みなさん、こんにちはご無沙汰しております。
なんやかや日々を過ごすうちに平成から令和に元号変わってるし、一年の半分もあっという間に過ぎたような感があります。
そんな来月7月にはいよいよAMDの新CPU、Zen2搭載の3000シリーズRYZENが登場することで巷を賑わしておりますが(RADEONの方はまぁ消費電力食いになるのかなぁ、あまり期待していないですけれどワットパフォーマンスがどのくらい改善されているのか注目です。)
なにを血迷うたか「Carrizo-L」を捕獲するという暴挙に出ておりました!!
というのもオーディオPC向けに手ごろなマザーボードがないかなぁと物色はしておりまして、Athlon 200GEを搭載するMINI-ITXマザーなんかはAMDで組む場合は最適解なのかなと考えております。
CPUのTDPも35Wで、MINI-ITXマザー全体で60Wも消費しないのはAMDでは超優秀です。
そんななか15WなAPUとなるオンボードマザーがBIOSTARから出るとなればいてもたってもいられず、これはちょっと試さないととポチッとする自分がおりました。
・・・Carrizo-Lなので性能は目も当てられない予想にはなりますが、発熱は!発熱はどうなんじゃぁ!と期待する自分がいて。
言い訳はこれくらいにして
こちらがA68N-5600Eの仕様です(メーカーより)。
チップセット | Carrizo-L | ||||||||||||||||||||
CPU | AMD PRO A4-3350B Processor (Quad Core 2.0GHz up to 2.4GHz, 15W) |
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メモリ | Max. Supports up to 16GB Memory Each DIMM supports non-ECC 512MB/ 1/ 2/ 4/ 8 GB DDR3 & DDR3L module
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INTEGRATED VIDEO | AMD Radeon™ R4 Graphics Supports HDCP |
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ストレージ | 2 x SATA3 Connector (6Gb/s) : Supports AHCI | ||||||||||||||||||||
LAN | Realtek RTL8111H - 10/100/1000Mb/s Controller | ||||||||||||||||||||
サウンド | Realtek ALC887 5.1-Channel Audio Support HD Audio Support SPDIF_out |
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USB | 2 x USB 3.1 Gen1 Port (2 on rear I/Os) 6 x USB 2.0 Port (2 on rear I/Os and 4 via internal header) |
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拡張スロット | Supports Single Channel DDR3 800/1066/1333/1600 MHz Supports Single Channel DDR3L 800/1066/1333 MHz 1 x PCI-E 2.0 x16 Slot (x4) |
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REAR I/O | 1 x PS/2 Mouse 1 x PS/2 Keyboard 2 x USB 3.1 Gen1 Ports 2 x USB 2.0 Port 1 x HDMI Connector 1 x VGA Port 1 x LAN port 3 x Audio Jacks |
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INTERNAL I/O | 2 x USB 2.0 Header (each header support 2 USB 2.0 ports) 2 x SATA3 6Gb/s Connector 1 x Front Audio Header 1 x Front Panel Header 1 x S/PDIF-Out Header 1 x CPU Fan Connector 1 x System Fan Connector 1 x TPM Header 1 x 4-Pin Power Connector 1 x 24-Pin Power Connector 1 x Clear CMOS Header 1 x COM Port Header 1 x Printer Port Header |
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マザーボードサイズ | Mini ITX Form Factor Dimension: 17 cm x 17 cm ( W x L ) | ||||||||||||||||||||
対応OS | Support Windows 7 / 10 ※Biostar reserves the right to add or remove support for any OS with or without notice. |
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付属品 | 2 x SATA Cable 1 x I/O Shield 1 x Fully Setup Driver CD 1 x Quick Guide |
CPUは、A4-3350BとCarrizo-Lを搭載するAPUとなります。メモリはシングルチャンネルなので足を引っ張る可能性大です。
チップセットはCPUに内包。
ストレージはSATAが2ポートのみ。M.2やNVMeには対応しないものと思われます。
パッケージの図、A68N-5600Eという型番からはなにもわからないです。
"E"がつかない「A68N-5600」となるとTrynityコアの世代の古いA10-4655(2モジュール/4スレッド2.0GHz-2.8GHz)にA68Hチップセットといった旧世代のシステムとなってしまいます。
Carrizo-Lよりもさらに古い世代のシステムで、型番が”E"のありなしで中身が大きく違うのもどうかと思います。
もっとはっきりわかるような型番体系にしてほしいところ。とはいうものの酔狂な人でない限り手は出さないと思います。
中身は最小限。バックパネル、SATAケーブル、ドライバCD-ROM、広げれば1枚になる取説。
こちらがA68N-5600E MINI-ITXマザー全景。
APUはA4-3350BでTDP 15Wとはいえ冷却ファンがついております。ファンレスは出来なかったみたいですね。
バックパネル部、USB 3.0とUSB 2.0を2ポートずつ、PS/2のキーボード・マウスポート。
アナログRGB端子と、HDMI 1.4端子、Realtek RTL8111Hの1GbitLAN、Realtek ALC887のオーディオ端子。
枯れた構成となっています。USBポートはもうちょっと欲しかったところ。
PCI-Express Gen 2.0 x4の拡張スロット(x16形状)と世代的には古い。基板上にはM.2スロットのパターンがあります。
S-ATAは2ポート。最小限です。
電源はATX24ピンとEPS 4ピンが必要。
メモリはDDR3-1600/1333MHzのシングルチャンネル仕様となっています。
1スロットのみ使用するとDDR3-1600MHzに対応しますが、2スロット使用するとDDR3-1333MHzまでに制限されます。
BIOS設定でメモリのオーバークロックの設定項目がありますが反映されません。
裏面は目立った部品もないです。
Carrizo-LなA4 PRO-3350Bを搭載するマザーですが、いかんせん登場時期が遅すぎます。
いずれはZenコアを利用するようなTDP15WクラスのAPU等も出てくるかもしれませんが、現状Athlon 200GEといった35W未満のクラスのAPUは新製品がありません。
それまでは、15Wクラスといった低消費電力システムにはKabiniコアやこのCarrizo-Lコアを利用したAPUが利用されることと思われます。
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