前回、初走行で良く走ってくれたFAZER Mk.2なのですが、加速や安定性の向上の為にデフをあたっていきたいと思います。
オイルダンパーの交換で安定性は向上したものの、デフが柔らかいのでコーナリング中の「巻き」や立ち上がりで「駆動抜け」が発生していました。
そこでデフの小ベベルギヤを 2個 → 4個 に変更し、コースに合わせたオイルを入れて硬さを調整していきます。
まずは説明書の確認です。
なんだか×が沢山ついていますね。
Σ(´Д` )
ナニコレ!?
どうやら、リングギヤやデフカップ以外は他のマシンのデフを流用するみたいですね。
とは言え、デフケースまで準備するのは面倒なので、現在のデフにギヤとパッキンを加えて使ってみたいと思います。
ギヤセットとパッキン、クロスシャフトを買ってきました。
元々のギヤは使用せずに予備として保管し、こちらのギヤに全て入れ替えます。
パッキンやクロスシャフトも予備があるので保管しておきます。
デフを取り外しました。
リングギヤも鉄製で頑丈な作りになっています。
樹脂製のリングギヤと違って、これなら駆動系の破損の心配はないですね。
ケースを開けてみるとグリスが充填されていました。
シャフトも切り欠きが無いもので、再利用ができないです。
フタの方は(ケース側もですが)何故かOリングが外側に付いているので、何か理由があるのかもしれませんね。
とりあえずOリングで押さえる事ができるのでデフオイルが入れられます。
ケースの取り付け部は「面出し」をしてオイル漏れを防ぎます。
パッキンはもちろん、カップの軸やOリング、ケース内のシムにグリスを塗っておきます。
ベアリングはグリスを抜いて、
凄い潤滑油「ベルハンマー」に漬けておきます。
このオイルは「がっちりマンデー!」でも紹介されたもので、かなりの潤滑性と対磨耗性を発揮します。
自分はこのベルハンマーを愛用していて、特にGPカーのエンジンやデフカップ、ユニバーサルシャフトに使っています。
違いが分かる位に金属部分が長持ちする様になるので、おススメの一品です。
組立ては難しくないのですがドライブシャフトのカップが大きくベアリングが通らないので、先にベアリングを取り付けないと
全部ばらす羽目になります。
Σ(´∀`;)
ヤッチャッタヨー。
センターシャフトのカップ内にOリングを入れておきます。
適度に前後のカップを押してくれるのでピンの掛かりがよくなったり、リングギヤの噛み合わせがちょうど良くなります。
バッテリーを載せて動かしてみましたが、とりあえずは漏れが無いみたいです。
漏れが発生したらデフケースの交換も含めて検討します。
次回、テスト走行です。