今日は、母の誕生日。今年も春なのだ。
母は産後のひだちが悪く入院し、私は藤沢のエリザベス・サンダーホームに預けられた。
そして、父の実家の岡山のマリア園、それから母の実家の九番へ。
吉井川河口の土手の上の郵便局だった。
財閥解体で独立した父は日本橋室町で起業して、繊維の仕事で浜松へ。
香港暮らしでレパルスベイが忘れられない父は、別荘地のような弁天島に住みついた。
干拓していた水辺の家、モガだった母が焼いたバースデーケーキが、忘れられない。
「目が生きている?」と私を見ていた母の誕生日。
今年も、春なのだ。
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