今、アメリカや日本、イギリス、カナダなどの世界各地で中国から
謎の種が郵送されてくるという不気味な事案が多発しています。
注文もしていないのに、中国郵政のラベル付きの国際郵便物が届き、
小さな袋の中に植物の種がたくさん入っているとの事。
種の種類は色々。外来植物で、病原菌や汚染物質、又は有害な
昆虫類が付着しているかもしれないとして日本では、先月4日に
農林水産省がこれらを受け取っても開封して植えたりせず、
最寄りの植物防疫所へ相談してほしいと呼びかけています。
アメリカでは、既に全ての州で中国から謎の種が届いていることが
確認されており、米国農務省の発表によると、そのうちの14種の種
を特定したそうです。
それはカラシナ(マスタード)、キャベツ、アサガオ、ハーブ類
(ミント、セージ、ローズマリー、ラベンダー)、ハイビスカス、
バラなどだったとの事。
日本では、届いた国際郵便の多くは縦約16センチ、横約12センチ
ほどの白い封筒が多く、なかには透明な袋に、種子のようなものが
100個ほど入っていたそうです。
封筒には「CHINA POST」と書かれた伝票が貼られており、差出人の
名前はなく英語で「広東省深圳(しんせん)市」とだけ表記される
場合が多いとか。
商品名は英語で「ring」(指輪)とか「jewelry」(宝石)と書かれており、
宛名欄には受取人の住所、名前、携帯電話番号までもが記載されて
いたそうです。開封すると植物の種のような物が入っていて請求書
がなく、ますます何を目的として送られてきたのかわからない荷物
だったといいます。
これらの不気味な郵便物は、ネット通販をよく利用している人にも
届いたそうで、以前にも注文した商品(注文先は日本国内の販売会社)が
直接中国から届けられたとの事で、これら通販の利用実績がある人は、
住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどの個人情報が漏えいして
いるらしいかもとの事です。