「実録 市民VSカラ出張議会(解散と再生の舞台裏)」という本を図書館から借りて読みました。著者は尼崎市議会不正出張問題編集委員会という当時取材を競い合った新聞社の複数の記者です。議会解散(1993年5月)から1年半後に出版されたものです。
カラ出張のいきさつは図説尼崎の歴史に少し紹介されています。
尼崎市での議会カラ出張問題は最初は一議員だけの発覚(92年9月)だったのが次々に明らかになり結果として当時在職した議員52名全員がしていたこと、また当初一部の議員の言い訳けなど見苦しい面がマスコミに取り上げられたこと、市民グループが抗議や傍聴に議会に押し寄せたこと、などから全国ニュースになりました。20年前連日ニュースで取り上げられ、「尼崎=カラ出張」と思われ恥ずかしい思いをしました。
この時夕方のニュースで青森八戸に視察に行ったとされる議員が「ハチドに行った。」と発言している姿を見たことが、前白井市長が議員に立候補するきっかけの一つになったと話されていたことを覚えています。
結果として前白井市長の他解散のきっかけを作った市民グループからのメンバーなど新人34人が当選し、議会のメンバーは一新されたようでした。(実際は古い議員も残ったままです。)
それから今年で20年、市民の方そして市職員の中にもそういう歴史をご存じない方もおられるのではないでしょうか。
この後情報公開や議会のネット中継などで市民が議会を身近に知る機会が増えましたが、市会議員選挙への関心は低く、直近2回の市議選の投票率は50%を超えていません。
議員は誰のために何のために誰のお金を使って仕事をしているのか。またそれを選ぶ市民の方もそういう目線から候補者を選別したいものです。昔のようにコネを頼むためとか挨拶に来てもらうためということはもう無いと思いますが。
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尼崎市議会議員選挙(告示6月9日、投票16日)まであとわずかとなりましたが、選挙につきものの選挙カーについて調べてみました。
グーグル検索で「選挙カー」と入力すると続いて出てくるのは「うるさい」「騒音」「苦情」「何時まで」というような言葉です。選挙カーがうるさく走り回りはじめて「選挙があるんやー」と思う方も多いでしょう。
昨年8月に実施された秋田県大潟村の村議会議員選挙では「選挙カーなし選挙」を行ったそうです。この村は八郎潟の干拓地として知られ、有権者数は約2500で、面積は約170?ですが住宅の大半が総合中心地といわれる村役場周辺に集中しているそうです。村議選には、定数の12に対し15人が立候補していて、「選挙カーが頻繁に通ってうるさい」という苦情が以前より住民から多く出ていたため、選挙カーを使用しない申し合わせが全立候補者の間で取り交わされたそうです。選挙の結果は広報9月号にありますが、選挙カーなしに関する記述は見当たらないので結果どのような選挙だったのかどうかはわかりませんが注目されたことは確かなようです。
検索しているとNO!選挙カー推進ネットワーク というサイトを見つけました。東京目黒区の議員が代表を務められ、賛同者の多くは東京など関東の議員さん達ですが、主張されている内容は考えさせられるものです。
わが尼崎市は東西8.3km、南北11.5km、総面積50.27?の都市です。今回の市議選の候補者が60名として全員が選挙カーを使用するとしたらどうでしょうか?単純計算ですがだいたい1km四方に1台以上の車が走っているという事になります。狭い空間に排気ガスをまき散らし、狭い路地までくまなく走り、ガソリン代運転手代など公費でまかなわれる選挙カー。そろそろそのあり方を変える時期が近づいてきているような気がしませんか。
確かに選挙があるという事をしらしめるということと、候補者およびそのスタッフのテンションをあげるためには必要かもしれませんが、有権者の立場から見れば必ずしも名前を大声で連呼して走る車のやり方が効果をあげるとはとても思えなくなっています。
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かねてから愛読していて、いつもその特集の目のつけどころに感心させられる「南部再生」の第44号は「そうだ 選挙、行こう。」というタイトルで市議選直前!意外と知らない選挙特集です。
6月9日の告示まであとわずか、「あまけん君」がもし市議選にでるなら・・ということで密かな準備から投票日までの7つのstep、No More選挙違反では5つのQ&A,選挙用語集からポスターに見る世相など、必見必読のタイムリー企画です。
他にも市議会の傍聴日記、選挙を支えるプロの仕事として写真館やウグイスの方や意外にも宮司さんがご紹介されています。
一番気になるお金の話も「選挙ははたして儲かるのか?」では尼崎市の市議選の平均選挙費用が約250万円と意外と安いと紹介されています。しかも年収約1000万円と若い世代の議員なら他の職業より高収入です。
当選してからその収入に見合うよう4年間びっしり仕事してくれるかどうか見極めることが有権者に必要です。現職の方は議員になってから今まで、どれだけ、また誰のために働いたかという実績を見て投票行動に結びつけたいものです。有権者の良識も問われます。また投票率も最高86%だったのが前回47%と低くなっています。この冊子も関心を高める機会になるでしょうし、このサイトのリンクも参考にしていただいて投票に行くようにしてほしいものです。
前回の選挙より定員が2名減ったこともあり、前回の結果を見ると2,000票でも落選なさった方がおられることということで、今回の当選ラインはもっと高くなるのではないでしょうか。
新人候補者がすでに何名も名乗りをあげておられ、かなり厳しい戦いになると思われます。前回供託金30万円の没収点は398.05票で4名が該当しました。
「南部再生」は尼崎南部再生研究所通称「あまけん」が発行。各号10,000部で、市内の尼信支店、郵便各局、図書館や公民館、阪神電車の各駅や市内のお店などに置かれていて無料でいただけます。是非手に取ってご覧下さい。
追記:左サイドの市会議員および立候補予定者のリンク先をホームページからブログや日記に変更しました。HPは委託などできれいで無難なものを作られていますが、ブログや日記は本人が書いているので人柄や文章能力など自ずとその人の資質を感じることができます。その方が投票のヒントになるかと思いますので。それに読んでもそちらの方がはるかに面白いです。
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尼崎市議会議員選挙は告示が6月9日、投票が16日という事で告示日まで1ヶ月を切りました。
先月開かれた立候補予定者説明会によると今回定数42(前回より2減)に対して立候補予定は60位になるということです。日本維新の会やみんなの党が初めて公認候補を出すこともあり、激戦が予想されるということです。
最近では朝夕に主要駅などで街頭活動がなされているようですが、残念ながらその時間帯に駅を利用しないため今のところ遭遇していませんし市民の関心も今一つという雰囲気です。
私たちの一番身近な議員を決める選挙なのでもっと関心をもってほしいところです。(前回投票率47.34%)
投票のヒントになるよう左欄2段目に候補を予定されている方々のサイトをご紹介していますので参考にして下さい。
現職の方は1段目に紹介していますし議会のサイトから議事録や議会中継録画などでこれまでの活動内容などを知ることができます。
写真は20年前実施された「出直し選挙」の際の候補者ポスターです。図説「尼崎の歴史」 からの転載です。20年と言えばふた昔、市民や市職員の中にも覚えていらっしゃる方も減ってきましたが、かつてこんな熱い動きが尼崎にあったということです。追記:ポスター掲示板が設置されました。他の選挙と違って規模が大きいため設置される場所も多少違います。すこしは選挙ムードが高まるかもしれません。
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市民オンブズ尼崎が来月16日投開票の尼崎市議選を前に今ではすっかりおなじみになった「議員通信簿」を発表しました。
調査項目は議会の本会議や委員会での質問や発言の回数、本会議での遅刻や退出時間、前回市議選の選挙公費助成額(ポスター代や自動車のガソリン代など)の多寡、資産の公開状況などでそれぞれ点数配分して合計で今回は総合評価もなされています。
結果をまとめた「通信簿」は5月11日(土)尼崎市女性センターで1時半から予定されている市民オンブズ尼崎の総会で配布されるそうです。総会では市民グループ見張り番の代表松浦米子さんの記念講演「大阪橋下改革の光と影」も予定されています。参加費無料でどなたでも参加できるということです。
市民オンブズのブログにも掲載されていますので参
考にしてください。
市民には一番身近な市議選ですが、当選した後議員の方々がどんなお仕事をなさっているかあまり伝わっていません。
ホームページやブログなどお金をかけなくて情報発信ができる今、それぞれがご自分の思いや意気込みまた4年間力を入れてきたことなど、ウエブで発信していつでも見られるようにしてほしい思っています。
そう考えてここでは現役の議員さんたちのサイトを左にリンクしていますので参考にしてください。立候補予定者のサイトも予定しています。
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