不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Arrivando sempre tardi, ho imparato di correre

2006-03-04 23:26:00 | スポーツ

イタリアでは相変わらず
ADSLさえ機能していないという地域があるし、
たとえADSLのシステムが整備されていても
電話会社のお粗末な仕事のせいで
導入できずにいる人もかなりいます。

しかし、ヒカリも徐々に普及してきていて
Fastwebの広告をよく見かけるようになりました。

今このFastwebCMキャラクターは
モトGPValentino Rossi(ヴァレンティーノ・ロッシ)。
バイクの世界では最速の男ですから
このCMへの採用は当然。

うそか本当かは知りませんが、
彼は小さい頃から「遅刻魔」で、
そのおかげで「走ることを学んだ」のだとCMの中で言ってます。

ついこの前までヴァレンティーノは
テレコム・イタリアのADSL
キャラクターやっていたと思うんだけど…。
引っ張りだこなのですね。
というのも彼の素直で朴訥としたキャラは
イタリア人に大人気。
そして世界的に知名度もあるわけですから、
企業としてはなんとか自社CMに起用したいわけです。

10500世帯を対象に先月行われたアンケートの結果でも
ヴァレンティーノは最も優秀で、最も親近感があって、
そして最も信頼感のあるスポーツ界の
有名人として選ばれています。
知名度の項目で
フェラーリのドライバー・シューミー兄に
一位の座を譲った以外は
すべてトップに立ったヴァレンティーノ。
この人気は2006年も続きそう。

ちなみに他に名前が挙がったスポーツ選手は
フランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)
アレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)
クリスティアン・ヴィエーリ(Cristian Vieri)
パオロ・マルディーニ(Paolo Maldini)
ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)
ってサッカー選手ばっかり。

オリンピックより、
サッカーの結果が気になってしかたなかったイタリアらしい。

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Fiat Panda

2006-02-22 23:03:00 | スポーツ

フィアットが好調。
イタリアの経済を引っ張ることができるかどうか。

パンダ(Panda)は
モデルチェンジの前は
フロントグラスはまったいらで
ワイパー一本でフロントガラスをキコキコやっていた
超原始的な車だったし、
あんまり居住空間が広いともいえなかった。

でも新モデルになったパンダは
まったくデザインも変わったけれど、
本当に生まれ変わった感じ。

イタリア工業デザインといえばAlessi(アレッシ)。
生まれ変わってデザイン性のあがったパンダと
イタリアを代表するAlessiのコラボレーション。

Panda_alessi_02

Panda_alessi

FiatPandaは次回作「007」にも登場するらしいので
今一番熱い車かもしれない。

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Tour S.siro

2005-04-03 12:17:49 | スポーツ
Museo più visita guidata allo Stadio costa 12,50 euro.
immagine3.jpg
フィオレンティーナファンとしては
別にミランやインテルのスタジアムに興味はないのですが(笑)。
サン・シーロにはスタジアム見学ツアーというのがあるのですね。
日曜日も含め毎日(但し試合のある日は除く)
10:00-17:00の間、何回かツアーを行っています。


Coppa Italia

2005-03-16 18:16:17 | スポーツ
Fiorentina vs Roma
immagine1.jpg
コッパ・イタリアの試合。

私の所用が片付いたのが17:00。
この日の試合開始は17:30。

天気もよかったし、スタジアムまで出かけることに。
チケット持ってなかったけれど、
当日券を購入すればいいよねってことで。

スタジアム周辺はリーグ戦のときほど混乱してはいなかったものの
チケット売り場には列ができていた。
マラトーナ(Martona)のチケットを買うつもりだったので、
手前にあるチケット売り場を横目で見て先に。

クルバのチケットは安いから
きっとみんな列作っているのだろうと思っていた。
甘かった…。
マラトーナのチケット売り場のほうが列が長かった。
もちろん列になんかなっていなくて「団子状」で
チケット売り場のブースにたかっている状態だけれど。

一般チケット14,00ユーロ
女性などの割引10,00ユーロ。

まだ試合開始まで15分ほどあったので、おとなしく列に並ぶ。
しかし、一向に列は進まない、というか団子はさらに膨らむ一方…。
周囲のおじさんたちがだんだん声を荒げてくる。
チケット売り場のブースの窓口が一つしか開いていないので、
団子がぜんぜん捌けない…。
文句を言いながらもまだ余裕のあるおじさんたち。
しかし、試合開始のファンファーレが響いたら様子が一転。
みんな殺気立ってきた。
私は小さいので群集の波にもまれて
息もできないほど大変な状態で15分ほど。
するとゴールを知らせるシグナル。
もうおじさんたちの怒りは収まらない。
いい瞬間を見逃したぁと大騒ぎ。
(実際はローマの自殺点だったので、
いい瞬間でもなかったのですが)

怒りまくるおじさんたちの勢いに負けて
試合開始後20分で
なんと
入口のゲート開放。
チケット持っていなくても無料で入れることになったのでした。
ラッキーといえばラッキー…。
その場にいた70人あまりのチケット持たない観客が
どっとスタジアムになだれ込み。
フィオレンティーナはざっと計算しても1000,00ユーロ近くの損出。
いいのかしらねぇ、そんなことで。

どうしてこんなにも「システム」が機能しないのでしょう…。

あ、試合は延長戦になり、
PKでローマが勝ったのです。なんてこと…。


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