ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカ東海岸のボーディングスクール

2021年07月03日 | 教育

おひさしぶりです。前回の記事から半年以上が経っておりました。日本で時差にも負けずにリモートラーニングを続けていた留学生たちも、今年の1月にはキャンパスに戻り、対面授業に参加しながら無事に学年末を迎え、先月全員が夏休みのため帰国しました。日本へ帰国するために、新に必要になりました、日本政府が定めるコロナPCR検査の陰性結果証明書をめぐって、現地では混乱が生じましたが、なんとかこの問題も解決できホットしておりました。

去年は全ての学校でキャンセルされてしまった卒業式も、今年は各州が定めるガイドラインを厳守した上で開催されました。日本からいらした保護者の方と出席しましたマサチューセッツ州にあるボーディングスクールでは、各卒業生が招待できる人数は4名まで。屋外にテントを張り、ファミリーごとに距離を保てるように椅子がアレンジされていました。ワクチン接種を2回終えていれば、マスクは不要ということでマスクを外して参加されている方も多かったです。

晴れやかな表情で高校を卒業した生徒さんは、小学2年生のころから、毎年、メイン州にあるサマーキャンプに4週間参加していましたので、8歳ごろから10年以上のお付き合いです。東京のインターナショナルスクールから、マレーシアにあるインターナショナルスクールに進学しイギリス式の教育を体験した後、大学はやはりアメリカで!、という希望から、高校2年間をマサチューセッツ州にあるボーディングスクールで過ごしました。進学先のマサチューセッツ州立大学では、物理を専攻します。コロナのせいで、2年間の留学期間のうち1年ほどが、リモートラーニングとなってしまったことがとても残念でしたが、アメリカの大学に進学する前にアメリカの高校で学べたことはとても有意義だった、と言ってくれました。高校で出会った友達たちの中で、一番刺激を受け合うことができたという友達はボストン市内の大学に進学するそうで、これからも休暇ごとに会えそうだ!、と楽しみな様子に、私も嬉しい気持でいっぱいになります。

手元には、彼にとって第2の故郷のようだったサマーキャンプで撮った写真がたくさんあります。成田からBostonまでの直行便がまだ無かったころで、乗り継ぎは必須。航空会社のエスコートサービスはあるものの、実に様々なハプニングがありました。そして、同じサマーキャンプに5年参加した後、そろそろ異なるサマースクールに参加してみてはどうか?、という保護者の方のご希望で、大学キャンパスで開催されていたプログラムに参加したところ、「ここには自由が無い。カウンセラーたちが優しくない。やることを強制されたくない。」と、サマーキャンプに戻りたい!、と訴えてきたことも、思い出されました。この生徒さん、そして保護者の方が長年体験されてきたことが、私にとっても掛け替えのない体験であり、学ぶ機会でありました。

マサチューセッツ州の大学に進学してくれたので、これからも頻繁に会えることがとても楽しみです。彼の大学での体験から、また色々と学べることがありそうです。第2の故郷であるサマーキャンプにカウンセラーとして参加してくれないかしら?

 

 

 


アメリカの高校留学と新型コロナ

2020年09月30日 | 教育

早いもので明日から10月です。ボストンでは紅葉も始まり、1日ごとに秋が深まっています。

前回のご報告から、なんとあっという間に半年ほどが過ぎておりました。

2月中旬に日本にお邪魔し、東京の早稲田アカデミーでの説明会を予定どおり開催させていただいた後、新型コロナの感染状況悪化の兆しが見えてきましたので、難しい判断でございましたが、その後の説明会は全てキャンセルさせていただき、3月の初旬にボストンに戻りました。

その後、アメリカでの感染状況が、ニューヨークや周辺の東海岸で急激に悪化する中、現地の私立高校・ボーディングスクールに留学中の生徒さんたちの対応に追われる日々が続きました。

春休みを機に日本に帰国した生徒さんたち。春休み中も学校の寮に居残り、様子を見ていた生徒さんたち。先が見えない中、留学先の学校での対応も異なり、何がBestなのか、前代未聞の状況の中での判断は、遠い日本にいらっしゃる保護者の方々にとっては不安で厳しいものでした。通常は、休暇期間中は寮は閉鎖されるのですが、緊急事態ということで、留学生のために寮を閉鎖せずに、暖かい食事を提供いただき、出来る限りキャンパス内でのアクティビティなどを急遽企画して下さった学校には、今振り返ってみて感謝の気持で一杯になります。

その後、春休み終了後もオンライン授業が続行されることになったことを受け、寮は閉鎖され、居残っていた生徒さんたちのうち、アメリカ人のお友達宅に滞在していた女子生徒さん1名を除き、全員日本に帰国したのが4月上旬でした。その後5月末に夏休みがスタートするまで、13時間の時差があるにもかかわらず、留学生たちはオンライン授業でがんばりました。6月に日本からご家族もいらして、海辺に面した素晴らしいキャンパスの卒業式で、卒業をお祝いするはずでした生徒さんは、残念ながらオンラインでの卒業式となってしまいました。

弊社でケアしています留学生たちの半数は9月の学校再開に合わせてボストンに戻り、半数は日本に居残ってオンラインで授業を受けています。学校に戻った生徒さんたちは、キャンパス内でCovid-19の検査を定期的に受けながら、または学校の方針で検査は無しで、対面式の授業または対面式授業とオンラインの授業を組み合わせたハイブリッドカリキュラムにて勉強しています。日本に居残っている生徒さんたちは、時差に配慮して下さる教師のサポート受けながら、リアルタイムにて、または録画動画で勉強を継続しています。9月からは、オンライン授業の形式も確立されたということで、学期末の成績も付くようになります。

誰も先のことを予測できない、前代未聞の状況の中、マサチューセッツ州とニューハンプシャー州にあるボーディングスクール5校、それぞれの対応を見ながら感心しましたことは、教師と学校関係者全員で夏休みを返上し、実に綿密に学校再開に向け、ハードとソフトの面で具体的に準備を進めて下さったということです。準備を進める上で、保護者を交えてのZOOMでのミーティングが頻繁にありました。全校生徒の保護者を対象にしたミーティング以外に、留学生のみを対象としたミーティングも開催され、留学生という立場ならではの不安や疑問点にもとても丁寧に対応して下さいました。そして、このような状況の中で子どもを海外に送り出すという保護者の方にとって、一番大切なこと。つまり”信頼”ということを、時間をかけて辛抱強く伝えて下さったのでした。

先週、定期的に全校生徒、教師、スタッフの検査を実施しています学校で、1名の生徒さんから陽性反応結果が出ました。アメリカ人の通いの生徒さんだったそうですが、この生徒さんは数か月前に感染したことがあり、検査に抗体が反応してしまったとのことです。陽性結果が出た時点で、学校から全生徒とその保護者へメールでお知らせがあり、この状況は予想内のことであり、該当する生徒、そしてこの生徒と接触が確認された生徒たちをすぐにキャンパス内の隔離病棟にて14日間隔離をし、検査を頻繁にしながら、症状が出ずに検査結果が陰性となった場合はキャンパスに戻れることにします、というお知らせがありました。このように、状況を逐一冷静かつ具体的にご報告頂き、リアルタイムで学校の対応をきちんと開示して下さることで、生徒たちはキャンパスで引き続き安心して生活でき、遠くで見守っていらっしゃる保護者の方の不安も軽減されます。

幸い、私がケアしています留学生たちが在学するボーディングスクールが位置しますボストン郊外、マサチューセッツ州の西部、そしてニューハンプシャー州では、検査数に対して陽性結果が出る割合はアメリカ全国的に見て非常に低いレベルで推移しています。寮の自分の部屋以外はマスクを着用し、食事もシフト制にしソーシャルディスタンスを実施できるようにしたり、ランチボックスを配布したり、スポーツもマサチューセッツ州とニューハンプシャー州が定める規則に合わせての練習のみ、と徹底しています。秋はフットボール、ラクロス、サッカー、フィールドホッケーなど、私立高校のリーグ間での試合で盛り上がるseasonですが、今年は残念ながら全ての対抗試合はキャンセルされたそうです。それでも、自然豊かな広々としたキャンパスで、ランニングをしたり、サッカーのボールを蹴ったり、テニスをしたり、お天気が良ければ芝生の上で授業ができる環境で生活できる生徒さんたちは、とてもラッキーだなー、と感じております。

来月から、引き続き現地ボーディングスクールの様子について、またこの夏、ほとんどの滞在型のサマーキャンプが開催を諦めた中、州政府のガイドラインを守った上で、様々な工夫と覚悟をもって開催を決め、感染者を出すことなく無事にシーズンを終えたサマーキャンプについて、一つ一つご報告してまいります。

 


アメリカのサマーキャンプ

2020年02月12日 | 教育
今日のボストンは朝から雨です。もう少し気温が低ければ、大雪となったことでしょう。サマーキャンプシーズンは、まだまだ先のことのように感じられますが、今年のサマーキャンプ参加のお申込は既に進んでおり、定員の8割ほど埋まってしまっているプログラムもあります。そんな中、昨年の夏、同じキャンプに2度目の参加を果たした、参加時小学校6年生の男子生徒さんと保護者の方からお寄せいただきました感想をお知らせいたします。 

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも) 
回答:●ベビーフードショー;今年はブルーベリーだったこと。●乗馬が上手になりほめられたこと。 

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。 
回答:昨年は到着時の天候不良もあって、少しホームシックになったけど、今年は出発からワクワク楽しみで、もちろんアメリカ滞在中も楽しく過ごせた。会話力も上がったと思う。

質問:来年もアメリカのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は? 
回答:思います。今年再会した友達と抱き合ってあいさつした瞬間、アメリカに来てよかった感じました。来年もみんなと再会したい。 

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか? 
回答:グラスビーズの枠を増やして欲しい。定員が少ないのでなかなかクラスを取れない。
 
(保護者) 
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。 
回答:Pottery.今年初めて取ったクラスですが、好きなものを好きなだけ作れたらしく、たくさんの作品を持ち帰って来ました。日本のように見本があって作るのではなく、全て自由に好きなものを作れる魅力が、心地よかったようで、滞在中、前・後半ともこのクラスには参加したようです。 

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。 
回答:息子のキャビンはリピーターが多く、今年再会を果たした友達が何人もいました。その中で、一番仲良くなった友達とは違うキャビンで過ごしたようですが、昨年後半で参加し仲良くなったアメリカ人の友達とは電話をするほどの仲良しになりました。電話は会って話すのと違い、コミュニケーションが難しい、と言いながらも、会話を楽しんでいます。ショートメールで住所も交換して、きっとこれから彼らの友情が始まっていくのでは?、と微笑ましく思っています。 

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。 
回答:(無回答) 

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。 
回答:昨年に続き、今年もお世話になりました。Tammyさんは、子供とほどよい距離感を保ちながらサポートして下さるので、短期間(1か月ほど)の滞在でも、子供たち同士のつながりが強くなり、コミュニケーション力もアップして帰国しています。Tammyさんには、親子共に絶体なる信用を抱いております。楽しい夏休みにして下さり、ありがとうございました。 

このお子さんは、初めてアメリカのサマーキャンプに参加された時から、キャビンで出会ったお友達たちと時間をできるだけ過ごそう、と努力してくれました。そんな前向きな姿勢が、アメリカ人や他の国から参加してきたキャンパーたちにも通じ、帰国しても連絡を取り合う友情が生まれたのだと思います。2年目の参加は、ボストンに到着したときから余裕すら感じられましたが、昨年は確かに、キャンプ到着後しばらくはホームシックだったなー、と私も思い出しております。今年も、同じキャンプへの里帰りを希望していた生徒さんですが、このお子さんの年齢と経験に合った、異なるサマープログラムへのチャレンジを、勇気をもって決めてくれました。今年は、同じ年頃の子供たちが一番多いサマーキャンプで、本格的なアートのクラスも経験し、新しいお友達もたくさん作りながら、さらに充実した夏休みを過ごしてくれますよう、心から応援します! こんな風に、数年にわたり、お子さんを見守らせていただく機会を頂き、感謝の気持でいっぱいです!


アメリカのサマーキャンプ

2018年08月06日 | 教育
今年も、日本からこどもたちが様々なアメリカ東海岸のサマープログラムに参加しています。既にプログラムを終了し、帰国していったこどもたちもいます。
8月16日に帰国するこどもたちが無事に親御さんのもとに戻りましたら、今シーズンもフィニッシュです! それまで、今年の参加者のこどもたちのお写真をご紹介してまいります。


ボランティア活動プログラム参加後の感想

2017年01月16日 | 教育
遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。今日は、キング牧師の祭日で学校もお休みです。キング牧師はBoston大学の卒業生でもあり、キャンパスには銅像が立っています。

今年最初のお便りとしてご紹介しますのは、昨年の夏、フィジーで開催されましたCommunity Service Program(高校生対象のボランティア活動)に参加した、現在ボーディングスクールに留学中の生徒さん、そして保護者の方のご感想です。
9年生(こちらの高校は4年生なので高校1年にあたります)から10年生の間の夏休みを利用し、3週間のプログラムに参加しました。アメリカ人生徒対象のプログラムでしたので、日本人参加者は1人きりでした。

質問:ボランティア活動プログラムに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: Living with the Dope people, in the Dopest island ever. *最近のティーンが使うスラングDopeは、すごく良い、クールなという意味のようです。

質問:プログラムに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: Summer ends, but friendship ain't.

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
答: You already know America won't let me go in the summer.

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: Make it FOREVER so I can settle in FIJI.

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: 息子の第一声は、「今までの中で一番楽しかった!!」でした。FIJIの文化と自然が強烈だったようです。滝つぼに飛び込んだり、カヤックで遠くまで行ったり、シュノーケルをしたり、美しい夕日を見たり、観光では体験できない貴重な日々だったようです。毎日ひとりづつ、その日あったことをレポートし、Blogにアップしたりと、今までより、より積極的に参加していたように感じました。プログラムは、Community Service でしたが、皆で力を合わせたことで、プログラムを通じてアメリカの色々なところから参加しているお友達と強い絆を持てたことが、彼の一番の宝物のようでした。若者らしくSNSやFacebookでの交流を続けているようですが、新学期でBostonに帰ったら友人たちとどこかで会いたい、と楽しみにしているようです。

質問:お子さんをサマープログラムに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: 息子はサマーキャンプ、サマースクール、そして9年生からボーディングスクール留学と、言葉も経験もコミュニケーションも問題無いと思っていましたが、今回のFijiは参加する前から準備するものが「?」(サバイバルっぽい)と予防接種(コレラや腸チフス、A型肝炎)など、本当に大丈夫なのか。。。と不安になりましたが、帰ってきた息子の顔を見て、青年はどんな所でも逞しく生きていくんだなー、と感じました。もちろん安全な安心なプログラムに守られてはいますが、Fujiで皆で力を合わせて家を一軒建てたり、現地の学校の子供との生活(苦手です。。。)を通じて、少しでも社会の役に立てて、人としての幅が広がったように思いました。

質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 無回答

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご要望をお寄せ下さい。
答: いつも息子にぴったりの夏の過ごし方をご提案下さり、ありがとうございます。わからずやの息子もKimさんの言うことなら素直に聞く耳をもってアドバイスを伺っているようです。次は10年生から11年生と、とても大切な時期ですが、また相談させて下さい。また引き続き、ボーディングスクールの生活も、お母さんのような目で見守ってやって下さい!! 
追伸:この夏に、13才の時に参加したサマーキャンプのお友達がNew Yorkから遊びに来て、二人で渋谷でたくさん遊んだようです。サマーキャンプのおかげで、息子の世界が大きくなっていくことに感謝です。

参加者の上記感想は、そっけない感想のようですが、何しろ今はアメリカでティーンらしい生活を十分に楽しんでいる、この生徒さんらしさがよく表われています。Fijiでは、本格的な建築現場での作業を、頭にタオルを巻いた姿で率先的にこなし、他のアメリカ人生徒たちの刺激にもなったようです。保護者の方のご感想にもあるように、観光目的では決して体験することのない貴重な体験を、高校生対象のきちんとしたプログラムで体験できたことは、この生徒さんの将来において、掛け替えのない財産となったはずです。今年の夏は、前半はブラウン大学での高校生対象の理系のサマースクールに、後半はキューバを訪ねるサマープログラムに参加することを計画中です。英語のスキルだけでなく、世界のどこでも生きていける、規制の枠組みにとらわれないBetter Personに、着実に成長している生徒さんを見守っていけることは、本当に光栄なことです。

3月5日(日)に六本木の国際文化会館にて開催いたします説明会には、この生徒さんが参加された中高生対象のCommunity Service Program、ナショナルジオグラフィック社、New York Times社とのコラボレーションプログラムでも有名な団体であるPutney Student Travelのディレクターをゲストスピーカーとしてお招きしております。詳細は、弊社Websiteにて近日中ご案内いたします。ご興味のある方は、ぜひご参加下さい。


アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2015年09月08日 | 教育
ボストンでは、珍しく残暑厳しい日々が続いています。大学やボーディングスクールの寮のほとんどは、クーラーがありませんので、急遽扇風機などを購入して対応しているそうです。

今年のサマープログラムシーズンも、無事終了しました!シーズン中は、週末も休みなく仕事に追われる日々でしたが、最後のグループの子供たちをボストン空港から無事送り出した後は、安堵感と達成感で胸がいっぱいでした。そして、来年もがんばろう!、と思うのでした。

毎年のことながら、参加者のお子さんたち、ひとりひとり、それぞれのドラマがありました。ホームシックになったお子さんも少なくなく、キャンプスタッフも、コーディネーターの私も、ホームシックの対応には慣れているとは言え、現地で実際にそのお子さんの笑顔を見るまでは、心配がつのることもありました。この仕事を始めて、来年で20年目を迎えますが、20年前に、日本に住む甥を初めてサマーキャンプに送り出したときの気持はそのままです。遠い日本で、お子さんたちのことを想う保護者の方の気持に寄り添うことが、現地コーディネーターとして一番大切なことだ、と今も考えています。

8月に、広大なメイン州にちらばるサマーキャンプ7つを、1泊2日で訪問しました。何千キロというエリアを網羅しますので、毎年強行スケジュールとなりますが、各キャンプで日本からやってきたキャンパーたちが笑顔でがんばっている姿を見るたびに、たくさんの元気をもらうことができました。こどもって、すごいなー!、と思う瞬間です。同時に、各キャンプのディレクターやスタッフと1年ぶりに顔を合わせ、近況について話をしながら、お互いに絆を確かめ合うことも大きな収穫です。大切なお子さんをお預かりする仕事です。キャンプディレクターならびにスタッフと、コーディネーターである私の間に、長年の信頼関係があってこそ、スムーズにコーディネーション業務が進むのです。

そしてなによりも、弊社を信頼いただき、大事な大事なお子さんを、地球の反対側まで送って下さった保護者の方々への感謝の気持も、この仕事を続けていく大きな糧となっています。本当にあり難いことだなー、と思うのです。

本日ご紹介しますご感想は、小学校6年生のお嬢さんを、初めてアメリカのサマーキャンプへ送り出したお母さまからいただきましたメールの一部です。女子校に通うお嬢さんです。ボストン空港に到着した際は、長旅の疲れや、不安なことはたくさんあったと思いますが、笑顔できちんとご挨拶をしてくれたお嬢さんでした。

ー遅ればせながら、キャンプについてご報告させていただきます。
娘をはじめ、わが夫婦も、「思い切って参加させていただいてよかった!!」、が共通の感想です。娘は、「とにかく楽しかった。来夏も参加したい。なぜ、去年から参加しなかったのだろう。。2週間じゃ物足りない!なぜ迎えにきちゃったの?」キャビンのお友達のこと、アクティビティーのこと、興奮して話してくれました。

そして、帰国後落ち着いた最近になり、思い返すように当時の思い出を語り始めました。
「キャビンの雰囲気が、私にピッタリだった。とにかく皆元気で明るくて、優しくて、おふざけが大好きで、まるで学校と同じ雰囲気!でも、だからこそ、会話が分からなくても眠くても、皆の輪の中に絶対入って行こうって頑張ったんだ。皆、私が英語ができないって分かっている。もちろんそんなこと私が一番知ってる。キャビンの先生も私に気を遣って、みんなに私を仲間に入れてあげてって、お願いしているのも分かった。皆が私を仲間に入れてくれようとしているのに、私が消極的になっちゃダメだと感じた。」
「でもね、オールドキャンパーになったら、こんな乗りだけでは通用しないと思うんだ。あと、私が会話していても、英語ができる友達が来ると、そちらとの方が会話がはずむ。それも現実。」

2週間を思い切り謳歌し、課題点も自ら見つけることができた。親としては、こんなに喜ばしいことはありません。

私の感想をひとつ。
一人っ子の母娘。不在がちの父親とは違い、これほど長く離れたことはありませんでした。いつも私の監視下、娘は窮屈な思いもしていたはずです。
いざ送り出してみると、私も寂しさや不安は無く、娘なら大丈夫という信頼感が勝っていました。
娘も母の呪縛から解かれ、開放感を味わったようです。親子関係を見つめ直す良い機会にも恵まれました。

中学生になる来夏、参加できるかどうか現段階では判断しかねます。ただ、もっと語学力をつけて、絶対また皆に会いたい! 娘とわが夫婦の願いです。

タミーさんをはじめ、ご尽力いただいた皆さんに感謝申し上げます!遅ればせながら、お礼のみ。ー

このようなメールをいただき、何度も何度も拝読し、プリントアウトしてまた読ませていただきました。周囲の気遣い、優しさに触れて、その気持ちに一生懸命応えよう!と決心した12歳のお嬢さんには、感心するばかりです。大人でも、初対面の人たち、それも言葉や文化も違うグループの中に放り込まれたら、果たして、このような決心ができるでしょうか?

このお嬢さんの決心は、周囲の同年代のアメリカ人のお友達たちにとっても、良い刺激となったことでしょう。アメリカ人のお宅で、このお嬢さんのことは、多いに話題にのぼったことと思います。

そして、親御さんがお子さんの可能性と潜在能力を信じてあげることの重要さについても、改めて考えさせられました。お母さまがお嬢さんの力を信じて送り出されたからこそ、お嬢さんも現地で自分の力で考えて、決心し、行動にうつし、その結果として、自分だけの貴重な体験を持って帰ってくれたのだと思います。

また、もっと英語が話せたら!、というもどかしさも、このお嬢さんはしっかりと持って帰ってくれました。たった2週間の体験でしたが、日本では得られない、そしてこのお嬢さんの将来に必ずつながっていく貴重な体験をしてくれたことを、心から嬉しく思います。がんばって!そして、いつかまた日本を飛び出して、ボストンに戻ってきてね!と、メッセージを贈りたいです。




ボストンでは、卒業式シーズンです

2015年06月18日 | 教育
ボストンでは、新緑のきれいな季節から夏の装いに変わりつつあります。先月から今月にかけては、高校、大学の卒業式シーズンでした。この時期は、ボストン市内や郊外のホテルは満室となります。親御さんだけでなく、グランパやグランマ、親戚のメンバーまでが、アメリカ全国、そして世界各国から卒業式参列のためにボストンにやってくるのです。たまたま、この時期にボーディングスクール見学に急遽いらっしゃることになったご家族は、普段はお手ごろなホテルに、1泊$700でやっとお部屋を確保できたぐらいでした。

中学1年生のときに、メイン州のサマーキャンプに参加し、その後ボーディングスクールへ進学し、先月ボストン大学を卒業した男子生徒さんがいます。今でも、ボストン空港にサマーキャンプ参加のために到着した、12才の彼の表情をよく覚えています。不安な表情は隠せませんでしたが、とても礼儀正しく挨拶をしてくれたのが、印象的でした。そして、その後お母さまと、ボーディングスクール訪問のためにボストンにやって来たときは、ある学校でのインタビューの結果がおもわしくなく、手入れの行き届いた緑の芝生が眩しいグランドの隅で、お母さまとうなだれていたときの表情。日本の有名私立校のNY校を受験するも、自分としてはどうしてもアメリカのボーディングスクールで勉強してみたい、と、お母さまにはなかなか言い出せずに、私に無言で訴えてくれた表情。留学先のボーディングスクールで、後輩や先輩からも慕われて、勉強でもスポーツでも、そして寮長としても周囲から認められて生き生きとしていた表情。その後、大学進学のときは、関係者一同を唖然!とさせてくれてこともありました。もう時効ですが。。(笑)そんな彼が、この7月から社会人です。

彼の卒業式をきっかけに、仕事に追われる毎日を慌しく過ごしてきた日々から、スローダウンすることの大切さに気付きました。

アメリカのサマープログラムへの参加を、何年にもわたり暖めつつ、遂に実行に移されるご家族もいらっしゃいます。そして、サマープログラム参加をきっかけに、ボーディングスクールへの留学を検討される場合は、学校訪問から始まり、卒業までは4年から5年の歳月となります。このような長い歳月の間には、様々なことが起きて当然と言えるでしょう。ご家庭の事情が急変することもあります。
ついつい、時間が経つのがあっと言う間、と感じてしまいますが、スローダウンして振り返ってみれば、実に様々なことがあり、楽しいことばかりでなく試練もあり、現地でサポートをしてきたコーディネーターとしても、反省すべき点、考え続けなければいけないことがあるのです。

来週、この夏、サマーキャンプに参加する子供たちの第1陣が、ボストンに到着します。今年で子供たちをボストンでお迎えするのは、19年目となりますが、何年も経験していても、子供たちが到着する日の前日から、とても緊張します。何も無く順調に子供たちが現地に到着してくれることは、決して偶然に起きることでなく、関係者一同のティームワークあってこそであり、一方で回避不可能なハプニングも付き物である、ということを、長年の経験から学んでいるからです。

この仕事をしていて、一番心がけることは、日々の仕事をただこなしてはいけない、ということです。大事な大事なお子さんを、地球の反対側まで送って下さる親御さんのお気持を尊重し、ひとつひとつ丁寧に仕事をすることです。

2月末から3月にかけての日本滞在は、九州大学法学部が新しくスタートされたバイリンガルプログラムに関しての勉強会参加に始まり、東京では3回、宇都宮では1回説明会を開催いたしました。早稲田アカデミーIBSの松井先生、キャタル塾長の林先生、池田学習塾の池田先生には、大変お世話になりました。また、東京の国際文化会館での説明会では、元キャンパーであり、高校留学を経てアメリカの大学を卒業後、すっかり頼もしい社会人になっている方に、今年も引き続きお手伝いしてもらいました。彼女は、この秋からスペインで仕事をするそうです。
そして、元キャンパーのお二人のお子さんを持つファミリーにも、説明会にゲストとしてご参加いただき、現在ボーディングスクールに留学中の息子さん、来年から留学を予定していっしゃるお嬢さんには、スピーチもしていただきました。自分の言葉で自分ならではの体験談を語ってくれて、感動的でした。本当に皆さんのおかげで、実り多き日本の滞在となりました。

ついつい仕事に追われて、気持が急くときは、スローダウンを心がけて、これからも丁寧に、自分で納得できる仕事を、コーディネーションを日本の皆さんに提供していけるよう、努力したいと思います。



アメリカのサマーキャンプシーズンも、終了まじか

2013年08月20日 | 教育
ボストンでは、朝晩肌寒く感じるようになってきましたが、今週は暑さがもどってきたようです。日本では、各地で猛暑が続いているようですね。

昨年の秋から準備を進めてきました、今年のサマーキャンプシーズンも、そろそろ終盤です。明日、5人の子供たちをボストン空港から送り出しましたら、あとはサマースクールに参加しています高校生の生徒さんたちを送り出すだけとなりました。今年の夏は、6月中旬から、ボストン空港へ21回往復しました。

明日も、元気で溌剌とした子供たちの笑顔を、ボストン空港で見ることができるかと思うと、とても楽しみです。毎年のことながら、サマープログラムに参加して帰ってくる子供たちの笑顔が、この仕事を続けていける大きな糧となっています。

今年の参加者の年齢は、9歳から16歳でした。年齢だけでなく、通っている学校も、インターナショナルスクールだったり、私立の付属校だったり、公立校だったり、バックグランドも、英語レベルも、興味を持っていることも、得意なこと、不得意なことも、みんなそれぞれの子供たちが、何かを探して、遠い地球の反対側までやってきました。リピーターのお子さんの中には、今年5年目というベテランも数人いましたが、8割以上の参加者は初めて参加する子供たちでした。

子供たちが無事に現地まで到着してくれるまでのコーディネーションも重要ですが、現地に到着した後は、「この貴重な機会を無駄にして欲しくない!」という気持で、子供たちそれぞれが、1日でも早く現地での生活に慣れてくれるよう、キャンプディレクター、それぞれの子供の担当のカウンセラー、そしてキャンプオフィスのスタッフと協力しながら、日々の業務に向かい合っています。

キャンプでの生活に慣れてくれるまでの過程は、子供ひとりひとりに個性があるように、実に多様です。ホームシックにはなりそうも無い、と保護者の方や本人が思いこんでいても、意外や意外、現地での生活が始まってみると、ホームシックにかかり、本人が一番戸惑ってしまうケースも沢山見てきました。そして、先のレポートでもご報告しましたように、ご自分で実際に見られたことのない、未知の世界に、大事なお子さんを送り出された保護者の方々のご心配も、子供たちが現地に到着したからと言って、落ち着くものではありません。日々、お子さんがどうしているのか、考えているうちに、だんだんと心配ばかりつのってしまうのは、仕方の無いことです。

あるサマーキャンプに、何年もお子さんを送り出されてきたアメリカ人のお母さまが、自分の子供がキャンプから書いてくるお便りをきっかけに、子供たちがキャンプから保護者の方に書いたお手紙をまとめた本を出版されました。そのタイトルは、「P.S. I hate it here! Kid's letters from camp」です。キャンプで、毎日とても楽しく過ごしていても、「Don't forget me!」というメッセージを伝えたいばかりに、保護者の方へのお手紙にはネガティブなことを書いてくる子供も少なくなく、日本の子供たちにもあてはまることがあります。

今年も、最初から、キャンプが終了する数日前まで、ネガティブなことをご両親へのお手紙に、頑固に書き続けてきたお子さんがいました(笑)。遠い日本で心配されていらっしゃる保護者の方がそのままお読みになったら、心臓発作を起こしかねない内容もありました。そんなときは、コーディネーターとして、現地での様子について関係者に確認し、できるだけ詳細にわたる情報を収集し、お子さんのメッセージを翻訳?させていただいています。また、現地へ実際に足を運ぶこともあります。このお子さんは、キャンプからボストンに戻ってきた際、開口一番、「将来、キャンプのオーナーになりたい!毎日、キャンプで生活したい!」と、日焼けした大きな笑顔で語ったのでした。9歳の男の子です。

今年のキャンプシーズン中は、十数年にわたり毎年日本のお子さんたちを送り出しているキャンプに加え、新しいサマーキャンプもいくつか訪問してまいりました。1泊2日の旅程で、カバーしましたエリアは500キロにわたりました。ニューイングランド地域に点在しますボーディングスクール(寮生活を送る私立高校)と同様に、サマーキャンプも、ひとつひとつ異なる個性があります。駆け足の訪問で体力的にも大変でしたが、8つのサマーキャンプを訪問し、コーディネーターとして、それぞれのお子さんに合ったサマープログラムをご紹介することが、いかに重要であるのか、改めて思いながら帰路につきました。来年のシーズンに向けて、新たに学ぶことの多いキャンプ訪問でした。

今年ご参加いただいたファミリーから、既にご感想が届いています。今後、順々にご紹介させていただきます。








ボーディングスクールの卒業式

2013年05月30日 | 教育
先日、レポートさせていただいたボーディングスクール卒業生のお母さまから、卒業式当日に撮影されたお写真が届きました。
この生徒さんの、”ほんわか笑顔”! これは、彼が小学生のときに、初めてサマーキャンプに参加するためにアメリカに到着したころの笑顔のままです。

彼は、4年間、勉強も頑張りましたが、スキー部と演劇部の舞台装置担当として、課外活動もがんばりました。演劇部の舞台装置に関しては、SAT(高校生が大学進学のために受験する、全国統一テスト)の集中講義とスケジュールがぶつかってしまった場合は、演劇部のほうを優先したと聞いています。

今年の卒業生代表のスピーチを堂々と披露したのは、アジア系の女子生徒さんでした。卒業生代表のスピーカーは、卒業生たちの投票で決まるのだそうです。ジョークをまじえながらの堂々したスピーチに、会場はすっかり魅了されたのです。

式の後、彼女について、私の生徒さんに訊いてみたところ、「彼女はたぶんアメリカ生まれのアメリカ育ちだと思う。最近は、アジア系でも、出身国もいろいろだし、バックグランドもいろいろだから。。。」と、特に気にしていない様子が印象的でした。アジア系だからといって、留学生とは限らず2世だったり、3世だったり、また小さいころに養子にもらわれてきて、白人のご両親に育てられるケースも少なくありません。

式では、成績優秀者、スポーツで優秀な成績を残した生徒、課外活動において多きに活躍した生徒など、いろいろな賞の受賞もありました。私の生徒さんも、学科別の賞をもらったのですが、それぞれ入賞者が壇上に上がるたびに、やはり大きな声援と拍手がありました。肌の色や、バックグランドも関係なく、この学校のコミュニティの一員として、ひとりひとりの生徒さんがしっかりと存在していることが、よく伝わってくる素晴らしい機会でした。

式が終了した後は、ガウンを着た先生方、学校スタッフが退場し、その後に卒業生たちが退場したのですが、先に退場した先生方がキャンパスに一列に並んで、卒業生ひとりひとりと握手をし、ハグをし、そして語りかけていました。私の生徒さんは、先生方から、「今日はサンダル履きじゃないんだね。」など、声をかけられていました。

「本当に、早かったなー!もう、ここにいることがないんだなーと思うと、すごく不思議な感じ。」というコメントには、4年間がいかに充実した時間であったのか、わかるような気がしました。

来週には、もう一人の高校留学生の卒業式があります。この学校は、小さな学校であり続けることを、学校運営の哲学とし、生徒ひとりひとりと教師たちの信頼関係において、素晴らしいものがあります。毎年、卒業生ひとりひとりが壇上でスピーチするのです。私の生徒さんがどんなスピーチをしてくれるのか、今から楽しみです。






サマーキャンプ、サマースクールシーズン到来!

2012年07月19日 | 教育
前回の記事から、またまた時間が長く経ってしまいました。毎年、2月から3月にかけて、日本で説明会を開催しておりますが、その後、ボストンに戻ってきてから、夏のシーズンがスタートするまで、忙しい日々でした。

先月から、様々な夏のプログラムに参加するため、日本から子供たちが到着し、前期のセッションに参加した子供たちの中には、無事に元気に帰国していった生徒さんたちも少なくありません。そんな忙しい中、何年もご無沙汰していた、保護者の方々からご連絡をいただくことがあります。今回も、毎日、ばたばたと仕事に追われている中、とても嬉しいメッセージが届きましたので、掲載させていただきます。

たいへんご無沙汰しております。
覚えていただいておりますでしょうか。
今から12年ほど前、ちょうど10歳の時にお世話になりました「。。。。」の母でございます。

今日パソコンに向かいながら、ふとKimさんは今頃どうしていらっしゃるのだろうと思い、HPを拝見しました。
するとどうでしょう!! まだ息子の写真やコメントを掲載してくださっているではありませんか!
あまりの懐かしさについメールを差し上げた次第です。

以前と少しも変わらぬ姿勢でお仕事に取り組んでおられるご様子を拝見し、本当に私たちはいい方にお世話していただけてよかったな、と改めて感じています。

現在、大学3年生。
兵庫県の関西学院大学の社会学部に通っています。

中学2年生のとき、通っていた英語塾が主催する語学研修に3週間ほど参加しましたが、結局それ以来留学をすることもなく現在に至っています。  ※行がなくなったので次に続きます。

日本では大学3年の秋以降くらいから就職活動が始まるのですが、
杉光は就職せずに大学院へ進みたいと言い出しました。
それであれば、いっそのこと日本ではなく海外の大学院への留学を考えてみたらどうかと話をしているところです。
何もわからないので、日本の専門のエージェントに頼るほうがいいのかどうか迷っているところです。
本人は、行くとしたらイギリスかアメリカに行きたいようです。
専攻もできれば今大学でしていることと違うことがしたいようなのですが..。いろいろネットなどを見ているとだんだんと余計にわからなくなってしまいます。すみません、ついいろいろ愚痴ってしましました。なにはともあれ、今日は本当に懐かしくてとてもHappyな気持ちになれました!
どうぞこれからもお元気で、ご活躍をお祈りしています。

たとえ、ひと夏だけのサマープログラム参加のご縁であっても、それぞれのお子さんにはドラマがあり、彼のこともとてもよく覚えております。私も懐かしくて、すぐに返信いたしました。私の記憶では、このお子さんは小学生のまま、阪神タイガースのTシャツを着ていたことも思い出します。大学生になられているとのこと!ご縁がありましたら、また、ボストンで再会できる日もあるのでは、とわくわくしております。

このようなお便りを糧に、この夏の仕事も、初心を忘れず、保護者の方の立場に立って、誠意をもって、ひとつひとつ丁寧に対応していきます。

前回ご紹介しました、弊社のFacebookについては、ネットワークへの入り方がわかりずらい、とのご感想が寄せられていますので、近いうちに、立ち上げなおす予定です。それまで、いましばらくお待ち下さい。立ち上げなおした暁には、上記のお便りのような嬉しいニュースをきっかけに、American Summer Opportunitiesの仲間の輪を広げていきたいと思っております。