日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

私立小の実態、救いは?

2007年11月28日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
[マルタで知り合った4歳下のお友達との記念写真。娘は小さい子の世話が好き
しかし、この出会いは神のおぼし召しだった?]

2007年11月26日は敗北の日であった。
いや、勝利かも・・・・、あなたはどう思うだろうか?

インフルエンザの予防接種とは相性が悪い。
そう思いこむには充分なくらい、
過去における悲しい現実があった。

受けたあと、一週間は寝込んでしまうのだ。
ところが、こりない性格なのと楽天的なのとが手伝って、
よせばいいのに今年も予防接種を受けた。

かれこれ10日くらい前に、いやいや今年は大丈夫、と。
ところが、注射した当日、お腹がくだり、トイレにこもった。
しまった、やっぱりダメかあ、と悲しかったが、
寝るしかないのでひたすら寝ていたら、
嬉しいことにたった一日寝込むだけで、元気になった。

ところが、2日前、また体がおかしい。
仕方ない、こんな時は寝るしかないと腹をくくって、
午後3時くらいからベットに入った。

娘が帰ってきたのに、玄関まで行けない。
床から出られない。
大声で「お帰りなさい、ママ、調子悪いから寝てるの」
とかったるそうに、ありったけの力を出して言う。

娘がつかつかと寝室にやってきて、
せきをきったような勢いで
「ママ、係りに選ばれなかった」
という。
「誰が選ばれたの?」
この切り返しはまずかった。
「私以外は全員!」
う、てことは娘だけが落とされたのか!
娘ならずとも母とてショック!
「でも、ほら、係りじゃない方が楽しいじゃない」
というと、そんな慰めは空中分解してはかなく散った。
「ママ、もうこの話は絶対しないで、すごく落ち込んだんだから」
とぴしゃりと言われてしまう。

しばらくして、娘の様子が気になり、
ベットから出てリビングリームにいくと、
翌日の漢字テストの勉強をしているではないか。
なんと痛々しくも、強いのだろう。
悔しくてしかたない、
テストでいい点取って、リベンジ!
そんな殺気すら放つ娘であった。

さて、係りというのは
毎冬行われる「雪の学校」で、
道具を運んだり、雪道の立って皆の
道案内をしたり、と裏方のような係りのことで、
5年生から4人?6年せいから数人と希望舎を募って
決められる。

さて、こんな裏方をやりたいなんて
我が子ながら変わっている、と溜息をつきつつも
どこかで嬉しくもあった。
というのは、人に尽くすことの喜びや
裏方の大変さを知るいい機会だと思うからだ。
実際、寝泊まりするのも掘っ立て小屋で
他の子供たちのようなホテルではないという。

担当の先生に「どうして希望するか」を綴った
作文を提出した。
私はいっさい関与していないので、
娘がどんな作文を出したのかは分からない。
普段の日記の文から推測するに、
かなり、言い切り調で短い、
つまり手抜きのものであることは間違いない。

「そんな係り、希望すればなれるでしょ、
なり手が足りないんじゃない」
と言う私に、
「ううん、今日、締め切りに遅れて、Aちゃんが
申し込んだから、定員より1人多くなって、
先生が選ぶことになったんだ。」
という、実際、その後先生による面接があったという。

さて、私も娘も
「締め切りに遅れて出した子が
落ちるに違いない」と思いこんでいた。

だって、ルール守れなきゃ、
人の世話などできっこないじゃん。

ところが、実に落とされたのは我が子だったのだ。
何故?
親だからして、不服なのはもちろんだが、
私立というところは本当に不可解なことが多いのだ。

わが娘たちの学年は
いったん決まって、公に発表になった
4クラスの担任が、ある日突然、
その中の2クラス間で入れ替わったことがあった。
前代未聞の醜態で、
学校側が何かの圧力を受けて、
担任を変えざるを得なかった、とほとんどの人が推測した。
(ちなみにその2クラスのひとつが我が子のいるクラス)

どのお子さんが実力者とつながっているのかなど
分からないし、(そもそも真相は分からないのだが)
本当に気をつかう。

他にもフィリピンへの旅行など、
希望者を募り、やはり選抜があるのだが、
落とされたお子さんの親御さんは悔し紛れにこういう。
「結局、学校関係者か実力者の子供が選ばれるのよね」
と。

そう言いたくなる、何か、腑に落ちないものが
漂うのが私立なのだ。

さて、学校への失望はとっくの昔に乗り切っている私である。
娘が学校の先生の批判をしたり、宿題をさぼるようだったら
「とっとと学校をやめて
近くの公立に行きましょう」
と言うことにしている。
授業料はぐーんと安くなるし、
変なストレスは受けなくていいし、と
私はいたって本気でそう言っている。

大学までエスカレートに行ける学校なのだが、
ここで辞めたらもったいない、と断じて思わない。
できれば、途中で外に出るくらいの気概がほしい、
とむしろ思う。
ただし、偏差値が案外高い学校なので、それ以上の学校へ
行くのは本当に難しいのであるが。

とにかく、娘がショックで萎えてしまわず、
頭を切り換えて、
漢字テストの勉強を始めたのがわかり、
ほっとしてまた寝室に戻った。

さて、しばらくして娘がまたドタバタと寝室に勢いよく
やってきた。
う、うーん、と薄目を開ける私に早口で
「ママ、ママ、マルタで友達になった女の子から
誕生日プレゼントが届いた、ほら、見て、見て!」
と興奮して言う。

さっきはあんなにしょげていた子が、
いや、だからこそ嬉しいのだろうが・・・。
本当にジェットコースターのような急展開だ。

誕生日プレゼントの差し出し人は
この夏、浜辺で偶然知り合って、
住所を交換しあっていたマルタ人の母・子だった。
なんとタイミングのよい! 奇跡のような贈りものだろうか。

私はこんなささいなことに、
いつも神さまの深い配慮を感じてしまうのだ。
「ショックなことがあっても、負けちゃダメ!
ほら、いいことがすぐ起こるでしょ」
とイエス・キリストがささやいて下さったようで・・・。

いや、そういうことだと信じている。

ところで、選抜にもれたことは本当に悔しかったようだ。
次の日の漢字テストは(百点をめったに取ったことのない娘が)
「百点かも」
とリベンジしたり、と自信ありげに言っている。

さて、百点じゃなくても
いつもより点はいいだろう。
(さて、本当に100点を取った。取れると思って
なくて、ごめんなさい)

塞翁が馬、
とはこのことなり。





コメント
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