標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

人は腸内細菌のお蔭で生きている?

2018-08-27 21:46:25 | 日記
今日は買い物の帰り道、FMラジオを聞いていた。放送局はJ-waveだ。長年、カーラジオは、埼玉発ナックファイブを聞いていたが、少々飽きてきたので、最近はJ-waveにしている。でも、どの時間帯にどのような内容を行っているのかは、まだ分かっていない。ところが、今日はたまたま耳に飛び込んできたのは腸内細菌に関する内容だった。私だけでなく妻も耳に入ったらしく、しばらくこの放送に聞き入った。

「腸内細菌」の数は約100兆個で1000種類と言われているという。人の細胞は38兆個といわれるので、その数より多い。そして、「細菌」に関する最近の研究では、善玉菌と悪玉菌と言われているけれども、必ずしも「悪玉菌」は悪玉とは言えないという。悪玉菌でも常に害を及ぼすわけではなく、消化・吸収を助けたり免疫機能を高めたりと、それなりの役割も果たしているらしい。更に、最近の研究では、腸内細菌の数や種類は人それぞれ異なるという。通販などで販売されているキットで検便により、DNA検査で菌の状態を見ることができるという。

何気なく聞いていたが、とても興味深かった。コメントしていたのは、サイエンスライターの島田祥輔さんだ。放送内容で共感できた内容を私なりにまとめると、「人の腸内細菌には個性がある。個々人の腸内細菌の傾向を知り、共生していくことが必用」ということだ。

人が生きるための要素はいろいろあるが、人ひとりに100兆個も存在する腸内細菌もその一つだと認識させられた。さらに終盤に語られた内容も重要だ。ヨーグルトなど数々の乳酸菌をただ摂るだけでは不足だ。川に流されるように、食べただけでは流される。したがって腸内細菌が食べる餌(例えば食物繊維)を与えなければならないという。

アレルギーの原因も腸内細菌が関係しているかもしれないという説もあるそうだ。もしかしたら、人の個性も腸内細菌が関係しているのかな?と思える。「人の細胞よりも腸内細菌は約3倍も多く、数で勝っているので、腸内細菌が支配している」と想像してしまう。
コメント
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