ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプに参加した感想 

2025年03月01日 | アメリカのサマーキャンプ

本日も、昨年の夏にアメリカのサマーキャンプに日本から参加した生徒さんの感想、保護者の方のご感想をご紹介します。中学1年生の女子生徒さんで、初めてアメリカのサマーキャンプに3週間参加しました。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)

回答:12人と3人のカウンセラーさんがいたキャビンでは、一緒に2~3週間過ごしてとても仲の良い友達になることができました。キャビン内以外でも、たくさんの国籍の子と仲良くなることができ、とても貴重な経験になりました。時差、気候と文化の違いなどで振り回され、疲れてしまうこともありましたが、とても楽しかったです。しかし途中でものすごく日本食が恋しくなり、次回行くなら密かにみそ汁などを持っていこうと決意しました(笑い)

取ったアクティビティーの中で一番楽しかったのは、Waterskiです。実際はチュービングしかやれなかったのですが、本当に楽しくて、友達と叫びながらすごいスピードで走るボートに引っ張られ、何度も落ちました。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気づいたこと、そして考えたこと。

回答:行く前、自分が英語をきちんと理解できるのか、話せるのか、友達ができるのか不安だったのですが、現地の人たちは本当にフレンドリーで、日本から来たというと「What!? OMG! So cool!!!」といろんなことを質問してくれて、緊張が和らぎました。一瞬でキャビンの子と仲良くなれましたし、最初は話の速さについていけないこともあったけれど、だんだんと慣れるにつれ、気がついたら自分が話の中心にいたこともあり、英語力もとても伸ばすことができたと思います。

文化の違いでひとつ気がついたことは、「自分のことを話す」ということです。空き時間には自分や家族、好きな人の話、ベッドのわきには家族の写真をベタベタ貼っていました。一番驚いたのは遊びに来た両親に何も抵抗もなくこのキャンプにいる好きな人のことを話始めたことです。日本人だったら躊躇するようなタレントショーで堂々と歌ったり踊ったりする、その自信がすごいなと感心しました。本当に衝撃的だったのは、突然のバービーナイトとダンスパーティーです。

質問:来年もアメリカでのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?

回答:できるなら参加したいです!今年作ることができた友達に会いたい、というのがひとつ、今年行ってみて確実に英語力が伸び、いろいろな文化の違いを学ぶことができたとても貴重な経験で会ったと思うのがひとつです。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?

回答:今年新しくできたイベントがなんとなく合わなかったかな、と勝手ながら思っています。そのイベントは3週間行った人だけが出るイベントで、2週間の人がちょうど帰ってしまったときにあり、精神的なダメージを受けていた時だったからというのも理由のひとつかもしれません。しかし、たくさんアートの種類がある中で、自分が何をしたらいいのか、今何をする時間なのか、誰がこの部門をやったのか、突然すごく暇になったりすごく忙しくなったり、とても疲れてしまいました。。。そのあとにあったカーニバルは死ぬほど楽しかったです。

(保護者)

質問:お子さんが参加されたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。

回答:「バービーナイトって何!カルチャーショックだよ。アメリカ人はダンスパーティー大好きだね」と驚いていました。毎日、毎晩のようにイベントがあり、それぞれ新鮮で楽しかったようです。タレントショーでは実際はそれほど上手とはいえない子も、堂々と人前で歌ったり、楽器を演奏していたこと、加えて聴いている人たちが一緒に歌ってあげるなど盛り上げている雰囲気が印象に残っているようです。プログラムは6つ、乗馬、サーカス、Water Tubing&Ski、ステンドグラス、キャンドル&ソープをとりました。どれも本当に楽しかったようです。乗馬が大好きなのでどうしてもやりたかったのですが、キャンターやジャンプまでトライさせてもらい大興奮でした。なかなか日本では体験できないようなプログラムが豊富で、もし来年もいけたら次はこんなものにトライしたいと言っている様子を見て、こちらも嬉しくなりました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。またお気づきになったことがありましたら、お知らせ下さい。

回答:半年以上前からホームページを見てはあれもこれもやりたいと思い描いていました。不安より好奇心が勝っておりました。行ってからも色々なものにチャレンジし、ルームメイトとも積極的に交流していたようです。ですが、2週間経ってルーメイトの大半が先にキャンプを去ってしまい急に寂しくなったようです。カウンセラーのローラさんに辛い気持ちを打ち明けて聞いてもらいました。疲れたという理由で参加を見送ったプログラムもあったようです。そのようにネガティブな感情と向き合って人に助けを求められたことや、自分の心身の調子を見ながら敢えて休む、という選択肢がとれたことは負けず嫌いで弱みをみせることを嫌う娘にとって大きな経験になった、と感じています。帰国してからの娘を見ていて、3週間ひとりで参加し、たくさんの友達を作ってSurviveしてきた達成感が本人の大きな自身に繋がっている、と感じます。また、帰国以前より自分で考え行動できていることが増えてように感じています。親としてもついつい口を挟みたくなる思春期女子に対して、「いや、彼女なら大丈夫」と思える根拠になる3週間の経験でした。

帰国した翌朝、突然キャビンメイトのグループとのFacetimeが始まり、パジャマで参加したので、地球の反対側にいることをみんなが驚いていました。いまでも突然Facetimeが繋がったり、チャットで来年の約束をしたりしています。単に3週間の思い出だけでなく、かけがえのないものを得たと感じております。

質問:コーディネーションを担当いたしました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。

回答:Tammyさんの存在が本当にありがたかったです。安心できるとても良いプログラムをご紹介くださいました。提出資料を英訳してくださったり、持参薬の相談など気軽にできたことがありがたかったです。また、キャビンに日本人が1人になるようにといったご配慮もしていただきました。こういったキャンプではもっとも重要なことだと思います。

本人が渡米するまで距離感がわからなかったのですが、ボストンからメイン州の複数のキャンプを見回ってくださることが、どれだけ大変かと後から気づきました。キャンプで撮ってくださる写真には娘が写っている写真が少なかったので、Tammyさんが送ってくださった動画がとても嬉しかったです。娘が2週間目にホームシックになった時も、娘に温かいメッセージを送ってくださいましたし、キャンプのカウンセラーに働きかけをしてくださいました。そういったきめ細やかで愛のある対応によって、日本で心配している親まで力強く支えていただいた想いでおります。

本人にとっても家族にとってもコーディネーターさんがいてくださったからこその、安全、安心、達成感につながっていると確信しております。感謝しております。

このお嬢さんがボストン空港に到着し、到着ロビーに出てきたのは、夜の8時ごろ。空港の外に出て、キャンプのVanを待っている間、長旅で疲れていたはずですが、とてもさわやかな笑顔で夕日がきれいな空を見上げて、携帯で写真におさめている様子がとても印象的でした。どんなことにも前向きな姿勢が感じられました。キャンプで出会ったお友達たちが2週間で帰ってしまったときは、寂しい気持ちとそれまで張りつめていた気持ちがいっしょくたんにやってきたのでしょう。。。キャンプオフィスにいらっしゃるローラの胸に飛び込んで、号泣したのでした。「何かあったら、オフィスのローラのところに行って話してみて!」と伝えていたのを覚えていてくれた!、とローラから報告をもらって嬉しくなりました。保護者の方がコメントして下さったよう、自分自身ネガティブな感情に向き合って、周囲の人に素直に助けを求め、アドバイスに耳を傾け、自分の力で立ち直り前向きになれたという体験は、このお嬢さんにとって本当に貴重な体験となり、自信につながったことと信じています。ボストン空港から帰国する時は、キャンプであったことをたくさんお話ししてくれました。後ほど、ローラが「私は感動したのよ。こんな小さな子が地球の反対側の文化も言葉も異なる日本からやって来て、。日々頑張って頑張って、ここに来た目的を果たそうとしている。笑顔も泣いている顔も、みんな素晴らしい!みんなが逆に勇気づけられたのよ」と、涙ぐんでいました。

今年も同じキャンプに2週間参加してくれます。昨年の夏に出会ったお友達たちも参加するようで、再会がどんなに楽しみなことでしょう。アメリカ人のお友達ファミリーが、この春、日本にいらっしゃる、と伺っています。私も、この夏、またこのお嬢さんをボストン空港でお迎えできる日が、心から楽しみです。内容が良くわからず戸惑ってしまったという、3週間目に提供された新しいプログラムは、やはり評判はあまりよくなかったらしく、今年はキャンセルとなったそうです!”死ぬほど楽しかった!’というカーニバルはもちろん、今年もあるそうです!


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アメリカのサマーキャンプ 説明会を日本で開催します! 

2025年02月27日 | アメリカのサマーキャンプ

 

 

今年も、日本でサマープログラム説明会を東京六本木の国際文化会館にて開催いたします。

詳しくは、弊社HPの”説明会”ページをご覧下さい。

ご参加を希望される際は、メール(info@americansummerop.com)までお知らせ下さい。

日本でお目にかかれますことを、楽しみにしております!

 

 


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アメリカのサマーキャンプに参加した感想 

2025年02月25日 | アメリカのサマーキャンプ

今日は久しぶりに気温がマイナスからプラスになり、雪が溶けだしました。

本日も、今年の夏、日本からアメリカのサマーキャンプに参加したお子さんと保護者の方のご感想をご紹介します。小学5年生で初めてサマーキャンプに参加しました。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加してみて、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)

回答:毎週変わるアクティビティーの時間割の掲示を朝早くからみんなでダッシュして見に行くのが楽しかった。バンクメイトに声をかけてもらえたので、バンクへの仲間だという意識(そこにいる感)がキャンプの初めのほうからあってよかった。

毎朝のFlag RasingとAssemblyでキャンパーみんなの顔が見られて、200人以上の大家族で生活しているような感じがして新鮮だった。

Evening Programが充実していた。特に、今年初めて行われたらしい”Rainbow Rush”が楽しかった。色んなカウンセラーさんに色をぬってもらいかけまわるのが印象的だった。

最後の日の花火打ち上げと、9年生から8年生へのResponsibilityのロウソクの火の引きつぎに感動した。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。

回答:今までは、自分の部屋は自分のものだ!!というジャイアン意識があったけれど、バンクの1mX2mほどのベッドの上でも十分楽しく生活できると知って、少し自己中心的な考えはやめようと思った。

質問:来年もアメリカのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?

回答:ぜひ、行きたいです!来年も!

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?

回答:ぜんぶ、楽しかったです!

 

(保護者)

質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。

回答:毎週の発表会が楽しみで、アクティビティーで行ったダンスやバレエを皆さんの前で見てもらう機会があることで、日々の活動が皆さんとシェアできるのがいいな、と思いました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気づきになったことありましたら、お知らせ下さい。

回答:英語を聞き取る力が予想以上についているな、と感じました。日本で見慣れているものが”普通””あたりまえ”でないことに気づき、”楽しむ”ということに積極的になっている娘の姿に、成長を感じました。これは親では教えられない同世代の仲間同士でのことなので、とても貴重な経験と感じています。

質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。

回答:とても楽しいプログラムばかりで、特にありません。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opprtuunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。

回答:申し込み時期を過ぎていたにもかかわらず、Tammy様には本当に良くしていただきました。亡き義母の気持ちが、この先ずっと娘の心に残っていくことと思います。他人に気を遣いすぎたり、アレルギーのある彼女にとりまして、アレルギー症状を起こさずに帰国できたことも、スタッフへの伝達をしっかりして下さったおかげと思います。上のお子さんと一緒で大丈夫ですか?、とキャンプの持つ冒険性の部分も理解して下さり、Cove Sisterさんの重複も快く交渉して変更して下さったことも有り難く感じました。ボストンへのお迎えから送りまで、心を尽くして下さる誠実なお姿に安心して日本に居られた事、感謝申し上げます。ありがとうございました。

5年前に参加したお姉さんからキャンプの詳しいお話しを聞きながら、ずっと憧れていた女子だけのキャンプに急に参加できることが決まり、不安な気持ちよりも楽しみな気持ちが大きいままでボストンに到着してくれました。現地到着後は、お話しに聞いてはいたけれど何から何まで経験したことのない環境で、早口の英語にもついていけずに寂しいを思いをしたようです。泣きながら、お姉さんのいるバンクに行ってしまったこともあったようです。しかし、1週間も経たないうちにキャンプからのお手紙には前向きなコメントが増えていきました。そして2週間目にキャンプ現地を訪問した際には、「あと100日いたい!」と満面の笑顔で言ってくれました。辛いことも自分で経験してこそ、サマーキャンプの楽しさを心の底から味わって、キャンプでのすべての経験を自信につなげてくれました。お姉さんのように、いつかまた第二の故郷となったサマーキャンプに里帰りして欲しい!、と心から願っています。


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アメリカのサマーキャンプに参加した感想 

2025年02月07日 | アメリカのサマーキャンプ

今朝のボストンは雪景色です。

本日は、昨年の夏、9歳で初めてアメリカのサマーキャンプに参加した男子生徒さんと保護者の方のご感想をご紹介します。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)

回答:カウンセラーのAnaさんが「Genが早く到着したから来たのよ」、とぼくのために(ためだけに)来て親切にしてくれたことです。キャンプファイアーでライターで火をつけるのかと思ったら、木をけずってから火起こししたことがとても印象に残りました。火は小さいものからもえて大きくなり「火が育つ」かんじがしました。バースデーケーキが食べられたこと。信号の青が手が上がるタイプで、黄はずっとてんめつしていておもろしろいな、と思った。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。

回答:英語になれて聞こえてくるようになった。ごはんの内容が日本とちがいパンが多かったので、日本のお米の良さがあらためてわかった。いろいろな人と仲良くなるには自分から声をかけるといいな、と思った。日本よりさむいはずなのに、ブルーベリーの大きさがとても大きくて、日本ではこんなに大きくならないのはなぜかな、と植物のことに興味をもってしらべたくなった。

質問:来年もアメリカのサマーキャンプに参加したいと思いますか?その理由は?

回答:したいです!とにかく楽しい!カウンセラーがやさしくて外国の友だちがたくさんできるし、東京では火をつけられないけれど、キャンプファイアーが楽しめるから!

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?

回答:やりたいアクティビティーが希望どおりにならないことがおおかったので、なんとかしてほしい。

(保護者)

質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。

回答:キャンプファイアーが火起こしからできたことを楽しそうに話してくれました。東京ではできない体験です。大きな自然に囲まれてできた感動が伝わってきました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気づきになったことがありましたら、お知らせ下さい。

回答:9才で英語力もままならないまま、本人の希望だけで行かせていいのか正直迷いました。でも、親切なスタッフ、大自然、お友達がいてくれれば多少のことは親が心配するほどのことにはならないと実感し、むしろこの状況こそキャンプの大切なことに他ならない、と実感しています。息子は9才ですが、地球儀で見るように意識が変わり、世界は「移動可能な存在」として捉えている感じがしています。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。

回答:人数が少し多かったようなので、小さい年齢クラスは特にアクティビティー参加もゆったりできる人数にして頂くのもいいのかな、と感じています。

質問:コーディネーションを担当しました、American Summer Oppotunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。

回答:Tammyさまには、台風の影響の対応もあり、本当に本当にお世話になりました。申込期限を過ぎていたにもかかわらず、亡き義母の気持ちをスタッフにお話しして下さったことも、30年の歴史と信頼の賜物だなあ、とありがたく思いました。息子がマネージャーさんから様々な声掛けを頂いたことを嬉しそうに話してくれ、9才で一人で参加することの不安を現地でとりのぞいてくれたのだなあ、、とマネージャーさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

一方で親として大反省しなくてはならないのは、過剰に心配し過ぎたことです。3人一度にアメリカに送り込んだことをTammyさまはとてもよく理解して下さり、親の心配に寄り添いつつ、介入しない方が良いラインを設けて指導して下さり、お人柄の温かさを今になって感じています。

キャンプで親から離れて、異国から日本を見る経験が実になり「また行きたい!」と素直に言えることは、信頼できるTammyさまのようなコーディネーターさんの下でしか実を結ばないと思います。私の日々の子育ておいて直接手をかける部分とあえて子から離れる部分を、Tammyさまを思い出しつつ、これからも考えながら取り組んでいかれる気がしています。本当にありがとうございました。

中学生の長女さんのキャンプ参加の手続きが既に進んでいた時に、次女さんと末っ子の9歳のお子さんのサマーキャンプ参加のお話しが出て、急遽3人のお子さんを一緒にアメリカに送り出された夏となりました。ひとりひとりのお子さんの個性を大事に、日々一生懸命子育てをされていらっしゃるお母さまですから、3人一緒にいなくなってしまった状況は初めて体験されのことであり、戸惑うばかりだったと思います。

日本に接近していた大きな台風の影響で、帰国日のフライトがキャンセルとなり、急遽このお子さんをふくむ3人の小学生とボストンに1泊して、少しだけボストン市内で遊んだことも、今となってはとても良い思い出です!お姉さんのように、いつかまた、アメリカのサマーキャンプに里帰りしてくれる日を心から楽しみにしていますね!


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アメリカのサマーキャンプに参加した感想 エッセイ

2025年02月05日 | アメリカのサマーキャンプ

本日は、先日を参加後の感想をご紹介しました高校生の生徒さんが学校の課題で書いたエッセイをご紹介します。お母さまが送って下さいました。以下、原文のままご紹介します!

私は今年の夏をアメリカ東海岸のカナダとの国境に近いメイン州というところで世界中のティーンネイジャーが集うサマーキャンプに参加して過ごした。アメリカのキャンプに参加するのは3回目だったがコロナ禍以降初めてだったこともあり、行く前は若干の不安や緊張があった。13時間のフライトを経てボストンのローガン空港に降り立つと、夜だったこともあって日本の猛暑とは打って変わって震えるほどの冷たい風に襲われて驚いた。空港からバスでキャンプに着いたときには成田空港を出発して約17時間が経っていた。震えながら眠りキャンプ生活がスタートした。

私のキャビンではアメリカ人、フランス人、オランダ人と自分の11名がオーストラリア人のカウンセラーと共に共同生活を送った。英語ネイティブな人も、そうでない人もいて英語力は様々だったが、一緒に生活しコミュニケーションを取るのには全く困ることはなく、すぐに打ち解けて仲良くなることができた。最初に面白いと感じたのはフランス人のユーモアについてだ。彼らのユーモアは結構辛辣だったり、ひねりが効いていて理解するのに時間がかかることもあったが、頭の回転が速くとてもセンスが良いのだ。悪ノリをすることも多く、エレガントな国民性のイメージを持っていたがよくしゃべり感情表現の豊かな人間味のある面が見られて面白かった。日本人の自分とは考え方にも大きな違いがあり異なる文化を体験することができた。

次に、日本ではなかなか経験できないキャンプでのアクティビティーについて書こうと思う。私が一番力を入れたことは日本でも練習しているエレキギターで、海外の人とセッションしてみたくてギターレッスンを欠かさず選択した。教えてくれたのは音楽学校に通っているイギリス人の20歳のカウンセラーだった。ギターのクラスを取っている生徒は少なく、ほぼプライベートレッスンのような恵まれた環境で練習することができた。希望を聞かれ、ブルースとスケールを学びたいと伝えると、映画”バックトゥザフューチャー”の中で主人公が演奏するシーンで有名なジョニービーグッドという曲を教えてくれた。スピードの速い曲なので最初は難しかったが、一週間でほぼ完成した。ちょうど完成したころに夜のプログラムでブルースナイトというイベントがあったので発表する機会を得た。本番では少しあせってしまい所々ミスをしたが百人以上いるキャンパー達がすごく盛り上がって聴いてくれたので最高の思い出となった。英語でギターを学ぶこともたくさんの人の前で演奏するのも初めての経験だったが、日本にいる時よりも自由に感情表現することができて終わってみると新しい自分に出会えたような、成長を感られる経験となった。

最後に、全体を通してこの夏をサマーキャンプで過ごすことができたのは大変意義深かった。キャンプにはアメリカ人が一番多く、海外からのメンバーはヨーロッパ、中東、アフリカ、オセアニアと多岐にわたっていた。日本ではルーツがミックスの方が珍しいがキャンプのメンバーではルーツを聞くと実に様々であり、見た目だけではわからなかった。そんな違いも全く問題になることは無く当たり前に受け入れあって、世界中から集まった仲間と朝から夜まで寝食を共にし、一緒に新しいことにチャレンジし、世界は広いけれど遠くはないと感じることができた。帰国した今、喪失感がとても大きいが、また始まる日常にキャンプで得た経験を生かして、広い世界に生きるひとりの人間として、更に一歩づつ成長していきたいと思う。

 


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