昨日のつづきです。
機織りで思いだすのは、服織り女(はたおりめ)です。
この服織り姫は天棚機姫神(あめたなばたひめ)のことで、その名の通り、七夕伝説の織姫様にあたります。星に縁があり、別名ワカヒメ様とも言われています。
神々のために星を散りばめたような着物(天の羽衣)を織っていたんでしょうか。素敵です。また、七夕伝説にあるように、琴座のお姫様です。お琴も嗜んでいたのかも。お琴も機織りもなんとなく似ていて、弦で繋がります。
琴座の織姫様は、ワカヒメ様とも言われているだけに、和歌(ワカ)がお上手なので、綺麗な音を奏でる点で琴と和歌が繋がります。
このお姫様は、天岩戸開きのきっかけとなる布を織った、倭文神=建葉槌命(元祖 機織りの男の神様)と機織り繋がりの縁があったと推測します。
カガセオ様は、建葉槌命が琴座の織姫様(=天棚機姫神あめたなばたひめ)の縁者だとわかり仲良くなり、星繋がりの縁で結ばれたのかな。
何ともうひとつ考えました。(←空想が止まらない!!!。)更に逆の視点から空想を膨らますと、
七夕伝説を深読みする、、、
スサノオ尊は、「牛」頭大王とも呼ばれています。牛繋がりで、もしかしたら牽「牛」彦星と縁があった?と空想しました。
そう考えるると、天の服織りのお姫様が、スサノオ尊の縁者?彦(ヒコ=日子)星に縁により引かれあった。
猛烈にまわりは反対するが、2人が惹かれるなら仕方ないと、建葉槌命は星神様カガセオに、姻戚になる以上、天照大神に従うという条件と2人の会う日を決める条件付きで認めた。
だから、
一年に一回だけ逢うことを許されて服織り姫(=織姫)は牽牛彦星と会い(愛)、時間をかけてお互いの愛を確認する
前者は、自然な縁により惹かれあい恋に落ちる、家族になる。縁があるもの同士が引き合う。そして、何の抵抗もなく繋がる縁=純粋な縁、順縁(純縁)です。
一方、後者は色々な摩擦があり、反対されたり、苦しんだり、究極は摩擦を解消するために出会う縁であり、悪縁かもしれません。
色んな縁をあるがままに受け入れ、一見悪縁と思われるような縁を順縁(純縁)に変えているけると、虚空(=抵抗の存在しない世界)に辿りつけるのかもです。
自分の世界にいた悪縁と思われる縁が順調な縁だったと捉えていけるまで輪廻を繰り返すのかもしれません。どの縁も肯定して捉えられるように精進したいものです。
つづく
【画像は月岡芳年浮世絵画像、古代機織り、兵庫県播磨町ホームページ弥生の古代琴検索より】