友人が、ビートルズの「Something」を 歌って You Tube に
アップしたので、私も又、歌いたくなりました。
私は、2014年6月に You Tube にこの曲をアップしましたが、
録音状態が良くなかったので再度録音しました。
ギターを弾いて録音もしたのですが、もうオリジナルキーでは、
ブリッジ(サビ)のところで声が出ないので、キーを下げて歌う
ために違うコードフォームや同じコードフォームでもカポを
付けてギターを弾いたので、ビートルズのような感じがでなく
なりました。仕方がなく、カラオケで歌ったものを You Tube
にアップしました。
前回と同じく私の歌の出来は良くないですが、録音はクリアーで
いい音質となりました。
少し長くなりますが、ビートルズのこの曲にまつわるレコーディング
記録を調べましたので紹介致します。
♪ タイトル Something 作詞・作曲 ジョージ・ハリスン
リードヴォーカル / ジョージ・ハリスン
コーラス / ジョージ・ハリスン & ポール・マッカートニー
・ギター
ジョン・レノン Epiphone Casino (エピフォン カジノ)
ジョージ・ハリスン Gibson Les Paul (ギブソン レス・ポール)
ジョージ・ハリスン Fender Telecaster (フェンダー テレキャスター)
・ベースギター
ポール・マッカートニー Rickenbacker 4001 (リッケンバッカー・4001)
・ドラム
リンゴ・スター Ludwig Drum Set (ラディック社製のドラムセット)
・ピアノ
ビリー・プレストン (アコースティク・ピアノ メーカー名など公表なし)
・オルガン
ジョン・レノン (メーカー名など公表なし)
・ストリングス
(アーティストやバンド名、又はシンセ等の楽器なのか公表なし)
♪ レコーディング・データ
「Something」は、ビートルズの11枚目の英国オリジナルアルバム
「Abbey Road」(1969年9月26日発売、米国は同年10月1日、
日本では同年10月21日発売)の2曲目に収められている曲。
作者のジョージがリード・ヴォーカルを取り、ポールがコーラスを
つけている。英国では21枚目のシングルとして、アルバム
「Abbey Road」からシングルカットされた。カップリングは
「Come Together」で両A面扱いでのリリースとなった。
なお、ビートルズのキャリアの中で唯一ジョージの曲がA面扱いと
なった。
1969年1月2日ビートルズはトゥイッケナム・フィルム・スタジオに
姿を現した。
意見が合わず混沌とする活動状況を打破する為に、ポールが打ち
出したのは、デビュー時の全世界をコンサートで飛び回っていた
あの頃の「原点に帰る」というコンセプトだった。
オーバーダブ(多重録音)などしなかったあの頃に・・・・
ポールはコンサートツアーの再開を提案したが、他の3人は難色を示す。
妥協案として1度だけのコンサートも企画されたが、これも実現せず。
最終的にリハーサルなどを含むドキュメンタリーを制作しテレビで
放送する事で合意した4人はこのフィルムスタジオでリハーサルを
開始した。「Get Back(原点に帰る)」プロジェクトの始まりである。
しかし、いつも撮影されているというプレッシャー、そして殺風景な
撮影スタジオという慣れぬ環境。
張り切るポールは色々とジョージに指示、ジョージは反発し口論と
なり5ヶ月前にリンゴがしたように、1月10日にスタジオを飛び出る。
数日後にジョージは復帰するが、テレビショウに関しては意見を
曲げず、結局この企画も実現せず。
映像撮影、そして「オーバーダブをやらない」というコンセプトの
アルバム制作は続行されるものの1969年1月30日のルーフトップ・
コンサート、そして翌日のセッションをもってこのプロジェクトを放棄。
総時間、90時間以上の撮影・録音テープを残したまま、ビートルズは
アップルスタジオを去った。
後にこの撮影フィルムは映画「Let It Be」となり、録音テープは
フィル・スペクターがアルバム「Let It Be」としてまとめ、
ビートルズのラスト・アルバムとして翌年の1970年5月8日に発売。
あの苦しいセッションが終了してしばらく経った頃、ポールは
ジョージ・マーティンに電話し「もう一枚アルバムを作ろうと
思うが、またプロデュースしてくれないか」と依頼。
マーティンは「本当に昔の様にできるならいいけど、そうじゃない
なら断る」と応え、これを了承した。
4人はすでにバラバラに活動しているにも関わらず、再び
アビイ・ロードスタジオに集結する。
「Something」が取り上げられたのは、正式なアルバムセッション
開始より前の1969年2月25日。この日、ジョージはアビイ・ロード
スタジオに一人で出向き、この曲と「Old Brown Shoe」と
「All Thing Must Pass」のデモテープを一人で録音している。
この日はジョージの26歳の誕生日であった。
「Something」は「ホワイト・アルバム」セッション時にすでに
曲自体は形になっていたようである。
1968年9月19日の「Piggies」のセッションの際にクリス・トーマス
(そのセッションでハープシコードを演奏)に聴かせている。
1969年4月16日。「Old Brown Shoe」の録音セッションの際に
ドラム(リンゴ)、ベース(ポール)、ジョージ(ギター)、
ジョージ・マーティン(ピアノ)の編成で13テイクのバック
トラックが録音されているが、これは後ほど破棄。
1969年5月2日。アビイ・ロード第3スタジオにてこの曲の正式な
リメイクを開始。ジョージ(ギター)、ポール(ベース)、
ジョン(ギター)、リンゴ(ドラム)、ビリー・プレストン(ピアノ)
の編成で、ベーシックトラックが36テイクを録音。
1969年5月5日。オリンピック・スタジオに移動してポールがベースを、
ジョージがギター(レズリースピーカーを通したもの)で第36テイクを
再録音。この時点で曲の長さは7分以上あった。
1969年7月11日。アビイ・ロード第2スタジオで第36テイクに
ジョージのリードヴォーカルを録音しリダクションを行い第37テイクを作成。
曲の長さは5分32秒に編集。
1969年7月16日。アビイ・ロード第3スタジオで前回のリダクションテイク
の第37テイクを無視して、第36テイクに再度ジョージのボーカル、
ポールのコーラス、そしてジョージ、リンゴ、ポールによるハンドクラップ
(手拍子・・・後に削除)をオーバーダブ。
ここでまたもリダクションを行い、第38、第39テイクを作成。
1969年8月15日。アビイ・ロード第1スタジオでストリングスセッションを録音。
「Golden Slumbers」「Carry That Weight」「The End」
「Here Comes the Sun」 そして、この「Something」で使うストリングスを
この日1日で録音。なお、ジョージはこの日に「Something」のギターソロを
録音しなおしている。(しかし、これは使われなかった模様)
これで「Something」は完成に至る。
では、映像を。
まずは、もちろんビートルズにしたかったのですが、当時はコンサートをしていないので、
ライブ映像は当然にありません。プロモ映像又は静止画、又は、そっくりに演奏して
歌っているコピーバンドの映像ばかり。
そこで、ジョージが1971年8月1日に行ったチャリティ・コンサート
「The Concert for Bangla Desh」で歌っている映像を。
この曲は、たくさんのアーティストがカバーしていますが、あまりにも雰囲気が違うのは
避けたいので、ジョージの一周忌に奥様のオリビアと息子さんのダーニが計画し、
エリック・クラプトンが主催した「Concert for George」の映像を。
歌っているのは、ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、コーラスはジェフ・リンです。
<歌詞と和訳>
Something in the way she moves,
彼女の仕草の何かが
Attracts me like no other lover.
ほかのどんな恋人よりも僕を惹きつける
Something in the way she woos me.
彼女がせがむ仕草で・・・・・
I don't wanna leave her now,
僕は彼女から離れたくない
You know I believe and how.
わかるよね 本当にそう信じているんだよ
Somewhere in her smile she knows,
彼女の微笑みで彼女は知っているんだとわかる
That I don't need no other lover.
僕が彼女以外の女性を必要としていないことを
Something in her style that shows me.
彼女の仕草が僕に何かを教えてくれる
I don't wanna leave her now,
僕は彼女から離れたくない
You know I believe and how.
わかるよね 本当にそう信じているんだよ
You're asking me will my love grow,
僕の愛が育つのって聞かれても
I don't know, I don't know.
僕にはわからない
You Stick around now, it may show,
待っていれば分かるかもしれないね
I don't know, I don't know.
僕にはわからないよ
Something in the way she knows,
彼女は大事なことを心得ている
And all I have to do is think of her.
僕がすべきことは彼女を想うことだけなんだ
Something in the things she shows me.
彼女のすることが、僕に教えてくれる
I don't wanna leave her now.
僕は彼女から離れたくない
You know I believe and how.
わかるよね 本当にそう信じているんだよ