あいにく、小雨のぱらつく復活祭となりました。
10年いて初めてのような気もします。
フィレンツェでは復活祭の日に
ばかげたド派手なお祭りがあります。
白いキアーナ牛に引かれた「花火仕掛けの山車」がドゥオーモ前に登場。
11時になるとドゥオーモ内で行われているミサもたけなわ、
ちょうど「Gloria(グロ-リア)」を合図に
主祭壇から張子のハト(精霊のシンボル&平和の象徴)に点火され
そのハトが勢いよく飛び出して山車に点火。
そして、ド派手な爆竹花火が炸裂するのです。
例年なら9時半過ぎには「いい場所を確保」するために
(日本のお花見みたい・・・)
ドゥオーモ前に出向くのですが、
今日は朝から雨。
気分はブルー。出かける気もせず。
特に10時頃には雷を伴う大雨になっていたので
「絶対中止、中止よねぇ」とココロの中で思って
今年は行かないと決めたのでした。
しかし、11時を前にして、雨が上がってきた!
となると行かずにいられない私。(爆)
で出かけたものの、既に広場は人ごみ。
花火が炸裂している音と煙はよぉく見えたんですけど…。
まぁ、雰囲気は味わった。
帰りがけを待ち伏せして写真だけは撮ってきました。
ことあるごとにフィレンツェの街中を練り歩く
「フィレンツェ共和国風歴史仮装行列」の一部。旗振隊。
花火の仕掛けられた山車。
パッツィ家に由来するものなので紋章つき。
しかし、近くでよぉく見ると雨で湿気ってしまったのか
炸裂していない火薬が結構残っていました。残念。
四頭立てで山車を引っ張るキアーナ牛。
でかいです、白いです。いつ見ても。
このキアーナ牛はいずれ
フィレンツェ名物のTボーンステーキになるのです…。
Oggi è Pasqua piovosa.
パッツィ家とスコッピオ・デル・カッロの関係については
こちらの「Chiesa di SS.Apostoli」も参照してください。