大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

戸隠神社参拝日記 5

2021-03-16 06:00:00 | 神社仏閣

彼女が予定外に誘ってくれたお陰で参拝できた火乃御子社と宝光社も溜息が出るくらい良かったです。木々の雄大さ、社殿の彫刻、空気、雰囲気。


雪深い中なので、神社には私たち以外誰もいなくて、静けさの中感謝を奉納するには本当によかったです。


宝光社のあの急な氷の階段を腕の力だけでのぼったため、日頃使わない腕の筋肉がピクピクしているし、帰りは直滑降の滑り台になる危険すら感じていました。これですから⇩




すると、周り道がありますから歩いていきましょうと教えてくれました。ふたりで陽光のさす迂回路を色々話しながら歩きました。


彼女は自分の感性が豊かすぎて戦争ものとか見ると自分が同じ気持ちになり見ることができないとか、祖父母の介護を1人でするお母さんを助けるため、数年前県外から地元長野に戻ってきた話しとかしてくれました。更に彼女の優しい側面を知ることができました。


そして、彼女がある心の傷を背負っている事も教えてくれました。すごく辛い中、それでも朝が来るように毎日毎日前に進まないといけない。私に会うまで、誰とも話したくなかったし、人に会うのも辛かったとも。


そして、この上なく私が感謝すべきご縁にも関わらず、彼女も私に会えて良かったと言ってくれました。戸隠に急に思い立って来たのも、何かに繋げてもらったんだとも言ってくれました。感涙。


戸隠参拝は、感覚で行かなきゃと前日に思ったようです。私、感覚人間なんです。と笑いながら話してくれました。おじいさんの命日が明日だとも言っていました。


参拝後、明日のお墓参りの為に長野市にこの後行くので車に乗って行きませんか?と誘ってくれました。実は行きに往復切符を買っていたので遠慮しましたが、そうしていなかったらご一緒したかったです。


5社の色んな説明、神様のことを彼女は下調べもせずにきた私に教えてくれました。雪国の可愛い女神様でした。


バス停まで送ってくれた彼女に私が別れる時に寸志を出そうとするとそれも受けとらず、私はこの恩に報いることなく胸に刻むことになりました。


だから、他のどっかから、彼女の悲しみを温かく包む何かがどかっときて欲しいと感じました。


若い彼女の心の傷が癒えますように。

彼女の善行のお返しがいつか何百倍にもなって彼女に降りかかりますように。

彼女の心の悲しみが塞がって、さらには日のひかりが雪深い山の雪を溶かすころ、彼女に雪崩の如く幸せが降り注ぎますように。


雪解けエルサ


私は、確かにそれは来る気がしています。

本当に、一期一会、感動の参拝でした。




優しさは雪のよう

覆う全てのものを

美しくするから


日記はおわり


【画像はエルサ検索画面より】


戸隠神社参拝日記 4

2021-03-15 06:58:00 | 神社仏閣

山頂にようやく着きました。鳥居の半分以上が埋もるこんな雪深いなか、参拝者も少ないし、1人なら不安どころではなかったです。


幸い抜けるような青空だったことと、彼女と一緒だったので、気持ちが晴れて本当に清々しく嬉しかったです。山頂の左手には九頭龍社、右手は奥社。奥社の御祭神は天手力雄命でした。天の岩戸を抱え放り投げた岩戸がこの地に隠されているから、戸隠というそうです。


九頭龍社


やっと山頂にある九頭龍社、奥社への参拝が終わりました。社殿は雪で閉まっていましたが、山頂の光と空気の清浄さに神様を感じました。


雪でない場合はすごく長い階段の先がここなんですよと教えてくれました。


移ろいゆく季節のなかで、雪に埋もれながらも、大地や木々の生命が芽生えるのをゆっくり息吹きをかけながら待っている感じがしました。陽光の暖かさがそう感じさせたのかもしれません。




帰りは、何回もツルツル雪の坂道に滑りました。ダンボールを持ってくれば、まさにソリにして滑って帰れるほどでした!


ちなみに、奥社からの帰り道に中社であったマスコミの方にまた会いました。彼女がお笑いで手相占いをする島田さんだと教えてくれました。




帰り道、これから残りの社をまわるから時間がゆるすなら一緒に行きませんかって彼女から誘ってくれました。


残りの社?知りませんでした。5社巡りが戸隠神社の醍醐味だと実は知らなかった私は、バスの時間があと1時間先だったため、お言葉に甘えて残りの宝光社と、火乃御子社に車で一緒に連れて行ってもらいました。


もともと予定は、奥社だけだったし、車でないと難しい5社全部を予定外に回ることになりました。凄い出会いでした。長野では、何より出会い(出愛)を感謝しないといけないと思いました。


彼女のお言葉に甘えて、残りの2社にもご一緒させて貰えることとなりました。


まずは、火乃御子社に行きました。御祭神は天岩戸の立役者、踊りのすごいアマノウズメ様でした。境内はとても趣きがありました。参拝後、ふと見ると大きな木が裏手にそびえ立っていました。私がそこへ行くと、それは素敵な夫婦木でした。猿田彦様とご一緒なのかな?と想像しました。




次の宝光社では長い真っ直ぐな階段があるんですが、凍っていて途中からツルツル滑ってしまいます。なかなか怖かったです!手すりを頼りに最後は手の力を頼りに上りました。戸隠だけにタヂカラ!?



お陰様で、若くない私の腕は2日ほど筋肉痛でした。


つづく


【画像は手相島田さんで検索】


戸隠神社参拝日記 3

2021-03-14 06:37:00 | 神社仏閣

道に迷ったことは方向音痴ですので何度もあります。誰かに聞いたり、看板を探して人生ウンジュウネン難を切り抜け乗り越えてきました!湧き上がる不安に対しては、なんとかなる!なるようにしかならない?そう思いながら、かなり歩きました。


すると、向こうからなんと車がきました。やったー。私は、車道にでて手を上げました。車は止まってくれました。たぶん、驚いていたと思います。可愛らしい女性が一人で運転していました。


私は、自分が戸隠神社の奥社に行きたいけど道に迷ったことをいいました。すると、かなり反対側にだいぶ来ている、自分も戸隠神社に行くから乗せて行ってくれると言ってくれました。泣きそうに嬉しかったです。


車で、自分が本当に困ってたこと、歩き回ったこと、長野にきた理由なんかを話しました。彼女は長野出身で戸隠は5回参拝してることを話してくれました。


しばらく真っ直ぐ車を走らせると、奥社の近くの駐車場に着き、車を彼女はとめました。その時、私は、ひとみ爺さんの言った「戻る」とは反対に歩いていたのだとわかりました。不安マックスから解放されたもののやはり一人は不安に思い私が、


「もしよければ 一緒に参拝、 いや、ついていくだけでもいいからお願いしていいですか?」


と図々しく言うと了解してくれました。嬉しかったです。

 

雪深い戸隠はそれはそれは神秘的でした。磁場のエネルギーが凄くて、木々がぐるぐるうねりそれを見上げるとクラクラしそうでした。






御祭神も調べずに戸隠神社に来た私に、彼女は色々と御祭神の事を教えてくれました。私より凄い若いのに神社が好きだったり、神棚をお祀りしていたり。


困った見ず知らずの私を車に乗せて、その上一緒に行ってくれ、色々と優しくて、無垢な可愛い女神さまでした。亡き友が困った私を天国から笑いながら繋げてくれたとも思いました。ありがとう。涙。


神社は感謝の参拝をするとこ、お願いばかりするのは違うかな、という話しもまさに同感でした!また、長野の自然溢れる大地のエネルギーや自然の豊かさを戸隠神社には感じるから好きだと言っていました。


奥社、九頭龍社は入口からかなり山の上まで歩きます。一緒に行ってくれて本当にありがたかったです。


手水舎は雪で埋もれていましたが、私は女人禁制の道を行ったかもと心配していたので、戸隠の山の神様にお詫びと礼儀をこめて、また禊の意味をこめて、滑りながらも、手水舎にいき、手と口をすすぎました。彼女も、その後続きました。






雪道でなければ手水舎簡単に行けるんですよって、後で笑いながら教えてくれました。


つづく


戸隠神社参拝日記 2

2021-03-13 07:07:00 | 神社仏閣

中社をでて、雪深い道を選びました。足跡はあるものの誰もいない。天気が本当に良くて、雪道はキラキラと綺麗。初めはるんるんでした。




静かな雪道に1人。20分ほど歩きました。そこには石碑がありました。その先は二手に分かれていて、石碑には、女人禁制の碑(女人結界の碑だったかな?)と書かれていました。


こっから先は明治までは女人の入山を禁止していたと。周りは雪景色。誰もいない。まずいかも、私はその雪道の女人禁制の道がたぶん細い方の道だと信じて、そうではない道を 選ぶことにしました。


罰当たりの道を歩いているかも、と段々不安が膨らみましたが、しばらくすると、車道にでました。少しほっとしました。しかし、自分の場所がわからないのです。かなりの方向音痴にいつも夫に笑われてしまいます。


今回は1人ですので、看板がどっかにあるだろうと、とにかく前に歩きました。すでに1時間位歩いていました。越水の看板がありました。地図をみました。二手に分かれていました。反対側かな?真っ直ぐかな?もとに戻るのかな?なんだかわからない。元に戻ろうかと歩みを少し進めましたが、いや違うあの看板の先だと思い直して引き返しました。


そっから、どこをどう歩いたかわかりません。道は分かれていなかったと思いますが、車一台通れるくらいの道でした。除雪してあり美しいのですが、同じ様な景色が連なります。コテージが何軒かあったので聞いてみようとピンポンしましたが、返答がないのです。どうしよう。不安をかき消すため、大祓祝詞を唱えました。不安が少し和らぎました。


すると、しばらくして民家の大きな木に繋がれた柴犬が2匹みえました。私が前を通ると、ワンワン吠えるのです。この道ダメってこと?とまた不安になります。看板のある所まで行こう。そっから間違えていたら引き返そうと2匹の犬を横目に進みました。


そして少し先をいくと人の姿を見つけました。やったー。と、私はその方に向かって話しかけました。でも、気づいてくれません。それで近寄ると、かなりのおじいさんで、耳が良くないようでした。しかも、薄着!?


「戸隠神社の奥社に行きたいんですが、どう行けば良いですか」


と私がいうと、「あんだって?」を繰り返します。何回も私が奥社に行きたいって言ったのですが、「あんだって?」を繰り返します。最後に「わからん」と言われました。志村けんさんのひとみ婆さんをお爺さんにしたような方でした。笑。




だめだこりゃぁ、、と私が諦めてありがとうございましたと言って去ろうとすると、急に、「ここは旧道で、間違えとる。」と言いました。「神社はこっからなら突き当たりを真っ直ぐ500、曲がって左に500、そしてまた500戻る」と何と教えてくれました。


ひとみ爺さんが突然、道案内の神様?に変身しました。私は頭を下げお礼を言ってから、お爺さんの言った通り進みました。



そのとおり、500メートル位で突き当たり、左に曲がりました。


一度目の突き当たりを左手に曲がった写真

また500メートル位で突き当たり、国道にでました!!しかし、ホットするのも束の間、ここで問題が発生します。その国道をどっちに戻るかわからないのです。ひとみ爺さんは、国道を戻るといいましたが、、、。


実はあまりの景色の美しさに写真を撮りすぎ、携帯の充電がなくなりました。充電池をもっていたので充電しようか迷いましたが、この寒さで充電池さえ切らしたら遭難の際に困る!とっておこうと最悪の事態を想定しました。そして、充電池をお腹に入れて温めました。


よし、一か八か右に曲がろう!次に車が来たら聞こうと思いました。でも、なかなか来ません。こんな、国道もあるんだぁ、中社からもう2時間以上歩いています。涙。



つづく


【画像はひとみ婆さん検索画像より】



戸隠神社参拝日記 1

2021-03-12 06:36:00 | 神社仏閣

2月末、戸隠神社を参拝しました。妹から、凄い良いと聞いていたのでいつか参拝したいと思っていました。長野に行かなければならない用事ができたので、空いた時間を使って行くことにしました。


長野駅からバスで約1時間。バスの出発時刻を間違え、1時間出発が遅れました。バス停で、地図を貰い歩き参拝になりますがどのくらいかかりますか?と聞きました。かなりかかりますよ、往復3時間はかかります。得に奥社は今の時期雪深いから大変ですよといわれました。でも、どうしても行きたいから、やはり、覚悟していくことにしました。


妹に勧められたこともひとつの理由でしたが、3年前に病で亡くなった大切な友人が長野、佐久市の出身でした。


バスが雪の積もっていない長野駅を出発して、戸隠まで1時間北上しました。この1時間で辺りは真っ白な銀世界へワープしました。戸隠神社の中社近くのターミナルでバスが停まったため、そっから地図をもって参拝を開始しました。


実は今までもそうですが、よっぽどでない限りあまり御祭神を調べずに神社は行きます。先入観を持たないように、と言えば聞こえは良いですが、神様の名前は難しいし、あとで復習するのが好きなので!今回も、戸隠神社の御祭神を全く調べずに行きました。



最初、雪が積もった中社から。中社の横をみると小さめの朱い祠があって、雪の白に朱が目を引きました。みるとお山の神様、日吉社でした。手水舎までも積雪でなかなかでしたが、神様への参拝の礼儀なので手を洗いこっちから参拝しました。御祭神は瀧津姫さまでした。


中社でTV局の人がいて、お笑いで、手相占いもやる島田さんが何か撮影していました。あまりテレビを見ない私がその方を島田さんだとわかったのは、後からです。島田さんは戸隠の歴史?をガイドさんに聞いて、えーそうなんですかぁとか、面白いですねーとかとても元気に言っていました。マスコミ関係の方は元気がありますね。


遠巻きに、ガイドさんの話を聞くと、中社のお宮の天井には龍の絵があって一度火災で焼けたけど復元されたとか、トリビアを話していました。参拝が撮影中出来なかったので、待っているあいだ、神社の木々を見ました。磁場のエネルギーが高いのか、非常にエネルギーの強い、うねる形の木々が天に向かってそびえ立っていました。







そのパワーに圧倒されているとようやく参拝出来そうになったので、中社を参拝しました。お待たせしてスミマセーンと、にっこりTV局の方が言ってくれました。私も、トリビア盗み聞きしてスミマセーンと思いつつ、笑顔で頭をさげました。さっきの天井の話を聞いていなかったら多分覗くこともなかった社殿の天井も覗いてみました。大きな龍の絵が白に黒い墨でかかれていてびっくりしました。


参拝がおわって、雪なので奥宮にどう行こうかなと思案していると、中社から少し出た所で道がふたてに別れていました。


奥宮への歩きの参拝はこちら、30分の看板をみつけました。


目の前に広がる道は、雪深いけど、足跡が無いわけではなく、雪が珍しい南国生まれの私には魅力的かつ近道かなとその道を選びました。実は、、こっからが苦難がはじまります。


つづく