猪苗代湖一周【3-1】小平潟天満宮・優婆衣堂「おんば様」・麓山神社
25年度、地域の歴史・史跡などの現地学習第3回目は猪苗代湖一周しての学習・・・
千年前かそれより以前のこの辺りに暮らしに思いを馳せ、歴史にロマンを感じました・・・
見学箇所が多いので2回に分けてアップしようと思います。
BGMは懐かしいような感じをおぼえるメンデルスゾーンをシリーズで・・・
猪苗代湖は南北14キロメートル、東西10キロメートル、湖面面積103.9k㎡の日本で4番目
(琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖の次ぎ)に広い湖で、会津若松市、郡山市、猪苗代町に囲まれています。
猪苗代湖の湖面は標高514m、最大深度93.5mの湖です。時計回りに一周しました。
小平潟天満宮、関脇優婆衣堂、麓山神社を見学後
舟津浜 (郡山市湖南町舟津)でシートを広げて昼食・・・
舟津公園は猪苗代湖の南側にあり、正面に磐梯山が見える。
磐梯山を眺め、心地よい風に吹かれてのランチタイムでした。
画像クリックでスライドショーへ。BGMの音量にご注意ください。
小平潟天満宮・・・
小平潟天満宮
菅原道真をまつり、大宰府,北野とならび、日本三天満宮の一つといわれる。
創建は伝・天暦2年(948年)。元北野天満宮の神像を滋賀県にある比良神社の神良種が
神のお告げにより、景勝地である旧社地に勧請したのが始まりとされます。
現在の本殿の建物は会津藩3代藩主 松平正容が天和2年(1682年)に建てたもので、
会津藩守護の為、鶴ケ城(会津若松城)を向いている現在地に遷座したと伝えられています。
天満宮本殿は、小さな規模の神殿ながら建築と工芸の調和によって、
江戸時代初期の造営であるが桃山式彫刻の手法を如実に顕現しているとされ
昭和48年に猪苗代町指定重要文化財に指定されています。
金網に覆われ頑丈に保護されていてよく見ることはできませんでした。
その他に、福島県指定文化財 紙本墨書猪苗代兼載書八代集秀逸
猪苗代町指定文化財 算額(町指定重要文化財・一般非公開)があります。
関脇優婆衣堂 「おんば様」
関脇 優婆衣堂(堂守のお話)
地元では「おんば様」といわれ、安産と産後の安穏を祈って参詣されています。
おんば様は秘仏で公開されることはないそうです。写真を見せてもらいました。
現在の建物は大正13年に建築されたものだそうです。
関都字権現山にある麓山神社
関都字権現山にある麓山神社
旧村社。猪苗代地方の麓山信仰の総社的存在で農民を見守る農耕の神、田の神という。
大同元年(806)に神官土屋利典の祖先土屋権大夫利胤が岩舘山へ勧進したと伝えられるが、
永禄元年(1558)に現在地に移され、天正年間(1573~1591)三浦盛国が再建した。
保科正之が入部してからは『会津神社誌』『会津神社総録』などの撰書にも記載されるようになり、
藩政期には本殿・拝殿などが藩によって修繕された。
境内には、安永3年(1774)建立の右大臣・左大臣像(石像、猪苗代町指定文化財)がある。