今日のボストンは晴れ、気温は例年より高くほっと一息つけるお天気です。数週間前は、外に出るのも危険と言われる寒波が訪れ学校も休校になりました。
本日も、昨年の夏に日本からサマーキャンプに参加した生徒さんと保護者の方のご感想をご紹介します。私立中学に通う中学3年生の男子生徒さんで、初めてアメリカのサマーキャンプに、それも日本人ひとりきりで参加しました。参加前にZOOMでお話しした際は、親御さんが一方的に参加申込を進めていらっしゃり、本人は実感のない様子でした。「ご両親に押し切られてしまった?」と訊きましたら、えへへ、と笑っていた表情が印象的でした。
質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
回答:Jake(カウンセラー)と一緒にミュージックビデオを作っていた事で、毎日朝ごはんを食べ終わったあとの1時間でMVを作ったことが印象に残ったので、もし来年行けるなら、他の曲でも挑戦してみたいです。友達は、相当な人と関われた気がします。キャンパーの7割から8割の人たちと仲良くなれた気がします。世界は広いと思いました。不思議というか意外だったことがありました。それはJakeなどの年上の人たちとでも、友だちのように関われたことです。日本では先生や先輩と敬語で会話したりする事などルールのようなものがありますが、アメリカではそのような事がなかったので、気軽に会話できました。
質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
回答:最初行く(アメリカ)前は、英語などまったくわからなかったのですが、アメリカに行っていた時は、不自由なくある程度会話ができていたことに驚きました。前は日本だけでずっと会話をしていましたが、アメリカに行ってみれば、色々な国の人と交流ができた、良い機会でした。今もSNSで会話しているので、これからも仲良くしていきたいです。来年も友達と会えたら、もっと仲良くしたいです。
質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか?その理由は?
回答:行けるのであれば必ず行きたいです。なぜなら、今回のキャンプは英語の練習でもあったため、もう1度行ってみれば、より英語を理解し話せるような気がするからです。来年は他の子達も参加するだろうから、新しいキャンパーたちとも仲良くしたいです。
質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
回答:特にありませんが、洋服を洗濯の機会を2-3回から4回ほどに増やすことが、唯一のリクエストです。
(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
回答:息子の話の中で、毎日のアクテビティ(もちろん楽しかったそうです)以上に、沢山のお友達を作り、交流したことを帰国後にずっと話してくれています。「僕がキャンプの中で誰よりも沢山の友だちを作ってきた!!」と言っていました。英語は得意ではなく、アジア人ただ一人の参加だったようですが、言葉には1回も困ることなく、朝から晩まで沢山話して楽しめたそうです。帰国してからも、SNSでやり取りしたり、電話したり、交流が続いています。息子に会いに日本へ旅行の計画を立てている友達もいるようで、3週間という時間がとても充実したものであったようです。
質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
回答:全てがプラスでした。初めて一人で海外へ渡航したことや、色々な国、人種の子どもたちと触れ合えたこと、日本の森とは環境の異なる広大な敷地で毎日思い切り体を動かせたこと、アジア人ただ一人でも、誰よりも沢山のお友だちを作れたほど楽しめたことなど、全てにおいてプラスでした。また、100人以上お友だちを作って来た息子ですが、重要なのは言葉ではなく、楽しんでコミュニケーションすることで輪が広がる、ということに気付けたのかと思います。
質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
回答:唯一、洗濯の回数が少ないのが不便だったようです。
質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
回答:キムさんには大変お世話になりました。コロナもあり、通常は必要無い渡航書類があったり、各種申込書の和訳をしていただいたり、大変助かりました。キャンプ中の息子は、私たち夫婦へ連絡してくることはありませんでした(笑)が、キムさんとは連絡を取ることがあり、息子も大変頼りにしていました。また来年も絶対に行きたいと言っています。キムさん、ありがとうございました。
キャンプ到着後すぐに実施されたコロナの検査で「陽性かもしれない」という結果が出てしまい、到着早々保健室での隔離がスタートしましたが、症状が無いので、より精密な検査を実施して欲しいと私からキャンプディレクターにお願いし、車で1時間ほどのクリニックまで連れて行っていただき、再検査をしてもらいました。その結果は陰性!数日で隔離も終わり、その後は感想にもありますよう、友だちをたくさん作り、カウンセラーとMVのプロジェクトを完成し、とても充実した3週間をキャンプで過ごしてくれました。日本人たった一人での参加でしたが、臆することなく、自分の感覚を信じて、伸び伸びとふるまうことで、アメリカ人や他の国々から参加してきたTeen達と自然にコミュニケーションができたのだと思います。このようなPositiveな体験が、今後に繋がっていくことは間違いない、と信じております。英語ができれば、国境に縛られずにコミュニケーションができる!、という大事なことを、楽しく学んでくれたことを、とても嬉しく思います。