エフェソス(エフェス)は、紀元前11世紀にかけて、ギリシャから移住してきた人々が建てた町。
現在のエフェソスは、トルコの小村アヤソルクの一部であるが
その遺跡は、世界最大級の大規模な古代都市遺跡で、アルテミス神殿を中心に繁栄したという。
最盛期には約10万人が暮らしていたとされています。
大理石でできた大通りと、それに沿って建つ神殿や住居跡、教会跡、大劇場が並んでいます。
なかでもセルスス図書館の大きさ、美しさには圧倒されました。
ヘレニズム都市として栄えたが、紀元前2世紀に共和制ローマの支配下に入り、
小アジアの西半分を占めるアジア属州の首府とされた。
共和制ローマ最末期には、権力を握ったマルクス・アントニウスが
プトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラ7世と共に滞在した地で、
映画の一場面のように、港通りを本当に馬車で通ったのだという。
行政と商業の中心として、広大な帝国内でも5本の指に入る大都市として発展したが、
7世紀に入るって、港が浅くなって使えなくなり、アルテミス信仰も時代の変化で力を失い、
さらにアラブ人の攻撃をたびたび受けたことを直接のをきっかけとして、
8世紀に至り東ローマ帝国はエフェソスを放棄したという。
1896年以来、組織的な発掘調査を続けているが、現在まで8%が発掘されたところという。
アルテミス神殿は、現在はその跡地に、復元された柱が1本建っているのみ。
世界遺産には登録されていない。遺跡の再現に際してあるまじき手法を使ったためという
アレキサンドリアの図書館、ベルガモの図書館と並ぶ古代世界三大図書館の一つ
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スポーツ用品のナイキは、勝利の女神「ニケ Nike 」にあやかって
ナイキ NIKE という社名をつけた。ロゴマークはニケの羽の部分に似せたものという
紀元前550年頃、120年もの歳月をかけて建てられたアルテミス神殿。
アテネのパルテノン神殿を上回る規模で、高さ19mの白大理石の円柱127本で彩られており、
その壮大さから、当時、世界七不思議の1つに数えられたという。
現在はその跡地に、復元された柱が1本建っているのみ