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映画「ゴッド・ディーバ」 GOD DIVA

2005-04-29 19:35:49 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
フランスのエンキ・ビラル監督「ゴッド・ディーバ:GOD DIVA]を観る。

(これは、面白くて、メモ書きした、オタクの独り言)

ゴッド・ディーバ GOD DIVAでは、
宇宙から地球への侵入口に生まれたジルの、
体内の混沌が徐々に組織化されて、女性となって
エジプト神ホルスがわが身をかけてのり移った革命詩人ニコポルとの
子供が生まれ、人間の世が続く・・・
という遺伝子的な愛の物語なのでしょうか?

キリスト教でのように、アダムとその骨から生まれたイヴの世ではなくて、
多神教のエジプト神ホルスと結ばれる神性のジルが、
もう一度地球に人間を生み直す、宇宙神話の物語。

様々なシーンで、「ブレードランナー」が思い起こされる。
しかし、LAのレイチェルはデッカードとの失楽園行きだったが、
このジルは、NYからパリに移り住み、ハッピー・エンド。
刑務所帰りのニコポルを迎えるジルと、赤ちゃんと、
付き添うホルス鳥との和やかなシーンで終わります。

「マトリックス」では、トリニティーは死に、ネオの最後の審判になってしまうし、
「攻殻機動隊:GOAST IN THE SHELL」の素子は、電脳ネットワークに溶け、
バトーは取り残される。

映像は、マン・レイの後裔のような光の扱い、
’50のようなレトロなデザインと錆まで感じる超アート、最高だよ。
シュモクザメのイメージは、引いたけど。

生な表情が際立つ実写の3人と、
他のCGの無機質なキャラクターは、
バイオ・ナノ・テクノロジーの果て、
サイボーグやレプリカントに溢れる世界らしいといえば、
らしいよね。

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