一昨日、NHKのニュースウオッチ9で危機的な科学技術力のちょう落に関することに触れていた。
NHKはたびたび同様の話題を流している。この日は、予算や研究施設の数などにおいて、中国に比べだいぶちょう落しているとのこと。かつては「科学技術立国」として戦後の日本の発展を世界に示してきた。しかし、研究に対する予算の削減、そして、優秀な人材が、中国に流れている。中国では十分研究に集中できるという。
今の日本は、すぐに成果が上がる事に注目しがちだ。そうではなく、もっと広がりを持った研究をしてほしい。一見無駄に見えることに対しても、もっと、人員・予算・研究の機会を与えるべき。科学技術発展に対して危機的な状態だ。将来の発展をそぐような対応でなく、地味な研究を大切にすべきだという内容のコメントもあった。
このような、目先の事柄に注目が行き、その対応にとらわれるという傾向は、今の日本の生活、経済、政治等多くの分野で見られる現象ではないかと思う。
例えば、あと2年後に迫った東京オリンピックへの対応。今年の酷暑の夏を経験している最中に、突然、サマータイムを設けたらどうかという発言が飛び出した。そもそも、もともと蒸し暑い夏に設定したところに課題がある。一説には大国のニーズに合わせたためという。しかし、今更設定時期の問題には戻れない。それでサマータイムという案が出てきたのだろう。しかし、これには反論の方が多い。日本の気候・風土にはサマータイムはそぐわない。現在サマータイムを行っている国でも、生活や体調に支障をきたすという問題点も指摘されている。
将来、弊害をきたすサマータイムにしなくても、例えば試合開始時間を1~2時間繰り上げるか繰り下げるなど、工夫すれば対応できるのではないか。
エジソンの「失敗は成功の母」という格言がある。失敗とは異なるが、科学技術の発展のためには、"ゆとり"が必要だろう。財源だけでなく、時間、人材の養成などあらゆる事においてゆとりを持った社会づくりが望まれる。
NHKはたびたび同様の話題を流している。この日は、予算や研究施設の数などにおいて、中国に比べだいぶちょう落しているとのこと。かつては「科学技術立国」として戦後の日本の発展を世界に示してきた。しかし、研究に対する予算の削減、そして、優秀な人材が、中国に流れている。中国では十分研究に集中できるという。
今の日本は、すぐに成果が上がる事に注目しがちだ。そうではなく、もっと広がりを持った研究をしてほしい。一見無駄に見えることに対しても、もっと、人員・予算・研究の機会を与えるべき。科学技術発展に対して危機的な状態だ。将来の発展をそぐような対応でなく、地味な研究を大切にすべきだという内容のコメントもあった。
このような、目先の事柄に注目が行き、その対応にとらわれるという傾向は、今の日本の生活、経済、政治等多くの分野で見られる現象ではないかと思う。
例えば、あと2年後に迫った東京オリンピックへの対応。今年の酷暑の夏を経験している最中に、突然、サマータイムを設けたらどうかという発言が飛び出した。そもそも、もともと蒸し暑い夏に設定したところに課題がある。一説には大国のニーズに合わせたためという。しかし、今更設定時期の問題には戻れない。それでサマータイムという案が出てきたのだろう。しかし、これには反論の方が多い。日本の気候・風土にはサマータイムはそぐわない。現在サマータイムを行っている国でも、生活や体調に支障をきたすという問題点も指摘されている。
将来、弊害をきたすサマータイムにしなくても、例えば試合開始時間を1~2時間繰り上げるか繰り下げるなど、工夫すれば対応できるのではないか。
エジソンの「失敗は成功の母」という格言がある。失敗とは異なるが、科学技術の発展のためには、"ゆとり"が必要だろう。財源だけでなく、時間、人材の養成などあらゆる事においてゆとりを持った社会づくりが望まれる。