「日本語の呼吸」 鴨下 信一 著 筑摩書房 2004年
読点「、」のところで、いつも同じ間(ま)をとっている。
これがどんなに下手に聞こえるもとになっているか。
読点の「間(ま)」はおなじでなければならないなんてルールはありません。
それなのに機械的にそう読んでしまう人は、とても多いのです。
読点の「間」は、長さ自由の「間」です。
本当のコツはこれです。
読点の「間」を三つに分ける。
① (、)読点一つ分 息を止めるが、吸わない。
② (、、) 読点二つ分 息を止めて、ちょっと吸う。
③ (、、、)読点三つ分 息を大きく吸う。
(このあとこれについての詳細な説明がある)
人間の呼吸と声(音)の関係はとても興味深い。
よく、読んでいる間に苦しくなって息が続かなくなることがあります。
こういう時、吸おうと思ったらまず駄目。
息を止めれば反射的に短く息が入って来ます。
それで駄目なら、吸わないで逆に吐くつもりになってごらんなさい。
不思議にサーッと息が入って来ます。
中略
句点「。」はふつう③の読点の間で読みます。
それ以上に長くなることもありますが、逆に②の読点の間ぐらいに短くなることもある。
読点「、」のところで、いつも同じ間(ま)をとっている。
これがどんなに下手に聞こえるもとになっているか。
読点の「間(ま)」はおなじでなければならないなんてルールはありません。
それなのに機械的にそう読んでしまう人は、とても多いのです。
読点の「間」は、長さ自由の「間」です。
本当のコツはこれです。
読点の「間」を三つに分ける。
① (、)読点一つ分 息を止めるが、吸わない。
② (、、) 読点二つ分 息を止めて、ちょっと吸う。
③ (、、、)読点三つ分 息を大きく吸う。
(このあとこれについての詳細な説明がある)
人間の呼吸と声(音)の関係はとても興味深い。
よく、読んでいる間に苦しくなって息が続かなくなることがあります。
こういう時、吸おうと思ったらまず駄目。
息を止めれば反射的に短く息が入って来ます。
それで駄目なら、吸わないで逆に吐くつもりになってごらんなさい。
不思議にサーッと息が入って来ます。
中略
句点「。」はふつう③の読点の間で読みます。
それ以上に長くなることもありますが、逆に②の読点の間ぐらいに短くなることもある。