美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

ゆきとし風 『生パスタ・ボンゴレロッソ』

2016-09-30 | 料理

最近、生パスタに「はまって」います。

乾麺とは、まるで違う「もちもち」食感が、やみつきになりました。

生パスタを味わえるレストランでも何度か食べましたが、自宅でも

食べたくなり昨晩、自分で料理しました。

料理したのは、卵とデュラム小麦の粉で作られた「フィットチーネ

(イタリア語ではフェットゥッチーネ)」と呼ばれる幅広の平たい麺で、

すごくもちもち感があり期待通りでした。

オリーブオイルをしいたフライパンに少量のニンニンのスライスを先に炒め、

次に人参、玉ねぎ、いんげん、ハムに白ワインを入れて炒め、最後に

塩・胡椒で味を整えた後に、タコをさっと入れて固くならない程度に炒め

ました。そして、タコだけを取り除いて、あさりのむき身が入ったトマト

ベースのソースにからめました。

約6分ほど茹でた生パスタを皿に盛り、作ったソースを載せ、その上にタコを

トッピングしました。

フランスパンとワインで、いただきました。

自分で作った料理としては、大満足の一品になりました。

美味しかった~ !!


♪ Something を再録音 (ビートルズの録音記録も記載)

2016-09-25 | Rock

友人が、ビートルズの「Something」を 歌って You Tube に

アップしたので、私も又、歌いたくなりました。

私は、2014年6月に You Tube にこの曲をアップしましたが、

録音状態が良くなかったので再度録音しました。

ギターを弾いて録音もしたのですが、もうオリジナルキーでは、

ブリッジ(サビ)のところで声が出ないので、キーを下げて歌う

ために違うコードフォームや同じコードフォームでもカポを

付けてギターを弾いたので、ビートルズのような感じがでなく

なりました。仕方がなく、カラオケで歌ったものを You Tube

にアップしました。

前回と同じく私の歌の出来は良くないですが、録音はクリアーで

いい音質となりました。


少し長くなりますが、ビートルズのこの曲にまつわるレコーディング

記録を調べましたので紹介致します。

♪ タイトル Something 作詞・作曲 ジョージ・ハリスン 
  リードヴォーカル / ジョージ・ハリスン  
  コーラス / ジョージ・ハリスン & ポール・マッカートニー

・ギター
  ジョン・レノン Epiphone Casino (エピフォン カジノ)
  ジョージ・ハリスン Gibson Les Paul (ギブソン レス・ポール)
  ジョージ・ハリスン Fender Telecaster (フェンダー テレキャスター)

・ベースギター
  ポール・マッカートニー Rickenbacker 4001 (リッケンバッカー・4001)

・ドラム
   リンゴ・スター Ludwig Drum Set (ラディック社製のドラムセット)

・ピアノ
   ビリー・プレストン (アコースティク・ピアノ メーカー名など公表なし)

・オルガン
  ジョン・レノン (メーカー名など公表なし)

・ストリングス
   (アーティストやバンド名、又はシンセ等の楽器なのか公表なし)

♪ レコーディング・データ

「Something」は、ビートルズの11枚目の英国オリジナルアルバム

「Abbey Road」(1969年9月26日発売、米国は同年10月1日、

日本では同年10月21日発売)の2曲目に収められている曲。

作者のジョージがリード・ヴォーカルを取り、ポールがコーラスを

つけている。英国では21枚目のシングルとして、アルバム

「Abbey Road」からシングルカットされた。カップリングは

「Come Together」で両A面扱いでのリリースとなった。

なお、ビートルズのキャリアの中で唯一ジョージの曲がA面扱いと

なった。

1969年1月2日ビートルズはトゥイッケナム・フィルム・スタジオに

姿を現した。

意見が合わず混沌とする活動状況を打破する為に、ポールが打ち

出したのは、デビュー時の全世界をコンサートで飛び回っていた

あの頃の「原点に帰る」というコンセプトだった。

オーバーダブ(多重録音)などしなかったあの頃に・・・・

ポールはコンサートツアーの再開を提案したが、他の3人は難色を示す。

妥協案として1度だけのコンサートも企画されたが、これも実現せず。

最終的にリハーサルなどを含むドキュメンタリーを制作しテレビで

放送する事で合意した4人はこのフィルムスタジオでリハーサルを

開始した。「Get Back(原点に帰る)」プロジェクトの始まりである。

しかし、いつも撮影されているというプレッシャー、そして殺風景な

撮影スタジオという慣れぬ環境。

張り切るポールは色々とジョージに指示、ジョージは反発し口論と

なり5ヶ月前にリンゴがしたように、1月10日にスタジオを飛び出る。

数日後にジョージは復帰するが、テレビショウに関しては意見を

曲げず、結局この企画も実現せず。

映像撮影、そして「オーバーダブをやらない」というコンセプトの

アルバム制作は続行されるものの1969年1月30日のルーフトップ・

コンサート、そして翌日のセッションをもってこのプロジェクトを放棄。

総時間、90時間以上の撮影・録音テープを残したまま、ビートルズは

アップルスタジオを去った。

後にこの撮影フィルムは映画「Let It Be」となり、録音テープは

フィル・スペクターがアルバム「Let It Be」としてまとめ、

ビートルズのラスト・アルバムとして翌年の1970年5月8日に発売。

あの苦しいセッションが終了してしばらく経った頃、ポールは

ジョージ・マーティンに電話し「もう一枚アルバムを作ろうと

思うが、またプロデュースしてくれないか」と依頼。

マーティンは「本当に昔の様にできるならいいけど、そうじゃない

なら断る」と応え、これを了承した。

4人はすでにバラバラに活動しているにも関わらず、再び

アビイ・ロードスタジオに集結する。

「Something」が取り上げられたのは、正式なアルバムセッション

開始より前の1969年2月25日。この日、ジョージはアビイ・ロード

スタジオに一人で出向き、この曲と「Old Brown Shoe」と

「All Thing Must Pass」のデモテープを一人で録音している。

この日はジョージの26歳の誕生日であった。

「Something」は「ホワイト・アルバム」セッション時にすでに

曲自体は形になっていたようである。

1968年9月19日の「Piggies」のセッションの際にクリス・トーマス

(そのセッションでハープシコードを演奏)に聴かせている。

1969年4月16日。「Old Brown Shoe」の録音セッションの際に

ドラム(リンゴ)、ベース(ポール)、ジョージ(ギター)、

ジョージ・マーティン(ピアノ)の編成で13テイクのバック

トラックが録音されているが、これは後ほど破棄。

1969年5月2日。アビイ・ロード第3スタジオにてこの曲の正式な

リメイクを開始。ジョージ(ギター)、ポール(ベース)、

ジョン(ギター)、リンゴ(ドラム)、ビリー・プレストン(ピアノ)

の編成で、ベーシックトラックが36テイクを録音。

1969年5月5日。オリンピック・スタジオに移動してポールがベースを、

ジョージがギター(レズリースピーカーを通したもの)で第36テイクを

再録音。この時点で曲の長さは7分以上あった。

1969年7月11日。アビイ・ロード第2スタジオで第36テイクに

ジョージのリードヴォーカルを録音しリダクションを行い第37テイクを作成。

曲の長さは5分32秒に編集。

1969年7月16日。アビイ・ロード第3スタジオで前回のリダクションテイク

の第37テイクを無視して、第36テイクに再度ジョージのボーカル、

ポールのコーラス、そしてジョージ、リンゴ、ポールによるハンドクラップ

(手拍子・・・後に削除)をオーバーダブ。

ここでまたもリダクションを行い、第38、第39テイクを作成。

1969年8月15日。アビイ・ロード第1スタジオでストリングスセッションを録音。

「Golden Slumbers」「Carry That Weight」「The End」

「Here Comes the Sun」 そして、この「Something」で使うストリングスを

この日1日で録音。なお、ジョージはこの日に「Something」のギターソロを

録音しなおしている。(しかし、これは使われなかった模様)

これで「Something」は完成に至る。

では、映像を。

まずは、もちろんビートルズにしたかったのですが、当時はコンサートをしていないので、

ライブ映像は当然にありません。プロモ映像又は静止画、又は、そっくりに演奏して

歌っているコピーバンドの映像ばかり。

そこで、ジョージが1971年8月1日に行ったチャリティ・コンサート

「The Concert for Bangla Desh」で歌っている映像を。


この曲は、たくさんのアーティストがカバーしていますが、あまりにも雰囲気が違うのは

避けたいので、ジョージの一周忌に奥様のオリビアと息子さんのダーニが計画し、

エリック・クラプトンが主催した「Concert for George」の映像を。

歌っているのは、ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、コーラスはジェフ・リンです。



<歌詞と和訳>

Something in the way she moves,
彼女の仕草の何かが

Attracts me like no other lover.
ほかのどんな恋人よりも僕を惹きつける

Something in the way she woos me.
彼女がせがむ仕草で・・・・・

I don't wanna leave her now,
僕は彼女から離れたくない

You know I believe and how.
わかるよね 本当にそう信じているんだよ


Somewhere in her smile she knows,
彼女の微笑みで彼女は知っているんだとわかる

That I don't need no other lover.
僕が彼女以外の女性を必要としていないことを

Something in her style that shows me.
彼女の仕草が僕に何かを教えてくれる

I don't wanna leave her now,
僕は彼女から離れたくない

You know I believe and how.
わかるよね 本当にそう信じているんだよ


You're asking me will my love grow,
僕の愛が育つのって聞かれても

I don't know, I don't know.
僕にはわからない

You Stick around now, it may show,
待っていれば分かるかもしれないね

I don't know, I don't know.
僕にはわからないよ


Something in the way she knows,
彼女は大事なことを心得ている

And all I have to do is think of her.
僕がすべきことは彼女を想うことだけなんだ

Something in the things she shows me.
彼女のすることが、僕に教えてくれる

I don't wanna leave her now.
僕は彼女から離れたくない

You know I believe and how.
わかるよね 本当にそう信じているんだよ

 

 


デトロイト美術館展 ~ Smile ~

2016-09-18 | 絵画

 先週の金曜日に大阪市立美術館で開催されている「デトロイト美術館展」を観覧しました。

観覧前にあべのハルカスにある「大かまど飯 寅福」で、『米沢豚と牛蒡の柳川鍋仕立て定食』

(3種類のご飯と御惣菜がお替りでき、とても美味しかったです)を食べて2時間以上歩いて観覧

するための体力をつけました(笑)

「デトロイト美術館展」をよく調べたつもりだったのですが、一つ情報を見過ごした事がありました。

それは、何と8月31日までの火、水、木曜日(祝日除く)限定で、展示室内での撮影が可能でした。

うぅ~残念。ネットで後で調べたら、たくさんの人が展示されている絵画を撮影して、

ブログにアップしていました。

さて、それはともかく アメリカの「デトロイト美術館」が収集した素晴らしい絵画52点が

観れたのには感動しました。

モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、

まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」ともいうべき巨匠たちの名画が一挙に来日、中には日本では

初公開の絵画が15点もあり興奮しました。

「心が震える 奇跡のコレクションがやってくる 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」との

キャッチコピーでCMしていたので大いに期待していましたが、期待通りでした。

1885年に創立して以来、自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、世界屈指のコレクションを

誇る美術館として成長したデトロイト美術館。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館

として初めて購入したのもデトロイト美術館でした。

このデトロイト美術館は、2013年7月、デトロイト市の財政破綻を機に、市の財源確保を目的として

所蔵品売却の可能性が取りざたされました。しかし、国内外からの寄付と協力、そしてデトロイト市民の

声により、作品は1点も失われることなく市民の憩い・学びの場として存続しています。

さて、本題ですが、この展覧会は、次の4章にわけて名画が展示されていました。

【第1章 印象派】
クールベ、ピサロ、ドガ、モネ、ルノワール、デュラン、ジェルヴェクスの作品が計13点

ピエール・オーギュスト・ルノワール「白い服の道化師」

ピエール・オーギュスト・ルノワール「座る浴女」

カミーユ・ピサロ「小道」

クロード・モネ「グラジオラス」

カロリュス=デュラン「喜び楽しむ人々」

 

【第2章 ポスト印象派】
セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、ルドン、ドニ、ヴァロットン、ボナールの作品が計11点

ポール・ゴーギャン「自画像」

フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」

フィンセント・ファン・ゴッホ「オワーズ川の岸部、オーヴェールにて」

 

【第3章 20世紀のドイツ絵画】
カンディンスキー、ノルデ、ベッカー、キルキナー、ペヒシュタイン、ヘッケル、ロットルフ、ベックマン、                                       ココシュカ、ディクスの作品が計12点

マックス・ベックマン「オリーブ色と茶色の自画像」

パウラ・モーダーゾーン=ベッカー「年老いた農婦」

エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー「月下の冬景色」


【第4章 20世紀のフランス絵画】
マティス、ルオー、デュフィ、ピカソ、グリス、モディリアーニ、スーティンの作品が計16点

アンリ・マティス「窓」

アンリ・マティス「コーヒータイム」

アメデオ・モディリアーニ「帽子を被った若い男性」

アメデオ・モディリアーニ「女の肖像」


まず、これほど多くの有名画家が描いた名画を日本に居ながらにして鑑賞できる機会は、

多分、この先 私が生きている間には二度とないと思いました。

繊細な明るい色使いで綺麗な描写のルノワール、点描タッチのピサロ、カロリュス=デュランと

アンリ・ジェルヴェクスの写実的な絵画、ゴーギャンとゴッホの自画像、オットー・ディスクの

にらみつけているような自画像、6点も展示されていたピカソ、そして、一番見たかったア

メデオ・モディリアーニの「女の肖像」などなど・・・

大袈裟ですが、これらの絵画を観れて生きていてよかったと思った観覧でした。

下欄の動画は、この展覧会で出品されている絵画の画像を使って、私の率直な気持ちと重なる

「Smile」(私が歌って録音したものです)を BGM にして作成しました。

残念な事に、エーリッヒ・ヘッケルの「女性」、カール・シュミット=ロットルフの「雨雲、ガルダ湖」、

オスカー・ココシュカの「エルベ川、ドレスデン近郊」と「エルサレムの眺め」、オットー・ディスクの

「自画像」、ジョルジュ・ルオーの「道化」、そしてピカソの全6点が SNS をはじめとする不特定多数

への公開が禁じられていますとの案内により、これを守り動画にはアップしませんでした。

 


♪ All of me を録音

2016-09-06 | Jazz Vocal

All of me ・・・・・・・

ジャズのセッションで、よく演奏され、よく歌われる曲で、

ジャズをあまり聴かない人でも、聴いた事があるよって

よく言われるすごく有名なナンバーですが、何と1931年

(昭和6年)に作られた古い曲です。

現在でもよく演奏され、レコーディングもされています。

永遠のスタンダード曲ですね。

早いテンポの演奏はたいへん乗りがよくスウィングして爽快です。

私も時々、アマチュアが参加出来るジャズのセッションで

歌わせてもらっています。何度か録音していますが、今回のは、

録音状態がいいので You Tube にアップしました。

映像は、ニューヨークの名門ジャズクラブで演奏している

アーティストの画像を使っています。ジャズファンが、

よくご存知のアーティストの画像をたくさん使っています。


~ All of me ~

作詞/セイモア・スィモンズ Seymour Simons
作曲/ジェラルド・マークス Gerald Marks

 ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪  

All of me, why not take all of me
Can’t you see, I’m no good without you
Take my lips, I want to lose them
Take my arms, I’ll never use them

Your goodbye left me with eyes that cry
How can I go on dear without you
You took the part that once was my heart
So why not take all of me

私のすべてをなぜ奪ってくれないの?
あなたがいないとダメだってこと
わかっているでしょ?

あなたにキス出来ない唇なんて
もういらないから持って行って!

あなたを抱きしめられない腕なんて
用はないから、持って行って!

あなたがサヨナラって出て行ってしまってから
私の目は涙でいっぱい!

これからあなたなしで、一体どうやって
生きていけばいいの?

私の心をあなたは持って行ってしまった
なぜ、私のすべてを奪ってくれないの?

 ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪  

トーチ・ソング(torch song) つまり、失恋の歌です。

元々女性の立場から作られた歌詞なので、あえて男性側に

置き換えませんでした。

このすごい失恋の歌を軽快な4ビートで歌うとは ジャズ

ってアレンジがすごい !

映像を紹介します。

Michael Buble - All Of Me (LIVE)

マイケル・ブーブレ たいへんかっこいいです。最高!

 

次は、ダイナ・ワシントンの有名なライブ映像をご覧下さい。

1958年のニューポート・ジャズフェスティバルでのライブ映像です。

このジャズ・フェスの映像は、ファションフォトグラファー、

バート・スターンが撮影したドキュメンタリー映画”真夏の夜のジャズ”

で紹介されたもので、ジャズライブを楽しめる映画として全世界で

大ヒットしました。

メンバーは、Dinah Washington(vo), Terry Gibbs(vib),

Urbie Green(tb),Blue Mitchell(tp), Harold Ousley(ts),

Sahib Shihab(bs), Wynton Kelly(p), Paul West(b),

Max Roach(ds)という錚々たる名手揃いで、ジャズファンに

とっては、何度見ても興奮するジャムセッションです。