかった! 全く期待してなくて、偶然とはいえ、大好きな大衆演劇の、庶民を魅了する神髄に触れた感じ・・・良かったあ!

    でも、500円で観れる日もあるとは、なんだか 若い生き生きとした役者が 気の毒って気がするねー。

 

 それから、山々を眺めながらのバスは、まだ続きます。日頃見てる長閑な連山と違い、ひと山、ひと山が切り立っている感じ・・。

 着いたところは、昭和の町として有名な「豊後高田」。

 一時間歩きましたが、どこの通りも昭和30年代の造りと静けさでした。

        通りの銀杏も色づいてきて・・誰も歩いてない。

 六郷満山だからと思って、のんびりと絵葉書を並べ売ってるお店2軒で、『涅槃図はありませんか?』と、お聞きしましたが、逆に『涅槃図って何?』と、どちらの老婦人も聞き返されました。仏の信仰って根付いてないの?仏陀の町でしょ?

 モダンなアクセサリーを売る店もありましたが、ここでも 立ったまま創作手作業中で、主婦の趣味販売って感じに好感を持って、ブローチを買いました。380円。バザーより安いね。

小川に鯉の泳ぐ店で、「カポス饅頭」を買いましたが、家に帰ってから アレあれ、日付が本日限りでしたよ。

山のように、まんじゅう並んでいたのですが・・・。美味しかったけどね。

 

ラストは、宇佐市へ。滞在時間30分しかありませんが、何せ 我らは「読書会の集まり」です。

「双葉の里」で、お茶を頂きながら、駆け足読書会。お互いに終わって ほっとしながら しゃべり足りなかった?

 里の前では、大々的に菊花展が開かれてましたが、その裏の「双葉山・生家跡」。こっちが いい雰囲気!

 かやぶき屋根の周りを、菊の花で飾られ、室内も・・・。ああー、残念、時間がない!

 

       理想の 菊のある家ですね。家の中も、もっと見たかったあ。

 ちっとも期待してなかった「双葉の里」。めちゃー、この風景に 秋の風情がありました。

 ここでは、『カポス胡椒』を買ったつもりが、『カポスジャム』でした。慌ててたんだね。もう少し時間が欲しかったね。

 素朴で笑える菊人形だね。

 何故か、大分県の補助金が出ていて、お土産の『子鯵のあぶり焼き』。美味しかったですよ。有難うございました。

   この次も、絶対行きたい旅になりました! なんだか 郷愁 サウダーデを感じさせる旅でした。

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読書会「孤愁・・・サウダーデ」新田次郎・藤原正彦 合作

2019年11月03日 | 日記

 

 今回は、原稿用紙1400枚もの長編の、新田次郎・藤原正彦 父子の、心温まる合作本でした。

  佐藤春夫、吉井勇から 主人公は「情痴の人」って呼ばれていたらしい。

 新田次郎が67歳で開始した(白い日本人)と呼ばれたモラエスの伝記。

 新田が連載の途中で、突然の病に倒れ、それから32年の時を経て次男の藤原正彦が67歳での再開。

 ポルトガル人のサウダーデが、ずーっと語られ、26回も? 孤愁…すっかり好きな言葉になりました。孤愁年齢は、67歳?

 郷愁、感傷、追慕、愛着、遠くで思って涙する、ああー、そうして さすらい・・・サウダーデ 日本人に合う言葉ね。

 今回の読書会は、秋の旅で国東半島巡りでした。

 旅の途中での、慌ただしい合評会でしたが、「スピッツ」のヒット曲『ロビンソン』の歌詞(新しい季節は なぜか切ない日々・・・)を思い出すという方も・・・。

 会員みんなが60代以上なので、生きてきた月日は違えども 孤愁を 身近に感じられる 大人な旅になりました。

 ちなみに、若き日の私は、TV人生相談の藤原てい女史(新田次郎の妻)のファンでしたよ。98歳の大往生だったそうですので、子供孝行

ですよね。 だって、新田次郎の68歳の死は早過ぎましたので、母親の長生きは、子の生きる励みになったのでは? 

  帰りのバスの中から見た夕日。サウダーデだね。

帰ったら、GIのゴルフ仲間のH様から、ポルトガル土産のチョコ!

 「えーっつ!何しに行かれたの?観光ツアーで、ポルトガル行けるの? 連れてってー」と、思わず喚いたBA。

GIの職場の同僚だった岡山のH様から、箱いっぱいのご自宅の果物と野菜が・・。

「孤愁」の中の(風のささやきに耳を傾け、花と会話して時を過ごす。自然を愛でることで,淋しさを遠ざける)。まさに、そう!

 かってのエリート然としたお姿を思い浮かべながら、お互いに、良い老後を迎えることが出来ましたね・・・とサウダーデ!

   有難うございます。無茶たくさん 柿食べれて、こんなに好きだったかな?って、我ながら 思いましたよ。

ご近所から、クッキーが、さつま芋のお返しに・・。ありがとう。

 深く孤愁を考えてみると、藤原正彦は、(全ての希望や未来を失った人間にとってサウダーデは生きる支え。希望がなくても、サウダーデで生きていける)って書いてたけど、ふっふふ、この私、そこまで枯れてないのよ!

 GIと一緒に まだまだ、喜びや希望に溢れてるんだよねー、ゴメン!

    多分、体が動けなくなった時が、そうじゃないかな?だからこそ、喜び事を たくさん持とうとあれこれ努力するんだよ!

     なんて人生は、楽しんでしょう。読書会で、学び 遊びは、面白いよ! 21年目に入ったよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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