山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

ニュージーランドの地震で蘇ること、広域避難所の重要性について。

2011-02-25 | 山本あけみオフィシャルサイトへのご案内

上の写真は2005年1月17日に発生した阪神淡路大震災の火事の写真です。

ビル倒壊などにより道路による交通網が寸断され、

消防車が火事の現場にたどり着けず、

火の勢いは衰えるばかりか勢いを増していったと言います。

その延焼をとめたのは緑に囲まれた大きなスペースでした。

 

上の写真は高速道路の倒壊現場写真です。

朝の早い時間帯であったため、通勤の車がまばらであったことが、

これ以上の被害を防いでくれました。

 

建物が倒壊し、火事の延焼もあり、死者は6000人を超えました。

この時既に住宅の設計の仕事をしていた私は、

この災害は地震による震災なのか

あるいは備えがなかったために起こった人災なのかわからないといった、

渾然一体となったなんともやり場のない悲しみと恐怖に包まれました。

 

神戸ポートアイランドに住んでいた叔母はなんとか難を逃れたものの、

その時の恐怖を何度も話してくれました。

 

杉並区でも、いざ震災が起きたときのことを想定して訓練を重ねていますが、

広域避難所を絶対に守らなければならないとの議論は十分ではないと感じています。

 

それを示す良い例が、浜田山の三井のグラウンドが民有地であったためにマンション郡に

なってしまったことです。

このグラウンドがなくなってしまったことによって予測される被害は間違いなく人災でしょう。

 

私が田中区長とともに強力に東京都に実現を求めている、

「都市計画高井戸公園」も地域の広域避難所として

4.2000人もの人が避難をする予定の場所です。

その人を助けるための場所が

マンションになってはいけない、

大型ショッピングセンターになってもいけないのです

 

山本あけみオフィシャルサイト・ビジョン[まちづくり]

http://yamamotoakemi.web.fc2.com/vision.html#machi

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿