のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

21台

2007-12-06 | KA
 新しいパソコンが到着し、ようやくインターネットができました。走り書きでたまっている以前の日記、忙しく、清書をして父にファックスできなかった日記は、少しずつ投稿していきます。


 今日はドイツのテレビ番組の撮影の日でした。この日のために、今週はみな大忙し。なぜなら、テレビカメラが21台入るという大掛かりのものだからです。ミーティングは毎日ありました。照明を明るく変える作業もしました。
 衣装は新しいものが用意され、メイクアップデザイナーのナタリーはじめ、アシスタントの方もたくさんいらして、全員がプロの手によってメイクの仕上げをされるという力の入れよう。今日は誰もが真剣に取り組んでいました。
 私はというと、少し外からそれを見ている感じ。いつもこうやって真剣に取り組んだらもっといいショーになるのに…。テレビは生放送ではないと聞き、余計に通常の状態になりました。テレビカメラのためにではなく、私は今日ここにいらして頂いているお客様のためにショーをしよう。
 客席にはライトが照らされていました。何かが起きていることが分かるように、だそうです。そのためいつもは見えないお客様の顔が、舞台からはっきり見えました。たくさんのテレビカメラも見えました。お客様も集中しにくいことでしょう。舞台の照明も本当に明るくて、私のコンタクトレンズは何度も取れそうになりました。
 私の踊る場面も、バックに薄明るく緑の照明が加わり、脇には4つの白いライトが置かれました。踊っていて、全体的には明るい感じでしたが、モニターで見ると、いつもより暗い中でスポットライトで踊っているように見えたそうです。
 舞台に立つアーティストの手が震えているのが見られました。舞台端での演技は見えないだろうと、思っているのでしょうか、いつもは気が抜けているのを感じるアーティストも、今日はしっかり役になりきっていました。
 ショーは無事に終わりました。ホワイトボードには“とってもいいショーでした。ありがとう!”と書いてありました。
 全員で毎日こういう風にショーに取り組んでいきたいものです。