ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年12月13日 | アメリカのサマーキャンプ
本日は、先日ご紹介しました9才の男の子さんのお姉さんの参加後の感想、そして保護者の方のご感想をご紹介いたします。公立小学校に通う6年生の女の子さんです。この夏、初めて3週間半のサマーキャンプに参加しました。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: アーチェリーが楽しかった。けれど、場所を移動するときに迷ってしまった。何かをするときに、持ち物がわからない時があった。バンク(キャビン)の子たちがとてもやさしかった。カウンセラーもゆっくり話してくれた。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 休み時間に日本人とたくさんいたので、もうちょっといなければよかった。こまめに、整理をしたのでちょっと変わったと思う。電子辞書を見ながらも、一応話せるところ。

質問:来年も、アメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? 理由は?
答: 思います。すごくうきうきするし、楽しかったから。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: ご飯をもっとおいしくしてほしい。もうすこしゆっくりしゃべってほしい(夜の集会の時)

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: アーチェリーやセイリングなど、人気があってなかなかできないんだ、と話していました。様々なゲームがあり、日本ではできないものもたくさんあったようで、周りを見ながら楽しく行っていたようです。

質問:お子さんをアメリカのサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: 長期間親と離れて生活するのは、初めてでした。寂しくなることも多少あったようでしたが、自分のことは自分で行い、娘のスーツケースはとてもきれいに整理されていました。息子は、マイペースで大丈夫かと心配しましたが、なくしものも少なく、お友達ともめることもなく、スーツケースになんとか自分で詰めてきたことは、彼にとって自信になったと思います。娘も、がんばった自信に満ちた顔で、かなり疲れて(笑)、帰国しました。

質問:何か、プログラムに対してご要望が(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 無回答

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: 兄弟での参加についても、わがままを聞いて下さり、歯の矯正についてもお気にとめて下さり、とても丁寧に対処して下さり、本当に感謝しております。ありがとうございました。

ご記入いただきましたアンケート用紙には、お母さま、お二人のお子さんのお手紙が添えられていました。
お母さまからは、「子どもたちは、個々にとても良い体験をし、成長して帰ってきてくれました。タミイさまと子ども達を信じて送り出したことは、大成功だったと感じております。本当にありがとうございました。」、と嬉しいコメントがお手紙にありました。9才の息子さんからは、「アメリカでは、いろいろ日本ではできないことがいっぱいできて、うれしかったです。ウッドショップ、カヤッキング、フィッシング、バレーボール、バスケットボールなど、いろいろとやらしてもらいました。ありがとうございました。とても楽しかったです。来年もいけたらいきます。」、とかわいらしいコメントが添えられていました。11才のお嬢さんからは、「最初はとても不安でした。でも、途中にタミーさんが来てくれて、どう?質問はない?といわれて、答えてくれた時、とっても安心しました。キャンプファイヤーやダンスパーティーはとても楽しく、あまり積極的には参加できなったけれど、バンクの子たちが、とても気を使っていろいろなことにさそってくれました。来年はいけないけれど、また行きたいです。」と、とてもしっかりとしたコメントが添えられていました。

現地を訪問しました際、同じ年頃の日本人の女の子さんと同じアクティビティを取っている様子をたまたま見かけました。その後、休憩時間に同じバンクのアメリカ人の女の子たちが、このお嬢さんを見つけてやってきて、次のクラスは何を持っていけばいいのよ、と一生懸命ゆっくりと英語で伝えようとしている様子も見ることができました。お姉さんが2年前に、やはり6年生の時にサマーキャンプに参加されたときのお話も、たくさん聞いていたことでしょう。そのような経緯もあり、現地ではできるだけ有意義な体験をしたい、英語を話してみたい!、という意気込みがあったことをお母さま、そして塾の先生からも伺っておりました。日本人のお友達と程よい距離を保ちながら、自分自身思い描いていたような生活を実践するという難さも、このお嬢さんは現地での生活を通して学んだのだと思います。思うようになかなか物事が進まないという体験を、言葉も文化も異なる環境でするということは、自分自身を見つめるという体験でもあります。来年の参加は無理なようですが、ぜひ、また日本を飛び出して、この夏の体験を生かした次のステップを、このお嬢さんらしく踏み出して欲しい、と切に願っております!

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年12月05日 | アメリカのサマーキャンプ
今朝のボストンは、雪景色でした。午後に入り雪が雨に変わりましたが、同じマサチューセッツ州のボーディングスクール留学中の生徒さんたちがいるキャンパスでは、雪が積もっているところ、雨と風が強くなっているところ、それぞれのようです。

本日も、今年の夏、日本からアメリカのサマーキャンプに参加されたお子さんと保護者の方のご感想をご紹介致します。同じキャンプに、小学4年生の弟さんと小学校6年生のお姉さんと二人揃って、3週間半のサマーキャンプに初めて参加されました。公立小学校に通う生徒さんたちで、英語のレッスンはアメリカ人の先生とゲームや遊びを通して会話力を養う塾に通っています。

日本で開催いたしました説明会にも2度ご家族そろって参加され、たまたまアメリカから日本を訪れていましたキャンプディレクターとも直接お話しいただける機会もありました。

(小学校4年生の弟さんの感想)
質問:アメリカのサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: バスケットボール、セイリング、フィッシング、カヤッキング。アメリカの人は、すごくやさしくしてくれて、英語がわかりやすかった。アメリカの友だちがいっぱいできてうれしかった。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 人を思いやれるようになった。おりがみのせつめいしょを見ただけで、おりがみをおれるってすごいな。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答: さんかしたい。アメリカの友だちに会いたいから。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?

答: フィッシングとバスケットボールをふやしてほしい。

保護者の方のご感想は、追ってお姉さんの感想と一緒にご紹介いたします。

現地を訪問しました際に、このお子さんがまるでキャンプ全体のマスコット的な存在になっていることを知りました。どこからともなく、Kent!と声がかかります。お姉さんが二人いらっしゃる末っ子の男の子さんです。親御さんもとても心配されていましたが、現地ではとてもリラックスし、英語で言われていることがわからない時は、首をかしげて意思表示をし、意思疎通ができたときは大きな笑顔で頷いていたそうです。アメリカ人の子どもでも、この年齢で初めてキャンプに参加した子たちの中には、キャンプでの生活に慣れるまで時間がかかる場合があります。ホームシックもあります。そんな中、遠い日本からやってきて言葉もわからない中、常に前向きに新しい事にも果敢にチャレンジしている様子は、アメリカやその他国々からやってきていた子どもたちにとっても、大きな刺激となったそうです。年齢や経験に関係なく、度胸と愛嬌とチャレンジ精神がいかに大切なのか、このお子さんの健闘を拝見しながら、改めて考えました。この9才の夏の体験が、生涯忘れることの無い体験となったことは間違いないはずです。そして、この前向きなハッピーな体験を、今後彼がどのように展開していってくれるのか、とても楽しみです。



アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年12月02日 | アメリカのサマーキャンプ
本日は、今年の夏初めてアメリカのサマーキャンプに参加された、中学2年生の女子生徒さんと保護者の方のご感想をご紹介いたします。2週間のセッションに参加しました。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: 毎日余裕がありながらも、暇な時間というものがなく、充実した2週間を過ごすことができました。印象的だったことは、敷地が広大で、初日どこに行けば良いのかわからなかったこと。Art Showやシニアが企画してくれたパーティーで皆着飾って、ドレスは必要ないとWhat to bringにいは書いてあったので、困ったこと。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 今回のサマーキャンプに初参加した私は、情報がほとんど与えられていなかったので、全て周りの人に「このアクティビティはどこにあるの?」など、質問していました。それにより積極性が増しました。最初は手順を考え、自分でその文章を暗記して話していましたが、他人に話しかけられるとそうもいかず、あいまいな返事しかできませんでした。しかし、慣れるにつれ、瞬発的に聞いたり、答えたりすることが以前に比べ上達しました。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答: 参加したいと思う。理由は積極性や英語力を養うため。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: Horse back ridingのプログラムに障害だけでなく、馬場馬術も追加して頂きたいです。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: キャンパーが皆、積極的で、通りすがりにもハイタッチで挨拶してくれること。キャビンの同室者全員から、最後にカード(ノートの切れ端を折って)を頂いたこと―皆さん同室で楽しかった。また会おうね、などとても温かいコメントを頂きました。帰国後、成田ですでに「来年はあれを持って行く。乗馬はアドバンスにする。」など、来年の予定を立てていたこと。思ったよりも英語が通じたとは言え、初めてのサマーキャンプは全てが未知数で、2週間が4-5日に思えたこと。あるアクティビティでは、自分以外全て(キャンパー&船の運転手さん)スペイン語だったこと。最後のディナーにロブスターが出てきて、ゴージャスだと思ったこと、など。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: 親が同行しない海外での2週間、ある意味サバイバルな経験をさせてやることが出来て良かったです。また、日本の中での強調、主張しない事と、アメリカでは生きのびる方法が違う、という事も本人には初経験で、成長の糧となりました。キャンプの話をしていると度々「来年は、----する」と、とても意欲的で、来年の夏及び今後アメリカの高校留学に向けて、タミー様にご指導受け賜りたく存じます。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 保護者の出席な可能なイベントのスケジュールが、キャンプ終了後に封書でキャンプより届きました。行けないまでも、子どもと連絡を取る際、「今度○○○があるのね」と、送信できるよう、メールで知らせて頂きたく存じます。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: 一般には募集されていない北米東海岸でのサマーキャンプに参加できた事、ひとえにAmerican Summer Opportunitiesのお陰と心より感謝申し上げます。空港より全般に渡るサポートは、安全面でも精神面でも保護者にとって信頼出来、子どもにとっても充実した時間を過ごさせて頂け有難いです。

サマーキャンプに向けて出発する前に、ご自宅にお電話させていただいた折、夜11時過ぎだというのに塾から帰ってきたばかりということがありました。私立の中高一貫校に通われているのですが、お勉強面では学校でのプレッシャーも大きいと伺っております。そんな中、たった2週間ですが、自分のことを誰も知らない環境に飛び込んで、予備知識もあまりない中サバイバルした結果、自分自身の体験から得てくれたものは大きいはずです。経験は教えられません!キャンプを終えて、成田空港に到着した時点で来年の参加を楽しみにしてくれたことを、とても嬉しく思います。来年は、今年の夏の経験を生かし、2週間のセッションをもっと自分らしく過ごすことができることでしょう。そして、もっと英語を勉強したい!もっと自分の可能性を知りたい!という気持ちが強くなってくれば、高校留学への道も自然に開けてくるはずです。これからがとても楽しみなお嬢さんです。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年12月01日 | アメリカのサマーキャンプ
早いもので、今日から12月です。今年も残すところ1か月となりました。巷では、クリスマスの飾りつけで賑やかです。

本日も、今年の夏にアメリカのサマーキャンプに参加された日本人のお子さん、そして保護者の方のご感想をご紹介いたします。初めてサマーキャンプに参加したのは3年前。今年も同じキャンプの2週間のセッションに参加しました。中学1年生の女子生徒さんです。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: 一番楽しかったことは、アクティビティです。特にアーチェリーとダンスが楽しかったです。また、キャンプのキャビンのメンバーもとても優しい人たちだったので、とても楽しめました。また、日本人の子が困っている時には、助けてあげることや、助け方について学べたと思います。また、英語が通じないことがありましたが、相手も一生懸命説明してくれたので、理解することができました。そのようなことがあっても、心を通わせるうちに通じ合い、仲良くなれるのだな、と感じました。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 自分の語学力が上がったと思います。前より積極的になったと思います。自分一人が違う国から来て、前は緊張していましたが、リラックスできていました。そんな自分が少し誇らしく思えました。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答: 来年も参加したいです。アクティビティや友達と話すことがとても楽しかったからです。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: 残念ながらウォータースキーを、何年もぎりぎりのところでやれていないので、どうにかしていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: 去年、初めてダンスのクラスを取ってみたところ、あまり上手に踊れなかった、ダンスパーティーでも人前で踊るのはイマイチだったと話しておりました。しかし、今年も再トライ、チャレンジしたようで、結果上手に踊れた!ダンスが楽しくなった!、Pathfinderになれた!!、と嬉しそうに話してくれました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: 娘なりに何か毎年チャレンジしていることがわかり、嬉しく思いました。また、クヨクヨしない、細かい事を気にしない、自分なりの楽しみ方を知っている、得な性格の持ち主であるということもわかりました。

質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 特にございません。

質問:コーディネーションを担当しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: 毎年、娘のアメリカの母となり、お世話やアドバイスをありがとうございます。おかげ様で、安心してキャンプに出すことができ、感謝しております。今後とも、宜しくお願い致します。

中学生になったこのお嬢さんを、この夏ボストン空港でお迎えした時は、去年の印象からは大きく成長した姿があり、少しツンとオスマシした姿が眩しくもありました。現地では、リピーターのキャンパーであり、英語でのコミュニケーション力もキャンプスタッフから信頼されていることがあり、年少の初めて参加した日本人の女の子のケアをすることも少なくなかったようです。お母さまからは、このキャンプでの2週間をこのお嬢さんがどんなに楽しみにしていたのか、伺っておりましたので、コーディネーターとしては年少のお子さんのケアはほどほどにして、自分自身楽しんで欲しい、と願いながら、心配しながら、キャンプ滞在中ファックスのお手紙でコミュニケーションを取っておりました。そして、ボストン空港に戻ってきた第一声が、「Pathfinderに選ばれた!!」というニュースでした。このキャンプでは、みんなの模範となるキャンパーを表彰し、感謝する、ということをやっています。最後のキャンプファイアーで自分の名前を呼ばれた時、どんなに誇らしかったことでしょう。日本からやって来た、自分より年下で、ほとんど英語を理解できない子のお手伝いをしてくれたことも、キャンプディレクターやカウンセラーから認められたそうです。一方で、お子さんの感想にもありましたように、ただ助けるだけでなく、助け方も考えたそうです。きっと、そこにいるみんながサポートし合う環境で、ただ手を差し伸べるのが助けることでなく、相手の立場を思いやった上でサポートする、ということを学んだのだと思います。私からこのお子さんに伝えたかったのは、「自分自身、初めてキャンプに来たときのことを思い出してみて。そうすれば、今困っている子の気持も思いやれることができるはずよ。」ということでした。
お母さまから伺ったのですが、成田空港に到着した時に、現地で助けてもらったお子さんのお母さまから、お礼のお手紙がお嬢さんに手渡されたそうです。こんなことも、きっと生涯忘れることのない思い出となることでしょう。

来年も同じキャンプへの参加が決まっています。そして、高校留学の可能性も念頭に、夏にはボーディングスクール学校訪問も予定されていらっしゃいます。少し前まで、小さくてシャイであどけないかわいらしさが印象的なお嬢さんでしたが、もう高校のことも考え始めています。これからも、このお嬢さんの成長をコーディネーターとして見守っていくことができたら、とてもとても光栄です。

そして、ウォータースキー!来年は必ずできるよう、私からもキャンプディレクターに直談判します!