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PASMOの利用開始と、交通ポイント制

2007-03-19 09:04:37 | 暮らし・街・環境
首都圏でも私鉄・バスの非接触ICカード化が始まったパスモ(PASMO)
関西のICOCA、PiTaPaや、スイカ(Suica)の普及から考えれば、やっとという感じ。
しかしこれは、
交通というサービスが乗り継ぎ時間の調整から相互乗り入れ・共同運行管理という連携を深めてきたことと、
支払いという財務がバス・電車などの交通機関相互に連携してきたことの、
大きな転換点なのだろう。

情報という意味では、時刻表の相互連携から事故・災害対応する運行情報の連携は進むだろう。
個人ID別の乗車時刻・乗車区間の情報を集積すれば、多様なオフピークを活かした、多様な運賃サービスもでてくるだろう。
これは、世界の航空業界の変化をたどれば、類推できる。
BSP決済という航空運賃の一元管理、
予約システムによる航空会社の連携運行、
運賃制度の多様化から、マイレージ・サービスの開始による個人ID化
利用データに基づく多様な割引制度と競合の激化・再編

そして、高額な国際・長距離航空運賃にともなうポイントが、他の業種の基軸ポイントとなり、
ホテル・レンタカー・ショッピング・サービス利用へと、つながり続けたように、
日本においては、鉄道ポイントが、他の商品・サービスを繋げるポイントとなりうるだろう。

世田谷線では、実験的事業として、2003年10月から、オフピークのポイントがついていた。
このせたまるカードは、PASMOとは別しか使えない。
今、PASMO,Suicaで、ポイントが付くのは、自動決済するクレジットカード会社からの販促だ。
いつ、公共交通のポイント制が認められるのか?

少子・高齢化社会では、通勤・通学による利用者は減る。
高度工業化をへた情報化社会は、モノと情報は、宅配とネットに代わり得る。
予測上では、自家用車=個人交通手段によるCO2排出が増える。
より公共交通の利用を促進し、
モノの消費ではなく、
サービスの消費と交歓の場を提供するのが、
公共交通事業の役割ではないか?

個人のほうから云えば、
自宅を中心に、モノと情報を集約する生活を求めるのか?
人と人が関わり、伴にする場をもつことを求めるのか?

公共交通機関および、その統制をおこなう国土交通省が
より時代に沿った対策を施行する時期ではないか?

交通ポイント制を早く!


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