「号泣議員と議会改革」ー市民のための議会改革処方箋ーが出版されました。
Amazonでも取り扱いされていますが、立花の書店では平積みされています。
印象的なイラストの表紙を開くと冒頭には一年前の号泣記者会見の中味が文章化されています。会見はあまりにも印象的な部分が繰り返しニュース報道されましたが、文章で読んでも異質な雰囲気が伝わってきます。
野々村元議員は最近のニュースで詐欺と虚偽有印公文書作成で在宅起訴されました。しっかりとやったことを明らかにしてほしいものです。
この本を読むとこれまでの議会の政務活動費だけではないお金の問題が根深いものだと感じられます。
結局は大切なお金を有効に使うか。もらえるものならもらっておこうと考えるか?ということでしょうか。またそういう議員を選んでしまった有権者にも責任があるということでは・・・「○○はイヤ、△△はダメ、これならマシかも?」という選択が結果としてそういう議員を生み出していったということはなんとなくわかります。中にはしっかり仕事をしてお金にも潔白な方もおられるので、そこを見極めて投票したいものです。
またそういう方がもっと立候補しやすく、また立候補していただけるような制度も必要でしょうか。政治家が特権に結びついていかないようになっていってほしいものです。
県議会の政務活動費が公開されるようになったことは以前ご紹介しましたが、ざくっと見た感想を書こうと思います。
まず事務所の維持費(家賃、事務員のお給料や来客用駐車場)ですが、事務員さんのお給料で月額40万円というのもあります。この額が妥当かどうかはわかりませんが、実際に議員事務所がどういうお仕事をされているのか、議員さん個人のための業務内容なのかどうかでしょうか。
またネット関係の支出。ホームページの作成や保守に月額数万円。facebookページ製作費に40万円っていかがでしょうか?得意な方なら無料で作成できるものもあります。
また県政報告のニュースにかかる費用(作成費、印刷費、発送費、配布費)ですが、これも県民に知らせるものなら必要かと思いますが、ご自身のPRを兼ねるようなら考えものです。内容を知りたいものです。(ネットにアップしてほしいものです。)
また県政報告会というのを多くの方が実施されていますが、人によっては数万円の会場代、司会料、警備費用、ゲスト講師料など・・これも本当に県民のためなのか・・内容を知りたいものです。
また車関係で、リース料(ローンではありません。)ガソリン代、ETC代、駐車場代、タクシー代などなど、もちろんしっかり働いておられる方には必要ですが、内容が問題です。どういう活動なのかしっかり議会事務局が把握されているのか・・領収書があればOKなのでは問題ではないでしょうか。
視察もロシア、欧州など行くなとは思いませんが、数十万円費用をかけておられるならしっかりした報告書を公開していただき県政に生かしておられるかどうか知りたいものです。
細かい目で見ると疑問がいろいろ出てきます。でも一般感覚で考えると減ったとはいえお給料以外に月45万は高額です。使いみちは明瞭かつだれもが納得するものでありたいものです。
お近くの議員さんの会計帳簿。覗いてみて下さい。
旧梅香小学校敷地に建設する複合施設についての説明会がありました。
昨年4月梅香小学校と北難波小学校は統合され、新しく「難波の梅小学校」となって旧梅香小学校の地に開校されました。現在北難波小学校に新校舎が建設中ですが、それが完成するとその地に「難波の梅小学校」が移った後、旧梅香小学校の敷地(約12,000㎡)の一部に現在市の最北部にある尼崎養護学校を移転し、残りの部分に老朽化した中央公民館と多目的ホール(廃止された旧労働福祉会館のホールの代替ととして)の複合施設を建設するという計画です。
今回の説明会ではレイアウトやイメージ図が示された後、質疑応答の時間がありました。質問された多くの方がこの計画に納得されていないご様子でした。
「複合施設としては規模が小さいのではないか。」「多目的ホールといっても今の公民館のホールとあまり変わらないのではないか。」「この施設は避難場所になるのか。」「構内の道路の安全は確保されるのか。」「公民館と多目的ホールは利用要件が違ってくるのではないか。共存できるのか。飲食などの問題は。」などなどです。
説明会から1月経ちましたが、ここで配られた資料などが市のホームページにアップされた様子がありませんので、見づらいのですがご紹介します。
今後の検討により変更する可能性があると言う事ですが、どういう形で市民に情報をお知らせされていくのか気になる所です。
特に労働福祉会館の廃止の際には激しい反対があったことを考えると、たった1日の説明会で「説明責任を果たした。あとは行政おまかせで進めていく。」と言うのはちょっと考えモノではないでしょうか・・・
追記:9月17日付でこの説明会の議事録や配布資料が市のHPにアップされました。市民の意見の概要と市の考え方も載せられています。
これを読むと今後新たな説明会は予定されておらず、その書面で市の考え方を示すとあります。設計なども特に変更なく進められるようです。
園田競馬場は5年前に大幅な赤字により廃止が検討されるようになり、ここ5年間が存廃見極め期間となっていました。3年前から金曜ナイターレースが開催されるようになり、インターネット投票の導入などもあって最近は黒字が続いているようです。
今回誘われて金曜ナイター観戦に行ってきました。私自身は園田競馬場は何度か訪れているのですがナイターは初めてです。
ナイター導入に先がけて近隣住民の方々にアンケートを実施されたそうですが、その際には「トラブルや犯罪が心配。」という声が多かったと聞きました。
実際開催されるようになってそういう事が増えたのかどうか。聞いた話では警備が強化された結果、逆に犯罪率は減少していると言う事です。地元の方々の理解・協調がうまくいっているのかが気になる所ですが、見た感じではレース終了後もほとんどバスで帰られるようで、場内もキレイし食堂なども安くて結構美味しかったので競馬=ギャンブル=悪と決めつけないで、一度競馬場に行ってみるのも悪くないかと思います。
地元との交流のための夏祭りイベントなどもあったようです。金曜ナイターは11月6日まで毎金曜開催で無料入場券は阪神南県民センターなどにおいてありました。(入場券は100円ですが。)
おみやげはマコーリー(誘導馬)の絵葉書としっぽの毛の入ったお守りなどです。
マスコットキャラの「そのたん」は時間を決めて場内を回ってくれます。
誰でもが先生や生徒になれる「みんなのサマーセミナー」が8月8日(土)・9日(日)の2日間若王寺にある百合学院の校舎で開催されました。
暑さの一番厳しい日程でしかも朝礼は9時からというスケジュールにどれだけの人が来られえるのだろうかと思いましたが、子どもも大人も多くの方が詰めかけられました。
作ったり体験する授業は子どもたちに人気で、廊下にずらっと並んで待つ姿も見られました。
主催は実行委員会ですが市の後押しもあり、ボランティアで参加している市職員の100周年Tシャツやセーラー服デザインの制服Tシャツ姿があちこちで見られました。
授業内容は多岐にわたり綺麗な校舎、空調のきいた教室で2日間合計10時間学校の勉強とはまた違った新しい知識や講師の方の思いを受け取ることができました。
参加者は約3000人皆勤賞は25人という事で私も皆勤賞をいただき周りの方に拍手されました。
計画から実現まで場所の交渉、スポンサー探し、寄付集め、講師募集、メディアへのPRなど・・・多くの方を巻き込んでいくパワーが発揮できたことでこの成功につながったのでしょう。
来年以降も続けて発展させていけば、町じゅうが学びの場になることが夢でなくなっていきそうです。