モノと心の独り言

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メディア事業とメッセージ事業の分離

2005-04-22 09:59:18 | コミュニケーション-メディア
ニュースもメッセージとして、
ライフスタイルやテーマ別話題とそこでの商品情報と同列に扱ってみる。


すると、メディアから、メッセージの制作者・編集者が独立してゆくのがわかる。

メディア自体、
印刷技術の分野では、印刷機能と取材・編集機能は分かれてきた。
新聞社や個人メディアは自主印刷を行うが、
多くの印刷会社は、メディア編集事業者とは分離している。

放送は、その機器・設備が巨額というだけでなく、
電波という社会資源を、専用する権利により公共事業として
自由参加が認められない排他的な事業だ。
発展するに従い、技術・システム部門と番組制作部門、そして営業部門と分離・拡大してきた。
そして番組製作部門は、外部化し、伝達者・進行役として、アナウンサー・キャスターなどのエンターテイナー化が進んでいるとのことだ。
営業部門は、企画・広告代理店が多くの商品提供者を仲介してゆく構造になった。

今後、どのルートでその活動を支えるコストが払われるのかが、
この勢力分布をきめてゆくだろう。

そして、メディア事業とメッセージ事業が、放送においても分離して行くと同時に、
メッセージ事業も制作と編集が分離し、事業と生活との境界があいまいになってゆく。
この分離を可能にしてきたのが、ITネットワークなのだ。
ユビキタス社会は、通信と放送の境界を取り払い、
街もモノのメッセージ化を進め、
生活空間がメディア化されてきた。

ps)NHK受信料不払いも、一時的な信頼関係などではなく、
社会構造的な変化の現れではないか?



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