「本屋さんで待ちあわせ」 その13 三浦 しをん 大和書房 2012年
『めざせイグ・ノーベル賞 傾向と対策』久我羅内(らない)・著 (阪急コミュニケーションズ) P-116
今年(2008年)、日本はノーベル賞で盛り上がったが、偉大な研究はもちろん、まだまだほかにもある。本書が紹介する「イグ・ノーベル賞」は、「世間を笑わせ、考えさせた」研究に贈られる賞だ。
これまで受賞した研究に共通するのは、日常の些細な疑問や現象を見過ごさず、それを真剣に解き明かした点だ。たとえば、「へそのゴマに関する統計的調査」「なぜ、ひとは黒板を引っかく音が嫌いなのか」「ジッパーにペニスをはさまれたときの適切な対処法」(これは些細な現象ではなく、真に窮状だが)など。へそのゴマは、衣服と腹毛や肌との摩擦によって、へそに運ばれるものらしい。そ、そうだったのか!
感じた「なぜ?」を追求するところから、新しい世界は広がる。本書を読んで、笑えて楽しい「イグ・ノーベル賞」の受賞を、ぜひ目指そうではないか。
『めざせイグ・ノーベル賞 傾向と対策』久我羅内(らない)・著 (阪急コミュニケーションズ) P-116
今年(2008年)、日本はノーベル賞で盛り上がったが、偉大な研究はもちろん、まだまだほかにもある。本書が紹介する「イグ・ノーベル賞」は、「世間を笑わせ、考えさせた」研究に贈られる賞だ。
これまで受賞した研究に共通するのは、日常の些細な疑問や現象を見過ごさず、それを真剣に解き明かした点だ。たとえば、「へそのゴマに関する統計的調査」「なぜ、ひとは黒板を引っかく音が嫌いなのか」「ジッパーにペニスをはさまれたときの適切な対処法」(これは些細な現象ではなく、真に窮状だが)など。へそのゴマは、衣服と腹毛や肌との摩擦によって、へそに運ばれるものらしい。そ、そうだったのか!
感じた「なぜ?」を追求するところから、新しい世界は広がる。本書を読んで、笑えて楽しい「イグ・ノーベル賞」の受賞を、ぜひ目指そうではないか。