美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ They Can't Take That Away From Me を録音

2018-09-30 | Jazz Vocal

They Can't Take That Away From Me 『誰にも奪えぬこの想い』は、

ガーシュウィン兄弟が1937年(昭和12年)のミュージカル映画

「Shall We Dance(邦題:踊らん哉(かな))」のために書いた曲です。

主演は、フレッド・アステア。映画の中でアステアが想いを寄せる

女性を演じた、ジンジャー・ロジャースに歌いました。

1949年にアステアが主演したミュージカル映画「The Barkleys of Broadway」

(邦題:ブロードウェイのバークレイ夫妻)でも使われた曲です。

不滅のスタンダード曲です。インストよりジャズヴォーカルで取り上げられる

のが多く、最近でも新たに録音され、ステージで歌われ・演奏されています。

今回も海外で制作された生演奏による音源で歌いました。あいも変わらず

下手ッピです。

私の歌だけでは、お気の毒なので、アーティストの映像も。

ダイアナ・クラールです。

ジェーン・モンハイトとジョン・ピザレリのコラボもいいですよ。

<They Can't Take That Away From Me の歌詞とその和訳>

作詞 : アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin)
作曲 : ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)

The way you wear your hat
君の帽子のかぶり方
The way you sip your tea
君のお茶の飲み方
The memory of all that
ぜんぶ覚えてるよ
No, no, they can't take that away from me
ダメ、ダメ 誰も僕のこの想いを奪えないよ

The way your smile just beams
の笑顔のきらめき
The way you sing off-key
君の調子っぱずれな歌い方
The way you haunt my dreams
僕の夢に君が出てくる様
No, no, they can't take that away from me
ノー、ノー 誰も僕から奪えないよ 

We may never, never meet again
僕達はもう二度と会えないかもしれない
On the bumpy road to love
険しい恋の道のりの中では
Still I'll always, always keep the memory of
でも 僕は いつまでも君の思い出をとっておくよ

The way you hold your knife
君のナイフの握り方
The way we danced till three
夜中の3時まで一緒に踊った時のことや
The way you've changed my life
君が僕の人生をすっかり変えてしまったこと
No, no, they can't take that away from me
ノー、ノー 誰も僕から奪えないよ
No, they can't take that away from me
ノー 誰も僕からこの想いは奪えないからね


♪ 星に願いを ☆ ギター練習して動画にしました。

2018-09-20 | ギター

先日、洋楽仲間が集まり “When you wish upon a star” を私のギター

伴奏で歌って頂きました。

この日のために約一か月前からギターの練習のために、自宅でビデオ撮影して

出来具合を確認しましたが、下手なのは治りませんでした(笑)

ギター用の楽譜もタブ譜も使わず、メロディ譜を使って自分でコードも替えたり

して演奏を組立ました。

エピフォンのカジノ(セミ・アコースティク)ギターにアンプを通して、低音を

いかした暖かい音色でソフトなサウンドにしたかったのですが、ビデオでの

音声録音になりますので音色もプロのジャズギターのようにはなりませんでした。



練習のために自撮りしたビデオですが、音声だけを使い他の画像をスライドして

動画にしました。

映像は綺麗です。2分弱の短い演奏ですが、宜しければ聴いて下さいませ。


♪ Moonglow を録音

2018-09-08 | Jazz Vocal

有名なスタンダード・ナンバーである『Moonglow』を歌って録音

しました。いつものようにかなりの下手ッピですが、You Tube に

アップしました。


『Moonglow』と云う曲について、少し。

1933年(昭和8年)にウィル・ハドソン(Will Hudson)が自分のバンドの

テーマ曲にと作曲した、たいへん昔の曲です。

そして、のちにアーヴィン・ミルズ(Irving Mills)とエディ・デ・ランゲ

(Eddie De Lange)の二人が歌詞を共作したとジャズ雑誌には書いて

あります。

ウィル・ハドソンのバンドでは、ヒットしなかったのですが、翌年に

ベニー・グッドマンがレコードリリースして大ヒットしました。

映画『ベニー・グッドマン物語』でもこの曲は演奏しています。

ビリー・ホリディが持ち歌として、よくステージで歌ったそうです。

その20年後の1953年に公演されたブロードウェイ ミュージカル

『ピクニック』がロングランヒットし、それを1955年に

ウィリアム・ ホールデンとキム・ノヴァクが主演し同名タイトルで

映画化され、この曲が使われ世界中でリバイバル・ヒットしました。



私は、映画『ピクニック』を見て、この曲を知りました。映画の中で、

主演の二人がムーディに踊るシーンで流れていて何ていい曲なんだろうと

思い翌日レコードを購入しました。

(もちろん、封切の時ではなくずっと後の再上映の時に見たのです)

この映画『ピクニック』は、アカデミー美術賞、アカデミー編集賞、

ゴールデングローブ賞、監督賞を受賞しています。

映画の内容は、当時のアメリカでは9月の第一月曜日が「労働休日」で

各地でお祭りする習慣がありました。友人を頼ってやってきた貧乏な青年が、

労働休日にその町で行われたピクニックで友人の恋人に一目惚れしてしまい

お互い惹かれ合って恋をすると言うストーリーです。

では、その映画の映像でこの曲が使われているシーンをご覧ください。

当時は、二人が踊るシーンがたいへんに話題になったそうです。


では、この曲を歌っている最近の映像を。

スタンダード曲をたくさん歌っている ロッド・スチュワートのステージ映像です。

次は、とてもムードのあるギター・デュオで。

現在最も人気があるジャズギタリスト、フランク・ヴィニョーラとジャズギターの

大御所バッキー・ピザレリ(ジョン・ピザレリの父親) のライブ映像です。

映像はとても綺麗です。


『Moonglow』の歌詞とその和訳を記載しておきます。

It must have been Moonglow
Way up in the blue,
It must have been Moonglow
That led me straight to you;

I still hear you sayin'
“Dear one, hold me fast”.
And I start to prayin'
Oh Lord, please let this last.

We seem to float right through the air,
Heavenly songs seem to come from everywhere;

And now when there's Moonglow
Way up in the blue,
I always remember
That Moonglow gave me you.

あれは空に浮かぶ月明かりに違いない
その月明かりのおかげで君と出会えたのかな

今も君の声が耳に残ってる
「いとおしい人、早く抱きしめて」
僕はお祈りする
神様 この恋をずっと続けさせてほしい

二人はまるで宙に浮かんでいるように思える
天国の歌があちらこちらから聞こえてくるようだ

今も月明かりが空高く昇っているような感じ
僕はずっと忘れない
あの月明かりが君に逢わせてくれた