里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

さっちゃん

2008年07月02日 | 日々のつぶやき
ここ最近、さっちゃんと言う名前が目と耳によく入ってきます。

私にとっては懐かしい、嬉しい響きの名前です。母の名前はさとこ(漢字表示)でしたが、母の母、つまりわたしのおばあちゃんは、母のことをさっちゃんと呼んでいました。母のお姉さんや妹さんたちも母のことをさっちゃんと呼んでいました。

母自身も、妹さんが心臓発作で入院された時、お見舞いに行き、「まーちゃん、わかるか?さっちゃんやで」と自分のこともさっちゃんと言っていました。

私の娘は、さおり〈漢字ですが〉と言いますが、小学校へ入るくらいまでの小さい時、母は娘のこともさっちゃんと言っていました。

日曜日に位牌の件で舞鶴へ行く時、いつも通りなれた道に、アレッ、こんなところに前からあったかなぁと思う店 “おふくろの味 さっちゃん” と書いた店があるのに気が付きました。

その名前を見たとき、心の中で「さっちゃん 今舞鶴へ向かっているよ」と言っていました。

今日ここの団地で、中学生くらいの女の子が2人で、この団地に住んでいる友達を外から「さっちゃん早く下りといで」と、もう一人の子が「さちぃ」と呼んでいるのが聞こえました。

さちさんか、さちこさんか、それとも “さ” のつく別の名前か解りませんが、「さっちゃん」と呼んでいる声が心地よい響きで聞こえて来ました。

「さっちゃん」て、誰もが親しみを持って呼びやすい名前なんでしょうね。

今日家の用事が終わった時、ホッとして、壁にかけてある母の写真を見て、心の中で「さっちゃん」と呼んで見ました。

今の私には、懐かしさもあり、何となくホッとするし、落ちつくし、癒される心地よい響きの名前です。