ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

サマースクール参加後のご感想

2014年02月19日 | アメリカのサマースクール
今回は、昨年の夏に大学のキャンパスで開催されました、高校生対象のサマースクールに、日本から初めて参加された生徒さん、保護者の方のご感想をご紹介いたします。このプログラムが開催されています大学は、全米にありますリベラルアーツカレッジの中で、毎年ランキング1位または2位となっている、とても優秀な大学です。アメリカ東海岸の伝統あるカレッジのキャンパスには、長い歴史を感じられる重厚なレンガ造りの建物に、最新の設備を備えた目新しい建物が目立ちます。周辺の学生街もとても治安がよく、洗練されたお洒落な雰囲気です。毎年、このプログラムには、アメリカ各地から、そして海外から(主にヨーロッパ諸国から)高校生たちが参加しています。大学受験を控えた高校生たちが、大学キャンパスでの生活を体験しながら、様々な分野にわたるアカデミックなクラスを受講したり、スポーツやその他様々なアクティビティ、トリップに参加できる内容です。日本からは、毎年、1名から数名の高校生が参加しています。この生徒さんは、日本人参加者たったひとりとして、奮闘してくれました。

質問:サマースクールに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:初めは、周りの人たちがみんな英語をしゃべれて、自分だけが何を言っているのかわからなかったので、日本が恋しくなったが、2、3日たつと、ルームメイトや同じクラスの子とも仲良くなれ、とても楽しくて、一生ここにいたいと思った。アクティビティも毎日2つ用意されていたので、色々なところ(例えば、Thrift Shopやアイスクリームの牧場など)に行くことができて面白かった。自由な時間がたくさんあり、友達たちと街へドーナツを買いに出かけたり、自分の好きなことができたのも良かった。

質問:サマースクールへ参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:行く前は、ちゃんと英語が話せるか、とても心配だったけど、現地へ行ってみると、コミュニケーションに必要なのは、英語力でなくて、自分からしゃべりかけたり、何でもいいから話す勇気だとわかった。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか?その理由は?
答:参加したいと思う。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答:特に無い。

保護者の方のご感想

質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:英語のクラスの内容は良く分かりませんが、午後のアクティビティは、Theater & Dramaのクラスも含めて、大変楽しかったようです。色々なところに行き、日本いる時よりも楽しかったようです。先生方にも大変よくして頂き、英語を話す自信が見違えるほどつきました。

質問:お子さんをサマープログラムに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:今迄、過保護に育てていたため、一人旅〔特に海外)は、大変心配していましたが、最初の1,2日だけホームシックになっただけで、後は本当に楽しく過ごせたようです。各国の学生たちとも大変仲良くなったみたいで、英語は見違えるほど上手になり、ルームメイトのニューヨーク出身の子とは、日本に帰国する前に滞在しましたニューヨークで再会し、二人でショッピングを楽しんでいました。日本に帰国してからも、サマースクールでの生活を懐かしがっています。一回り成長して帰ってきたように思えます。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:特にありません。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答:子どもがプログラム滞在中、子どもの状況を報告して頂いたので、安心できました。よくフォローして頂いたので、これからも安心してTammyさんのプログラムに参加させられます。ありがとうございました。

この生徒さんが選択しました演劇のクラスは、とても少人数のクラスだったそうですが、その中で言葉の壁を乗り越えて、クラスの一員として積極的に活躍しつつ、最後の晩にはステージの上で独白も披露し、他の生徒たちから拍手喝采を受けたそうです。この夏の体験から、将来は、大学生として留学する目標も固まったそうです。英語でのコミュニケーションのおいて、英語を上手に話すことよりも、積極的に伝えようという気持、態度が何よりも大切であることを、自らの体験から確信してくれたことでしょう。この生徒さんの将来に必ず繋がっていく貴重な体験になったことを、とても嬉しく思います。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2014年02月18日 | アメリカのサマーキャンプ
今日も、ボストンでは雪が降っています。東海岸周辺では、今年は平年より雪が多く、この地域のボーディングスクールに留学中の日本人生徒さんたちもさすがにうんざりしているようです。日本でも、大雪の被害があったそうで、1日も早く復旧されることを、願っています。

今回も、昨年の夏に、日本からアメリカのサマーキャンプに初めて参加された、小学生5年生の生徒さん、そして保護者の方のご感想をご紹介いたします。日本語、英語、フランス語を自由に操るイラン出身のお父さま、そして学習塾の先生の強いお勧めで、初めてのサマーキャンプ参加が実現しました。はにかんだ笑顔がとても印象的なお子さんですが、一人っ子で、シャイなところもある生徒さんです。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:クラス(アクティビティ)が楽しかった。クレイドラムで作ったドラムが良い形で良い色でよかった。親に会えなくて悲しかった。キャビンのカウンセラーのAワーク(カウンセラーの助手を務めます元キャンパーの高校生)が、あまり優しくなかった。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:たくましくがまん強くなった。

質問:来年のサマーキャンプに参加したいと思いますか?理由は?
答:参加したいです。なぜなら、すごく楽しくて心がらくになるからです。

保護者の方のご感想

質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:数カ国のお友達とキャビンやアクティビティでコミュニケーションをお互いに取ることが出来たようで、とても楽しかったそうです。同じキャビンの韓国人とも仲良くなり、その子の家族が親日家らしく、キャンプの間に日本を訪問していると聞き、嬉しかったそうです。また、中国人のお友達には、”中国と日本は国同士でいろいろともめているけれど、僕たちはそんなことは関係なく、日本のことが大好きだよ”と言っていただいたことは、息子もとても良かったと嬉しそうに話しておりました。このような気持をいつまでも持ち続けて欲しいですね。そして、平和や地球環境などを、グローバルに考えられる大人になって欲しいと思います。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:英語がとても好きになったこと。日本の学校生活とは全く違い、のびのびとできた様子。アクティビティは、前半は主にスポーツ中心で、特に乗馬は楽しく気に入ったようです。フルセッションで参加できなかったことが悔やまれます。もう少し、配慮していただけたら、と思いました。後半のアートのアクティビティのクラスは、どれも素晴らしいです。作品を持ち帰って来たので、とても感動しました。(いくつかの作品は紛失してしまったようですが。。)先生方が、子どもの発想を尊重してくださっているようで、自由にのびのびとした、今までにない色使いがみられ、子どもが心の底から楽しんで取り組み、完成させる達成感まで味わうことができたようです。満喫できていたことがよく分かり、心が晴れ晴れしているようです。

質問:何かプログラムにご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:キャビンのカウンセラーがあまり親切でなかったようです。言葉の問題もあるとは思いますが、話をしっかりと聞いて下さると良いと思います。古いキャビンではシャワー等が使いにくいようでした。ショップでライトを購入したようですが、すぐに壊れてしまったそうです。

質問:コーディネーションを担当しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答:どんなに小さな事にも、きちんと説明くださり、不安を取り除いてくださった事、とても感謝しております。また、遠路、キャンプまで訪ねてくださり、写真付きのレポートは様子が分かり安心できました。帰りのボストン空港では、Tammyさんを待つ時間が長く、何も出来なかったことが残念!と申しておりました(笑)。出発時の成田空港では、元キャンパーである先輩方に大変御世話になりました。子どもにとっても親近感があり、良い刺激になったと思います。皆様のおかげで初めてのサマーキャンプがとても良い経験、良い思い出となりました。ありがとうございました。

この生徒さんは、今年の夏も、同じサマーキャンプに4週間参加されます。乗馬も、今年はフルセッションで参加できますよう、私どもも事前にプログラム側に確認したいと思います。プログラム滞在中、アクティビティのことについて、希望や質問があった際には、コーディネーターである私どもへお子さんから連絡できますよう、予めファックス送信用紙をお子さんへお渡ししています。この用紙に、走り書きでも良いので、質問や困ったことについて書いて、キャンプのオフィスへ持っていきますと、自動的にコーディネーターである私どもへ送信されるよう、アレンジしております。すぐに知らせてくれれば、解決できることがほとんどです。

キャンプを訪問した際は、朝のミーティングの後、最初のアクティビティに子どもたちが移動する様子を見ておりました。この生徒さんは、自分の陶芸の作品がまっている陶芸のスタジオに向かって、とても元気に走っていきました。アート関連のクラスでは、子どもたちが自由に、そして真剣に、自分の作品に取り組む姿が印象的でした。今年は、どんな作品を、どんな思い出といっしょに、持って帰ってくれるのか、とても楽しみです。


アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2014年02月14日 | アメリカのサマーキャンプ
昨日も、ボストン周辺では、雪がたくさん降りました。関東地方でも、また雪の予報があるようですね。雪に慣れていない大都会ですから、皆さん気をつけて下さい。

さて、今回も、昨年の夏にサマーキャンプに参加された方のご感想をご紹介いたします。私立高校1年生の夏に、初めてティーンだけのアメリカのサマーキャンプに参加しました。この生徒さんに、昨年の3月、日本で開催いたしました説明会でお会いしたのですが、ボーイスカウトの活動を長く続けていらしたからか、アメリカのサマーキャンプへの参加にもとても前向きで、既にお申込を済まされていたボーイスカウトの海外キャンプをキャンセルしての参加でした。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:一番の思い出は、たくさんの友達ができたことです。様々な国や地域から来た人たちと一緒に生活をしたり、様々なアクティビティを通して、とても良い関係を築くことができました。母国語をお互いに教え合って挨拶や自己紹介をしたことが、とても楽しかったです。
困ったことは、言葉によるコミュニケーションです。英語力が未熟な僕は、プログラムに参加したはじめのころは、相手の話していることがほとんど理解できず、とても苦労しました。3週間が過ぎた頃から、相手の言っていることが分かるようになりましたが、自分の思ったことをしっかり相手に伝えるということはできませんでした。この経験から、しっかりと語学力を身につけなくてはいけないと思いました。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:プログラムへの参加は、とても楽しみでしたが、不安もありました。約1ヶ月間、日本を離れ知らない土地で外国語を使って生活する。このような経験は初めてだったので心配でした。しかし、実際にプログラムに参加し、色々な人と生活していると、気がつけば不安や心配という気持が無くなり、自信に変わっていました。ここでの経験が、自分に自信を持つということに繋がったので、プログラムに参加して本当に良かったと思いました。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答:参加したいです。キャンプで経験したことは、日本ではできないことばかりでした。初めて挑戦したものもあったりして、本当に楽しかったです。楽しい仲間と一緒にアメリカで過ごした夏休みは最高でした。また、来年もサマーキャンプに参加したいです。

保護者の方のご感想

質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的だったことをお知らせ下さい。
答:豊富なプログラムは、どれも内容が充実しており、指導者のレベルが高く、しっかりと丁寧に教えていただき、本当に楽しかった。キャンプに参加して良かった、と話しておりました。興味があっても、なかなか体験する機会が少ないアクティビティ〔水上スキー、カヌーなど)は、安全面をしっかりとサポートして頂き、思い切り楽しむことが出来たようです。また、楽器を弾きこなし楽しんでいるキャンパーが多く、自分もそうなりたいと、ギターのレッスンを受けたそうです。帰国後、習った曲を忘れないうちにと。。。早々にギターも買いました。

質問:お子さんをサマープログラムに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:つたない英語力しかない息子が、アメリカ、フランス、スペイン。。。様々な国の同年代の子ども達とコミュニケーションを取り、別れを惜しむまでの友達になれた事をとても嬉しく思います。国を超えた友達が出来た事は、何よりの宝物だと思います。
また、海外の子どもたちとキャンプ生活を共にして、自分自身に足りないもの、必要なものを感じ取ってきたようです。以前よりも、積極的に自己表現するようになりました。

質問:何か、プログラムに対してご要望〔改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:航空券の手配もセットのプログラムでお願いできたら、と思いました。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答:大変お世話になりました。息子が楽しく有意義なキャンプを無事に体験できましたのも、Tammy様のお力添えのおかげです。本当にありがとうございました。Campの申込書類の作成に始まり、渡航から帰国まで、丁寧にご連絡を頂戴し、とても助かりました。

この生徒さんは、今年の夏から、交換留学プログラムの一員として、ヨーロッパへ1年間留学するそうです。小さいころから続けているという剣道の腕前も、披露する機会があるといいですね。アメリカのサマーキャンプをステップにして、これからどんどん自分の世界を広げていってくれることでしょう。ヨーロッパからの近況報告が今から楽しみです。

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2014年02月11日 | アメリカのサマーキャンプ
前回のレポートから、あっと言う間に新年も2月となってしまいました。ボストンでは、平年よりも厳しい寒さが続いています。積もった雪がなかなか溶けず、スーパーマーケットやショッピングモールの大きな駐車場には、雪よけ後の巨大な雪の塊が残っています。

前回のレポートに訂正がございます。国立大付属中学に通う生徒さんとご紹介しておりましたが、私立中学に通っていらっしゃる生徒さんでした。間違いがありましたことを、お詫びいたします。この生徒さんは、今年の夏は、学校のプログラムでオーストラリアに行くそうです。オーストラリアでは、どんなびっくり!があることでしょう。楽しみですね。この笑顔とユーモアがあれば、どこでもお友達がすぐたくさんできることでしょう。

さて、今年も、来月に東京と宇都宮市にて、説明会を開催いたします。

3月1日(土)宇都宮市民プラザにて、午後1時半より
3月8日(土)東京都渋谷区のキャタル渋谷校にて、午前11時より
3月15日(土)東京都世田谷区イングリッシュスタジオ世田谷校にて、午後3時から

いずれかの説明会にご参加を希望される際は、お問い合わせフォームをご送信いただくか、メールにてお知らせいただければ、と存じます。詳細をお知らせいたします。会場のスペースに限りもございますので、ご出席を希望される際は、前もってご一報いただければ、と存じます。

今年は、小学生、中学生、高校生のときに、日本からアメリカのサマーキャンプやサマースクールに参加され、現在、大学生、社会人になっていらっしゃる方々から寄せられました、ビデオでのコメントもご紹介します。サマープログラム参加の折にお会いして、それ以降、10年、20年近く、会う機会の無かった方々からも、ビデオが届いて感動しています。たとえ、ひと夏だけの体験であっても、それぞれの生徒さんのその後の人生に与えた影響の大きさを、改めて知ることのできるコメントを、是非、皆さんにもご紹介したいと思っております。

そして、来月の10日は、私立高校・ボーディングスクールの合否発表の日です。今年も、日本に滞在中に、出願者の方々の結果を知ることになります。昨年の春からコンサルティング、秋の学校訪問、そして昨年末にかけて、一生懸命出願書を作成してきましたご家族たちと、良いニュースを共にお祝いし、出願した学校の中から、どの学校を選択するのか、そんな贅沢な悩みを分かち合うことを期待するばかりです。
あるボーディングスクールの関係者によりますと、今年は、日本人出願者数が急に増えた、とのことでした。この学校のレベルから、インターナショナルスクール出身の出願者が多いかと思われますが、日本から海外へ留学しようとする生徒さんの数が、減少から少しづつ増加する傾向にある兆しであれば、嬉しいです。

今年の夏のプログラムのお申込もスタートしています。中には、既に定員いっぱいとなっているプログラムのセッションもございます。今年、狭い日本を飛び出して、自然の豊かな懐の深い環境で、様々なアクティビティに参加しながら、英語を使う楽しさをお子さんに体験して欲しい、とお考えをお持ちでしたら、是非、日本での説明会にご参加いただければ、と存じます。説明会では、アメリカのサマープログラム全般について、人気の高いプログラムについて(なぜ、現地で人気を集めているのか?)、優良サマープログラムを見極めるポイント、参加費用・申込手続き・現地までの送迎・その他詳細について、説明させていただきます。代表的なプログラムのビデオ上映をしながら、皆さんのご質問にもお答いたします。

日本でお目にかかれますことを、楽しみにしております!