ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年10月26日 | アメリカのサマーキャンプ
こんにちは。ボストンは、今日も晴れていますが、ダウンコートを着込んで通勤する人々がいるくらい、朝は寒かったです。

昨日お届けしました記事の追記として、もう1枚、同じ生徒さんのお写真をご紹介します。このお写真は、ボストン空港で、キャンプからお迎えに来ていたカウンセラーと撮ったものです。日本人一人きりで、これからスタートするキャンプ! 不安な気持ちでいっぱいだったはずですが、このように必死の笑顔で、写真に納まってくれたのでした。

その後は、心から笑っている笑顔のお写真が、キャンプセッション中、たくさんたくさんキャンプWebsiteに掲載され、親御さんも嬉しそうでした。

中学受験のため、来年の夏休みはスケジュール的に難しいようですが、なんとか来年も参加することができたら、素晴らしいと思います。将来は、お兄様のように、ボーディングスクールに留学したい。そこで、たくさんのスポーツをやってみたい!、英語も上手になりたい!、と希望しているようです。今後も、コーディネーターとして見守っていけたら、光栄です!

という希望があるようです。






アメリカのサマーキャンプ参加後の感想

2016年10月25日 | アメリカのサマーキャンプ
大変ご無沙汰しておりました。ボストンは日に日に気温が下がり、今晩は零下になるとの予想です。紅葉もそろそろピークです。

今年も、無事にサマープログラムの仕事を終え、ほっとしたのもつかの間、ボストン周辺やマサチューセッツ州のボーディングスクールに留学している生徒さんたちが次々とこちらに帰ってきました。新入生の生徒さんも2名いらしたので、8月末から9月まで、あっという間でした。気が付いてみたら、もう10月も終わりです。ハローウィンの飾りつけも目立つようになりました。

そして、既に、来年のサマープログラムの申し込みもスタートしています! これから、今年の夏にアメリカのサマーキャンプやサマースクール、そして海外でのボランティア活動プログラムに参加した生徒さん、そして保護者の方々のご感想をご紹介いたします。

本日は、今年初めて、アメリカのサマーキャンプに参加した5年生の男子生徒さんのご感想、保護者の方のご感想をご紹介いたします。お兄さまが、数年前に同じサマーキャンプに参加しましたので、キャンプの話はたくさん聞いていたものの、やはり初めての参加はとても緊張したようです。また、お母さまも、性格もタイプも異なる末っ子さんを参加させるにあたり、ご心配な点が多かったようです。そんな中、「心配ないよ。きっと楽しいから!」と、現在ボーディングスクールに留学中のお兄さんに背中を押してもらいました。しかし、いくら経験者のお兄さんから、「心配無いから!」、と言われても、空港に向かう途中に、お腹が痛くなったり、一生懸命笑顔を作ろうとしながらも、心なしか引きつってしまっていた表情が、とても印象に残っています。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: Water Parkへ行ったこと。Magic Gathering(アメリカで流行っているカードゲーム)にはまったこと。Four Sq.(ボールゲーム)が楽しかったこと。日曜日のMovie. 食事がおいしかったこと(チキンなど)。先生がやさしくておもしろいこと。初めて、湖で泳いだり、船をこいだり、釣りをしたこと。同世代の外国人とたくさん話したこと。バスケのシュートがうまくなったこと。オレオ(クッキー)が大好きになったこと。シャワーの温度調節がむずかしかったこと。片一方のシャワーが、冷たい水しか出なかったこと。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 日本の塾では、なかなか知ることができない、英語のかけ声や、アメリカ人のよく使う言葉を知ることができた。(What's up? や Oh shit!など)

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答: はい。理由は、すごく楽しく、思い出に残ったから。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: とくにありません。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: たくさんのスポーツを体験したのはもちろんですが、Bostonのサッカーチームの試合を観に行ったり、サーカスに連れていってもらったり、みんなでプール遊びに行ったり、貴重な体験をさせて頂いたのと、子供に対しての優しさや愛も感じました。それ以外にも、アメリカのPopsもたくさん覚えてきて、音楽も大好きになったようです。7月4日の独立記念日には、Partyがあり、とっても楽しそうに写真に写っていました。皆で、舞台上で歌う発表会は、さすがに歌詞がわからずに口パクだったようですが、良い経験です。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: 息子にとって、今年の夏のキャンプはなにもかも初めてだらけで、参加することに意味がある!、元気に行くだけで充分!、と思っていましたが、秋になっても新しい体験を話してくれたり、思い出だらけの25日間だったようです。Campが始まって1週間が経ったころ、カウンセラーが良いタイミングで電話をさせて下さり、体調や声を聞いて安心しました。食事や睡眠、着替えなど、心配は尽きませんでしたが、親の手が離れれば何でも、一人でできる年齢になったのだ、と再認識しました。お食事はとても美味しかったそうですが!毎日いっぱい食べた!、と言っていました。プログラムはもちろんのこと、アメリカの子供達の間で流行っているカードゲームなどを通じて、交流を深めたようです。来年も絶対に戻ってくる!、と約束をしているようです。中学入試を控えてはいますが、なんとかやりくりして参加させてやりたい、と模索中です。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: 息子は体が弱く(私が思っているだけですが。。。)、次男ということもあり、甘くなってしまいがちになっているところを、力強く、優しくフォローして下さり、すべてに感謝です。息子もKimさんの言葉やFaxのお手紙に、すごく励まされていたと思います。私もいつも同じように励まされています!! 今後も、私達家族の珍道中にお付き合い下さい。よろしくお願い致します。

学校をお休みして、6月下旬からのセッションに参加されたので、現地では日本人参加者は一人きり、という環境でした。そのような環境ですから、最初はわけがわかなないことばかりで、大変なこともたくさんあったはずです。でも、このお写真のように、この生徒さんは常に笑顔を忘れなかったので、キャンプディレクターをはじめ、生活指導にあたるカウンセラーたちの胸に迫るものがあったと思います。また、アメリカ人参加者たちにとっても、遠い日本からたった一人でやってきたこの生徒さんの前向きな態度が、とてもpositiveな刺激になった、と聞いています。お兄さんが参加したサマーキャンプでありながら、この生徒さんは、自分の力だけで、周囲の大人や同世代の子供達にも認められて、自分の居場所をしっかりと見つけて帰ってきてくれたことを、心から称えたいです。

それぞれの子供さんが持っている潜在能力を信じて、親の保護下から少しの間だけでもお子さんを解放してみると、親御さんがこれまで知る由もなかった、ご自分のお子さんの様々な面を発見することになります。コーディネーターやキャンプディレクターを信頼し、大事なお子さんを地球の反対側まで送っていただいた、保護者の方の勇気にも、心から感謝です!