本日も、昨年の夏にアメリカのサマーキャンプに日本から参加した生徒さんの感想、保護者の方のご感想をご紹介します。中学1年生の女子生徒さんで、初めてアメリカのサマーキャンプに3週間参加しました。
質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
回答:12人と3人のカウンセラーさんがいたキャビンでは、一緒に2~3週間過ごしてとても仲の良い友達になることができました。キャビン内以外でも、たくさんの国籍の子と仲良くなることができ、とても貴重な経験になりました。時差、気候と文化の違いなどで振り回され、疲れてしまうこともありましたが、とても楽しかったです。しかし途中でものすごく日本食が恋しくなり、次回行くなら密かにみそ汁などを持っていこうと決意しました(笑い)
取ったアクティビティーの中で一番楽しかったのは、Waterskiです。実際はチュービングしかやれなかったのですが、本当に楽しくて、友達と叫びながらすごいスピードで走るボートに引っ張られ、何度も落ちました。
質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気づいたこと、そして考えたこと。
回答:行く前、自分が英語をきちんと理解できるのか、話せるのか、友達ができるのか不安だったのですが、現地の人たちは本当にフレンドリーで、日本から来たというと「What!? OMG! So cool!!!」といろんなことを質問してくれて、緊張が和らぎました。一瞬でキャビンの子と仲良くなれましたし、最初は話の速さについていけないこともあったけれど、だんだんと慣れるにつれ、気がついたら自分が話の中心にいたこともあり、英語力もとても伸ばすことができたと思います。
文化の違いでひとつ気がついたことは、「自分のことを話す」ということです。空き時間には自分や家族、好きな人の話、ベッドのわきには家族の写真をベタベタ貼っていました。一番驚いたのは遊びに来た両親に何も抵抗もなくこのキャンプにいる好きな人のことを話始めたことです。日本人だったら躊躇するようなタレントショーで堂々と歌ったり踊ったりする、その自信がすごいなと感心しました。本当に衝撃的だったのは、突然のバービーナイトとダンスパーティーです。
質問:来年もアメリカでのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?
回答:できるなら参加したいです!今年作ることができた友達に会いたい、というのがひとつ、今年行ってみて確実に英語力が伸び、いろいろな文化の違いを学ぶことができたとても貴重な経験で会ったと思うのがひとつです。
質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
回答:今年新しくできたイベントがなんとなく合わなかったかな、と勝手ながら思っています。そのイベントは3週間行った人だけが出るイベントで、2週間の人がちょうど帰ってしまったときにあり、精神的なダメージを受けていた時だったからというのも理由のひとつかもしれません。しかし、たくさんアートの種類がある中で、自分が何をしたらいいのか、今何をする時間なのか、誰がこの部門をやったのか、突然すごく暇になったりすごく忙しくなったり、とても疲れてしまいました。。。そのあとにあったカーニバルは死ぬほど楽しかったです。
(保護者)
質問:お子さんが参加されたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
回答:「バービーナイトって何!カルチャーショックだよ。アメリカ人はダンスパーティー大好きだね」と驚いていました。毎日、毎晩のようにイベントがあり、それぞれ新鮮で楽しかったようです。タレントショーでは実際はそれほど上手とはいえない子も、堂々と人前で歌ったり、楽器を演奏していたこと、加えて聴いている人たちが一緒に歌ってあげるなど盛り上げている雰囲気が印象に残っているようです。プログラムは6つ、乗馬、サーカス、Water Tubing&Ski、ステンドグラス、キャンドル&ソープをとりました。どれも本当に楽しかったようです。乗馬が大好きなのでどうしてもやりたかったのですが、キャンターやジャンプまでトライさせてもらい大興奮でした。なかなか日本では体験できないようなプログラムが豊富で、もし来年もいけたら次はこんなものにトライしたいと言っている様子を見て、こちらも嬉しくなりました。
質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。またお気づきになったことがありましたら、お知らせ下さい。
回答:半年以上前からホームページを見てはあれもこれもやりたいと思い描いていました。不安より好奇心が勝っておりました。行ってからも色々なものにチャレンジし、ルームメイトとも積極的に交流していたようです。ですが、2週間経ってルーメイトの大半が先にキャンプを去ってしまい急に寂しくなったようです。カウンセラーのローラさんに辛い気持ちを打ち明けて聞いてもらいました。疲れたという理由で参加を見送ったプログラムもあったようです。そのようにネガティブな感情と向き合って人に助けを求められたことや、自分の心身の調子を見ながら敢えて休む、という選択肢がとれたことは負けず嫌いで弱みをみせることを嫌う娘にとって大きな経験になった、と感じています。帰国してからの娘を見ていて、3週間ひとりで参加し、たくさんの友達を作ってSurviveしてきた達成感が本人の大きな自身に繋がっている、と感じます。また、帰国以前より自分で考え行動できていることが増えてように感じています。親としてもついつい口を挟みたくなる思春期女子に対して、「いや、彼女なら大丈夫」と思える根拠になる3週間の経験でした。
帰国した翌朝、突然キャビンメイトのグループとのFacetimeが始まり、パジャマで参加したので、地球の反対側にいることをみんなが驚いていました。いまでも突然Facetimeが繋がったり、チャットで来年の約束をしたりしています。単に3週間の思い出だけでなく、かけがえのないものを得たと感じております。
質問:コーディネーションを担当いたしました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
回答:Tammyさんの存在が本当にありがたかったです。安心できるとても良いプログラムをご紹介くださいました。提出資料を英訳してくださったり、持参薬の相談など気軽にできたことがありがたかったです。また、キャビンに日本人が1人になるようにといったご配慮もしていただきました。こういったキャンプではもっとも重要なことだと思います。
本人が渡米するまで距離感がわからなかったのですが、ボストンからメイン州の複数のキャンプを見回ってくださることが、どれだけ大変かと後から気づきました。キャンプで撮ってくださる写真には娘が写っている写真が少なかったので、Tammyさんが送ってくださった動画がとても嬉しかったです。娘が2週間目にホームシックになった時も、娘に温かいメッセージを送ってくださいましたし、キャンプのカウンセラーに働きかけをしてくださいました。そういったきめ細やかで愛のある対応によって、日本で心配している親まで力強く支えていただいた想いでおります。
本人にとっても家族にとってもコーディネーターさんがいてくださったからこその、安全、安心、達成感につながっていると確信しております。感謝しております。
このお嬢さんがボストン空港に到着し、到着ロビーに出てきたのは、夜の8時ごろ。空港の外に出て、キャンプのVanを待っている間、長旅で疲れていたはずですが、とてもさわやかな笑顔で夕日がきれいな空を見上げて、携帯で写真におさめている様子がとても印象的でした。どんなことにも前向きな姿勢が感じられました。キャンプで出会ったお友達たちが2週間で帰ってしまったときは、寂しい気持ちとそれまで張りつめていた気持ちがいっしょくたんにやってきたのでしょう。。。キャンプオフィスにいらっしゃるローラの胸に飛び込んで、号泣したのでした。「何かあったら、オフィスのローラのところに行って話してみて!」と伝えていたのを覚えていてくれた!、とローラから報告をもらって嬉しくなりました。保護者の方がコメントして下さったよう、自分自身ネガティブな感情に向き合って、周囲の人に素直に助けを求め、アドバイスに耳を傾け、自分の力で立ち直り前向きになれたという体験は、このお嬢さんにとって本当に貴重な体験となり、自信につながったことと信じています。ボストン空港から帰国する時は、キャンプであったことをたくさんお話ししてくれました。後ほど、ローラが「私は感動したのよ。こんな小さな子が地球の反対側の文化も言葉も異なる日本からやって来て、。日々頑張って頑張って、ここに来た目的を果たそうとしている。笑顔も泣いている顔も、みんな素晴らしい!みんなが逆に勇気づけられたのよ」と、涙ぐんでいました。
今年も同じキャンプに2週間参加してくれます。昨年の夏に出会ったお友達たちも参加するようで、再会がどんなに楽しみなことでしょう。アメリカ人のお友達ファミリーが、この春、日本にいらっしゃる、と伺っています。私も、この夏、またこのお嬢さんをボストン空港でお迎えできる日が、心から楽しみです。内容が良くわからず戸惑ってしまったという、3週間目に提供された新しいプログラムは、やはり評判はあまりよくなかったらしく、今年はキャンセルとなったそうです!”死ぬほど楽しかった!’というカーニバルはもちろん、今年もあるそうです!