モノと心の独り言

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「情報社会」とは何か?大黒岳彦 著 を読んで

2010-11-06 03:41:41 | コミュニケーション-メディア
著作の出口から語れば、近代では、大衆から公衆への意識が、資源や市場を求める欲動のなかで、自己都合で他者の否定から環境の破壊まで進めてきた。
では、マスメディアとネットワークメディアの二重のメディアの中にいて、孤立した群衆は、一瞬一瞬の意識を、どう繋げてゆけばいいのか?

ネットワークに載る刺激は、もうバラバラな言語や音声ではなく、写像・映像・音像のりミックス。
メタ刺激を再入力し続けることで、群衆の興奮のハウリングが引き起こされ、市場でのブレーク、マスメディアへのカミングアウトがおこる。
欲望と不安は、資本・金融市場の暴騰・暴落に映される。

個人の情報化は、まだら模様で進行し、世代交代を重ねる必要があるが、
社会の情報化は、資本の論理によって、先に加速しする。
社会環境の情報化が先行し、個人の身体の深層は差異化の深さと持続のために動員される。
その身体の深層はやっと暴かれ始めたばかり。
身の置き処こそ、ネットワークに乗り切らない刺激を積み重ね、
身体反応を構造化して持続化する土壌。

存在していること自体がメディア化するのが
センサー・コミュニケーション・ネットワーク社会



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1 コメント

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身体の深層を描く地図作成法 (バカボンの叔父)
2010-09-29 02:37:12
身体の深層を描く手がかりを探し直して、中途だった、「分裂分析的地図作成法」 フェリックス・ガタリ 著を、読み返している。身体の骨格と内臓と筋肉を繫いでいる神経・血管による環境との対応は、その多面的な分裂分析的地図による実存の仮想によって、なぞられそうだ。脳の機能分布図は細分化されてきたが、その活動内容をたどる目安とするには、類推にたよりすぎだろうかと、自問する。
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