昨日、1月の休暇用の航空券の予約をしていると、途中でパスワードを求められ、思い出しているうちに時間がなくなってしまいました。保存の仕方が分からないのでそのまま消して、もう一度ショーの後に行うと、なんと席がなくなっていました。あらら…。でも、少し待てばキャンセルする人もいるかもしれないと、希望を持って今日を待ちました。
旅行会社に連絡する前に、もう一度インターネットで調べてみると、ありました。急いで注意深く作業を続け、予約完了。15年貯めたマイルを使っての初めての特典旅行になります。1万マイルしか違わないので、帰りは思い切ってビジネスクラスにしてみました。短いフライトですが、休暇明けのショーに向けてはいい選択です。
毎回、私は6時の1時間前のコールの後に、トレーニングルームで曲をかけて通し練習をします。以前は2、3回曲をかけていたのですが、私は別として、そこにいるアーティスト達にとって、この曲を毎日何回も聴くのは面白くないことと思い、いつの頃からか1回だけ曲をかけさせて頂いています。
でもその頃、大抵誰かが曲をかけているので、私はいつも6時を過ぎると「1曲だけ曲をかけさせてくれる?」とその人にお願いに行きます。中にはよく分かってくれているアーティストもいて、「いつでも替えていいからね。」と先に言ってくれることもあります。
今日は、トレーニングルームに行くと、珍しく無音でした。本当は無音のままストレッチをしたいのですが、6時に誰かにお願いに行かなくていいように、静かな曲を静かに流しました。ところが、途中でステージマネージメントに呼び出され、2、3分話して帰ると、曲を替えられてしまっていました。ショーには全く関係のないガチャガチャした曲を、大体いつも大音量でかけている彼のしたことでした。
「あああ、替えられちゃった。」最近彼は、私がお願いに行くとあまりいい顔をしないので、心の中でそう思いました。仕方ないこと、いつものようにお願いに行けばいいのだからと、ストレッチを続けていると、彼のかけた曲が途切れた時に私のかけた曲が聞こえました。私がかけた曲をかき消すように、すぐ隣の機械を使って大きな音でかけていたのです。ショックでした。自分がかけた音を消してかけ直されていることよりショックなことでした。
いつもの時間になったので、お願いに行きました。腹立たしくなってきている気持ちを抑えて、優しく丁寧にお願いをしました。彼はこちらを少しも見ずに、踊り続けたまま、嫌そうに「OK。」と言いました。「ありがとう…。」
毎日同じ時間に同じことをバカみたいに…そう、私のことをバカだと思っていることも、煙たい存在であると思っていることもよく分かります。彼の人生でこういう作業はしたことのないことで、私のしていることが分からないのも、私には分かります。いろいろ考えていたら涙が出ました。でも、私が涙を数粒流せば済むことなので、我慢しました。
舞台に立つのは少し辛い感じでした。でも、今日はどなたかが観に来て下さるのを覚えていたので、励みになりました。そして、身体を大きく動かして踊っていると、とても幸せな気持ちになりました。彼はこんな幸せを舞台上で味わえないだろうな、こういう楽しみ方はできないだろうなとも思いました。待って、私も彼の気軽にショーに出るという楽しみ方もわかっていないのだから、結局は同じかな…。
経緯を知っているマリレンは、心配してすれ違うたびに声を掛けてくれました。ゲイルは今日起きたことを全く知らないのですが、たまたま彼女の友達の息子さんの話から、「あなたもそうじゃない、シャイなところからこうやって大きく飛び出して…。一つのことに夢中になるって素敵なことだと思うわ。」と話してくれました。
今日はヴィーケン、私の父役と最後に舞台に立つ日でした。彼はショーが始まってから一度も休んだことがなく、契約最終日の明日はショーを客席から観ることになります。彼は、競技の時とは比べ物にならないほどの近さで、大きな的を射るということをしていましたが、毎日のように早めに出勤し、ウエイトトレーニングをしていました。敬服すべきことです。
旅行会社に連絡する前に、もう一度インターネットで調べてみると、ありました。急いで注意深く作業を続け、予約完了。15年貯めたマイルを使っての初めての特典旅行になります。1万マイルしか違わないので、帰りは思い切ってビジネスクラスにしてみました。短いフライトですが、休暇明けのショーに向けてはいい選択です。
毎回、私は6時の1時間前のコールの後に、トレーニングルームで曲をかけて通し練習をします。以前は2、3回曲をかけていたのですが、私は別として、そこにいるアーティスト達にとって、この曲を毎日何回も聴くのは面白くないことと思い、いつの頃からか1回だけ曲をかけさせて頂いています。
でもその頃、大抵誰かが曲をかけているので、私はいつも6時を過ぎると「1曲だけ曲をかけさせてくれる?」とその人にお願いに行きます。中にはよく分かってくれているアーティストもいて、「いつでも替えていいからね。」と先に言ってくれることもあります。
今日は、トレーニングルームに行くと、珍しく無音でした。本当は無音のままストレッチをしたいのですが、6時に誰かにお願いに行かなくていいように、静かな曲を静かに流しました。ところが、途中でステージマネージメントに呼び出され、2、3分話して帰ると、曲を替えられてしまっていました。ショーには全く関係のないガチャガチャした曲を、大体いつも大音量でかけている彼のしたことでした。
「あああ、替えられちゃった。」最近彼は、私がお願いに行くとあまりいい顔をしないので、心の中でそう思いました。仕方ないこと、いつものようにお願いに行けばいいのだからと、ストレッチを続けていると、彼のかけた曲が途切れた時に私のかけた曲が聞こえました。私がかけた曲をかき消すように、すぐ隣の機械を使って大きな音でかけていたのです。ショックでした。自分がかけた音を消してかけ直されていることよりショックなことでした。
いつもの時間になったので、お願いに行きました。腹立たしくなってきている気持ちを抑えて、優しく丁寧にお願いをしました。彼はこちらを少しも見ずに、踊り続けたまま、嫌そうに「OK。」と言いました。「ありがとう…。」
毎日同じ時間に同じことをバカみたいに…そう、私のことをバカだと思っていることも、煙たい存在であると思っていることもよく分かります。彼の人生でこういう作業はしたことのないことで、私のしていることが分からないのも、私には分かります。いろいろ考えていたら涙が出ました。でも、私が涙を数粒流せば済むことなので、我慢しました。
舞台に立つのは少し辛い感じでした。でも、今日はどなたかが観に来て下さるのを覚えていたので、励みになりました。そして、身体を大きく動かして踊っていると、とても幸せな気持ちになりました。彼はこんな幸せを舞台上で味わえないだろうな、こういう楽しみ方はできないだろうなとも思いました。待って、私も彼の気軽にショーに出るという楽しみ方もわかっていないのだから、結局は同じかな…。
経緯を知っているマリレンは、心配してすれ違うたびに声を掛けてくれました。ゲイルは今日起きたことを全く知らないのですが、たまたま彼女の友達の息子さんの話から、「あなたもそうじゃない、シャイなところからこうやって大きく飛び出して…。一つのことに夢中になるって素敵なことだと思うわ。」と話してくれました。
今日はヴィーケン、私の父役と最後に舞台に立つ日でした。彼はショーが始まってから一度も休んだことがなく、契約最終日の明日はショーを客席から観ることになります。彼は、競技の時とは比べ物にならないほどの近さで、大きな的を射るということをしていましたが、毎日のように早めに出勤し、ウエイトトレーニングをしていました。敬服すべきことです。