1月26日から30日まで、
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで行われた
アジア自転車選手権大会2016。
伊豆の国市民も入場無料で観戦できるということもあって
土曜日に観戦に行こうと思っていたら、
ひょんなことから平日に仕事として視察に行くようにお達しが。
ちょっとラッキー。
ということで、視察に行ってきました。
写真も視察のための実務的なものを中心に撮影したのですが、
その中から何枚か。
2年前日本に戻ったばかりの頃ここを見かけた時は、
こんなに注目を浴びる前だったので、
私も全然気にかけてなかった、ごめんなさい。
改めて見ると綺麗な流線型の建物です。
駐車場も広々しているし。
オリンピック競技の開催地に選ばれたことに対する
伊豆市の嬉しさが伝わってくるメイン入場口。
今回はアジアレベルとはいえ、
リオオリンピックの選考会を兼ねていることもあって、
なかなか見応えのあるレースが繰り広げられていました。
自転車競技のトラックを初めて目にしました。
全天候型トラックは周長250メートルが総シベリア松張りの木造トラック。
とにかく美しい。
トラック中央でひっきりなしに動き続ける選手たちのストイックさに見とれ、
レースごとの準備やルーティンに感心し、
疾走する自転車のスピードに驚き。
イタリアのロードレースは何度か見たことがあるけれど、
トラックレースはまた違った魅力が。
レース種目が幾つかあり、それが淡々と繰り広げられていき、
アナウンスは必要最低限だったので、
確かに見始めたときはモヤモヤしたけれど、
じっと見ていると、なんとなく流れやルールがわかってきて
その先に、選手への興味や、レースの面白みがやってくる。
そんな楽しみ方もいいなぁって思います。
ネームプレートもおしゃれ。
選手との距離感の近さも売りになっているこのトラックですが、
ガードがなにも無いに等しいので、
たとえ故意でなくても、
観客席からの落下物による事故もあり得るよなぁって思ってしまい
怖くなってあまりトラックに近づけなかったり。
後日、地元のラジオでは
レース中のアナウンスが少なくて、
なんの競技をやっているのか理解できなかったという声もあったと
レポートされていたし、いろいろな課題が浮き彫りになったようで。
こういう反省と対策を繰り返すことで、
4年後のオリンピック開催時に完璧になっていることを願いつつ。
メイン入場口の壁面。
トラックに使われているのと同じシベリア松を
おしゃれな感じにはめ込んであります。
競技施設としては、おそらく問題ないのでしょうけれど、
付属部分ではまだまだ解決しなくちゃいけないことが山積みかと。
オリンピックでは1日5000人の集客動員を見込んでいるとか。
そのためには、観客席数を増設しなくちゃいけないでしょうし、
世界大会レベルのセキュリティはやはり必要。
動員数が増えればゴミもでるので、会場内でのゴミ処理対策も必要。
なにより、アクセスルートの拡幅と渋滞対策は必須。
時間と費用の限られる中、
伊豆市はこれから相当力入れないといけないでしょうね。
視察に行ったからには、
私も仕事で何かお手伝いできたらいいなとは思っていますが。
どうなるかなぁ。