25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、35年間健康診断0回の後期高齢+2、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

Oldman & 北陸砂漠?

2024年09月06日 | 気象
2024年9月6日(金曜日)午前5時45分:[  23c/34c/0%  ]{ 23c/34c/0% } 快晴

台風でも2,3個まとめてやってこないと、当分、多分2週間ほどだが、福井に雨は降りそうもない。空見師の予感としては、9月中下旬に入ると、雨だらけの水浸しになりそうだが、この9月上旬の乾燥期、果たして、山椒の苗木は生き延びれるだろうか?

気象庁の連日連夜の「御予報」と「おそれ」に小躍りして期待した台風10号で大地が水浸しになって、一息つけると思っていたのに、水浴びどころか、乾ききった喉にコップ一杯程度の水を与えられただけ。またまた、乾燥の日々が続く。

昨夕は、午後4時の西日にガンガン照り付けられながら、古い家の西側の下屋のトタン屋根を、結局、全部塗り終えた。10年以上も昔にアマゾンで買ったスプレーガンの2台目が、実によく働いてくれる。

いや、10年目にして、ようやく、使い慣れたというか、何事も、大胆に、思いっきり、やりたいことを徹底するというか、そんな根性が、この年になって、ようやく、目覚めたというか、精神が進化したというか。塗装作業そのものに費やす時間は、1時間とかからない。問題は、ボトルに塗料を詰め替える作業を何度も繰り返すことだ。汗が滝のように流れる。

クタクタに疲れたが、塗り終えた気分は最高。後片付けに、自宅階段を何度も往復し、シャワーをたっぷり浴びて着替え、5時半過ぎに一服しながら、お昼に福井駅で一緒にソースカツどんを食べて別れた、神奈川に住む大学時代の友人に電話したら、「一人反省会」と、まだ、小松で一杯飲んでいるという。

どうやら、小松ー羽田の夕方の飛行機を予約していたので、大いに時間が余ったらしい。福井でぶらぶら、小松でぶらぶらして、高齢者の徘徊もどき一人旅。我らが青春時代に流行った言葉に「デラシネ」というのがあった。「根無し草」の事だ。故郷を出て、都会で生活をする企業戦士は、都会のコンクリート箱に、家族を作る。生活に便利な養鶏場のようなコンクリート箱が、「家」であり、「故郷」として育つ次世代の「哀れさ」を、我々世代は心の底で知っている。何せ、自分が育った「実家」を知っているのだから。

アフリカや中東の難民と変わらない。世界中がデラシネ時代。電脳空間に逃げ込めば、そこはあの世と変わらない。

「ところで、何か、僕に言いたかったんじゃないか?例えば、俺は癌でステージ4だから、この世の見納めに、一度会いたかったとか。」
「いやいや、別にそんなことはない。ただ、ちょっと、フラッと。」
「元気そうだったし、病気を患ってる風には思えなかったが。」
「無い無い、大丈夫。」
「そうか、それならいい。どっち道、互いに人生の時間つぶしを生きている。屋根の塗装で汗を流しても、時間つぶしだから、まあ、ゆっくり反省しろよ。慌てて帰る必要も無いだろうし。」
羽田から、神奈川の自宅まで、1時間で戻れるらしい。

さあ、このくそったれな快晴の日々が続くお天気予報に、山椒の苗木が、今度こそ半分は壊滅するかもしれないと観念して、スカイテレビの女子ゴルフ中継でも楽しむとしよう。午前中はワイフを街中に送ったついでに、ブルーベリー農家の組合長(同級生)を訪ねて、コシヒカリの玄米30キロを貰ってくる。

鳥小屋に住む都会の住人ではないのだ。政府の陰謀に敗北する後期高齢者プラスワンではない。せめて、一日2食は白米を「食う」のだ! 貧困でも。