ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2014年10月09日 | アメリカのサマーキャンプ
今日は、気持の良い秋晴れです。日本では台風の影響が出ているようですが、大きな被害が無いことを祈ります。ボストンも天候が不順でした。久々のお天気に、気持も軽くなります。

本日も、今年の夏に日本からサマーキャンプに参加されたお子さん、保護者の方のご感想をご紹介いたします。この生徒さんは、昨年に続き、同じサマーキャンプに2度目の参加を果たしました。初めての参加となった昨年の夏、ボストン空港に到着した際は、とても緊張していたことを思い出します。緊張や心配なことはたくさんあるけれど、とにかく笑顔でがんろうと思っていたのでしょう。。ほっぺたに指をあてて、笑顔を作る練習をしていたことを、よくおぼえています。昨年は、2週間のセッションに参加したのですが、キャンプ訪問をした際には、すっかりキャンプでの生活にも慣れて、たくさんのお友達を作って、とても楽しく過ごしている様子を見ることができました。2週間のキャンプを終えて、ボストン空港に帰って来たときは、キャンプでのお話を興奮気味に、ずーっとお話してくれた生徒さんです。今年は、同じキャンプの4週間のセッションに参加しました。

質問:このサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:アメリカ人の親友ができたこと!バレエのクラスを受けて、ダンスショーに出たこと。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:言葉以外の方法でも、コミュニケーションがとれて、友達になれる。

質問:来年も、アメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答:思う。今年できた友達と来年も会いたいです。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答:とくになし。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的だったことをお知らせ下さい。
答:今年は2年目ということもあり、いろいろなことに積極的に取り組めたようです。タレントショーに出たり、インターナショナルデーに浴衣を着たり。。。昨年の経験から今年のキャンプでやってみたいと思っていたことを実現できたようです。また、日本から持って行った夏休みの英語の宿題は、キャビンのお友達に手伝ってもらって、賑やかに片づけたそうです。ボランティアワークをするという宿題のために、メールルームの手伝いをさせてもらったのも、とても楽しかったと言っていました。キャンプに4週間参加すると、日本の中学の宿題を片づける時間が無くなってしまうかもしれない。。。という不安はありましたが、楽しみながら終わらせることができたらしく、意外とたくましいものだな、と感心しました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:今年はアメリカ人の"Best Friend"ができて、昨年よりもさらに大きく成長したと感じています。ニューヨーク州から来た同じキャビンの子と4週間ですっかり仲良くなり、別れの朝は抱き合って号泣だったそうです。日本に帰ってからも、毎日楽しげにメールのやり取りをしています。昨日は、フェイスタイムで1時間も話をして、その子のお母さまにもお会いしたとか。友達に日本の良いところや伝統的なものを教えてあげたいので、以前よりも日本の文化に興味が出てきて、それを英語で説明することで英語が上手になっていく気配です。友達にアメリカの高校事情なども聞いているらしく、留学したい希望も徐々に具体的になっているようです。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:特にありません。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答:今年も昨年に引き続き、貴重な体験をさせていただけたこと、手厚いサポートでキャンプ生活を支えてくださったことを、大変感謝しております。特にトラブルも無く本人からは連絡が無い中(良いことですが!)、KIMさんからキャンプでの様子をメールでお知らせいただくのが、この夏の私の楽しみでした。本当にありがとうございました。

昨年も、この生徒さんは日本語を使わずに、できるだけ英語でコミュニケーションを取ったり、得意なバレエを披露したりと、積極的にキャンプでの生活を楽しんでくれたのですが、今年、キャンプを訪問した際は、キャンプで出会ったお友達たちと、とても自然にキャンプでの生活を楽しんでいる様子が、印象的でした。学校の課題のひとつであったボランティア活動を体験するということも、事前にご相談いただけたので、キャンプ側でも準備をしていただき、楽しい思い出となったようです。

来年の夏は、高校受験準備があるものの、キャンプへの参加を励みにがんばっていく!ということです。そんなお子さんの気持と、その気持を尊重したいとお考えになっていらっしゃる保護者の方の姿勢には、コーディネーターとして、とても刺激を受けます。来年のサマーキャンプ参加も、この生徒さんの将来につながっていく貴重な体験となりますよう、ハッピーな思い出がたくさんできますよう、気持を新たにサポートささせていただきます!背は、完全に越されてしまいましたが。。。(笑) 来年の夏、ボストン空港でのこの生徒さんとの再会が、今から楽しみです。
「言葉以外の方法でもコミュニケーションがとれて、友達を作ることができる!」と、自らの実体験から発見してくれたこと、そしてその友達たちともっとコミュニケーションしたい、わかり合いたい、という気持が英語のお勉強に繋がっていることを、とても嬉しく思います。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2014年10月01日 | アメリカのサマーキャンプ
今日で、9月も終わりです。毎日忙しく過ごしていた夏のことが、遠くに感じられます。本日も引き続き、この夏、日本からアメリカのサマーキャンプにされたお子さんと保護者の方から寄せられました、ご感想をご紹介いたします。
この生徒さんは、私立中学に通う13才の男の子さんです。保護者の方には、今年の3月にご縁があって東京でお目にかかり、渋谷で開催いたしました説明会にもご出席いただき、初めてのサマーキャンプへの参加が実現しました。英語のお勉強は、学校のお勉強以外に、週に1回3時間ほど塾で学習中です。保護者の方からは、シャイで慎重派、素直であり、飄々としています、と性格について伺っていました。8歳から15才までの200名弱の子供たちが参加しています4週間のキャンプに参加しました。日本人参加者は、この生徒さんと、やはり初めて参加された10才の男の子さんの二人きりでした。

質問:このサマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:キャンプの中に大きな湖があって、そこで遊べます。特に、小型ヨットやカヌー、釣りなどは最高です。こんなに広い湖で遊ぶのは、日本ではそんなにないでしょう。さらに、水から上がるときは、1人1人チェックしたり、ライフジャケットなどの設備もしっかりとしています。
キャンプファイアーも楽しかった!?というよりも、やすらぎの時間でした。ふつうのCampfireとは違って、静かなときが流れていくのもすばらしいです。ちなみに、今でもGmailで連絡をとっているような友達もいるんですよ。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:プログラムに参加する前ーとても心配だった。名前をおぼえてもらえるのか、コミュニケーションはとれるか、などなど。。
  プログラムへ参加後ー心配しすぎたことがばかばかしくなった。行ってみれば楽しいもんです。アメリカンムードにも少しなれて、Englishも自信を持ってしゃべれるようになった。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答:参加したいです。理由ーこのキャンプでは、みなのつながりあいが強く、帰りぎわに、「来年も来いよ!」と言ってくれたりするから。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答:

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:すべて日本のCampでは経験できないような貴重な体験をさせて頂いたと感じていますが、特にステキだなあと思ったのは、一週間に一度、キャンプファイアーを囲んで、特に何もせず、2~3時間ゆっくりと過ごしたということが印象的でした。時間に追われて暮らすことに慣れてしまっていて、ゆったりとした時間の中で考えたり、語ったりする機会をもてたことを嬉しく思いました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:親も子供も未知の世界で、何を期待するか以前の問題でしたが、外国人や、外国の文化に壁が無かったことに驚きました。個人差はあると思いますが、食に関しても問題が無かったようです。息子に意外な適性があることを知り、今後の進路を決める上でも、分岐点になったように思います。規則正しい生活と運動、ストレスフリーな生活で、Camp中はいつにも増して健康で体調が良かったようです。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご要望をお寄せ下さい。
答:本当にお世話になりました。初めてのことで、どうなるのか不安でしたがまったく困ったことが無く、Bostonとの距離を感じさせず手続をして下さり、子供もKimさんがいるから安心してCampにのぞめたのだと思います。このような機会をもてたこと、Kimさんとの出会いに感謝しています。

この生徒さんは中学受験をし、有名な進学校に入学し楽しく学校生活を送っているのですが、この夏アメリカのキャンプに参加し、高校留学にも興味を持つようになりました。キャンプ終了後、ご両親とボーディングスクール見学・訪問をされましたが、各学校でのツアーでは、ツアーガイドである在学生や学校スタッフに積極的に英語で質問をしたり、学校側の説明もしっかりと理解している点に、同行しておりました私も驚きました。学校訪問の合間に寄りましたカフェやレストランでも、物怖じすることなく英語で言いたいことを伝えるという積極性にも、感心いたしました。
4週間、雄大な自然に囲まれた環境で、ほとんど日本語を話すことなく、英語漬けの日々を、毎日楽しく過ごしてこれた!という自らの実体験に基ずく自信が大きかったことでしょう。帰国後は、高校留学に向けて、TOEFLのお勉強にも力を入れています。日本のエリートコースの道を一歩一歩歩んでいくほかにも、自分の選択肢は色々とあるのだ!、と実感してくれた夏だったことと思います。一貫して飄々としている生徒さんでしたが、学校訪問ツアーでもたくさん時間を共有し、1対1で色々とお話しながら、この生徒さんのことをよりよく理解できたことも、コーディネーターとしては大きな収穫でした。これからも、この生徒さんの成長を見守っていく機会をいただければ、心から嬉しく思います。