ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

日本出張を終えて。。

2017年04月24日 | アメリカのサマーキャンプ
ボストンでも、木蓮や桜、そして梨の花が咲き始めました。やっと本格的な春の到来です。

2月から3月にかけて、今年も日本にお邪魔し、説明会や個別面談をさせていただきながら、有難いことに、また素敵な新しい出会いに恵まれました。
そして、高校留学や夏のプログラムで引き続きお子さんを見守らせていただいているご家族と、お会いする貴重な機会でもありました。また、既に、社会人や大学生になっているお子さんの保護者の方々とも久々にお会いし、お子さんたちの近況を伺ったり、お子さんたちがまだ小学生、中学生、高校生だったころのことを、一緒に振り返りながらお話しする機会も大事にしております。子育てを終えられた保護者の方々からお聞きするお話の中には、コーディネーターとしてとても参考になるヒントがたくさんあります。

一方で、長年親しくさせていただいている語学学校や塾の運営者の方々からは、いまの日本の子供たちを取り巻く環境、受験、学校や進路の選択肢、そして文科省の新しい試みなどについても、詳しくお話しを伺うことが大変大変参考になりました。


数年前から感じつつあったものの、今年の出張で一番強く印象に残っていますことは、英語教育に向けた日本の保護者の方々の熱心さでした。少子化が進む中、中学高校受験や大学受験は過熱するばかりのようです。センター試験の廃止が2020年に決定したものの、具体的にはどのような大学受験制度となるのかなかなか見極められない中、使える英語力への関心が益々高まり、そして使える英語を学ぶことをきっかけに、子どもたちにより広い視野を持って欲しい、と切に願う保護者の方々が増えていることを実感致しました。日本という国の枠にとらわれずに、子供にはどこでも生きていけるスキルを身につけて欲しい、と願う親御さんが、益々増えていらっしゃるのでは、と強く感じました。

早稲田アカデミーIBS校での説明会後に、松井先生が保護者の方々を前にコメントをして下さったのですが、その中で「親は必死です!」とおっしゃった一言を忘れることができません。松井先生ご自身、一人娘さんのお父様ですが、私は、この一言の重みをずっと考えております。

サマーキャンプをきっかけに、8歳ぐらいから大学生になるまで、お子さんの成長を見守る機会をいただくことも少なくありません。今年新装しました弊社Websiteの編集をきっかけに、古い写真を整理しながら、しばし感慨にふけることが多々ありました。過去21年間、一人一人アメリカでお迎えし、送り出して来た子どもたちの数を数えたことは無いのですが、たとえ一期一会のご縁であったとしても、写真を見ては懐かしい思い出が昨日のことのように蘇ります。

1996年、21年前に、中学1年生の甥をアメリカのサマーキャンプに送り出したときの初心を忘れずに、今後も遠い地球の反対側から必死な思いで、大事なお子さんをアメリカのサマープログラムに送られる親御さんの立場に立ってのコーディネーションを提供していきたい!、と思いを新にしております。

3月5日の弊社独自の説明会ではゲストスピーカーをアメリカからお招きした関係で、予定しておりました既参加者の保護者の方々のスピーチ、質疑応答の時間が充分に取れないうちに、会場の関係で終了となり、とても残念であり、皆さんには大変失礼いたしました。説明会にご参加いただいた方々からのご要望やご意見を参考にさせていただき、来年は、サマープログラムや高校留学にお子さんを実際に送り出された保護者の方々のお話しの時間も、きちんと確保したいと考えております。
掲載しました写真は、同説明会の楽しい一場面です。高校生のときに日本人たった一人でアメリカの大学で開催されましたPre-Collegeプログラムに参加し、現在東京大学1年生のお嬢さんが自らの体験を笑顔でお話ししてくれました。

また、弊社が自信を持って皆さんにご紹介しておりますサマーキャンプ、サマースクールのなかには、若干名ではありますが、まだ空きのあるプログラムもございます。今年のご参加をご検討される際は、お早目に弊社までお気軽にご相談下さい。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

Tammy Kim-Weaver