木村勲さんの雷神宮窯には、大きな薪窯の煙突がふたつ、その奥に薪ストーブの小さな煙突。
真ん中の赤い煙突は穴窯。
手前から奥に向かって火を焚く、原始的な窯です。
白い煙突は、倒炎式の窯。
カテナリーアーチキルンと言われ、その名の通り、カテリーナ曲線で構成された懸垂型の窯です。
窯の奥に煙突に繋がる穴は見えないのが特徴です。
倒炎式の窯は、正面左右の下の方に焚口があり、炎は、アーチに沿って燃え上がり、天井から下に落ち、窯の底に設けられた煙道を抜け、奥にある捨間(熱が一気に煙突に抜けないようにする役目の空間)から煙突へ流れます。
ムラが少なく、均等に焼きあがる優れた窯です。
今展に向け、年末年始で、ふたつの窯を焼くと言っていた木村さん。
積んであった薪も無くなってしまった事でしょう。
予定では、本日、ラストの窯出し。
今週末、18日の初日が楽しみですね。
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雷神宮窯
木村 勲 陶展
1/18(土)~2/2(日)
11:00 ~18:00(最終日16:00)
火・水 定休
土・日 作家在廊
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ギャラリー樟楠
さいたま市大宮区北袋町1-147