アマチュアが参加出来るジャズのセッションで歌ってきました。
歌って録音した曲は、5曲ですがその中でジュリー・ロンドンで
あまりにも有名な『You And The Night And The Music』
(あなたと夜と音楽と) を今回 You Tube にアップしました。
この曲のムードを出そうとイラストと絵画の画像を使って
スライドさせています。
演奏してくれたのは、この曲を初めて弾くと云うアマチュアの
若い女性がピアノ、ベースがプロ、ドラムスはライブハウスの
オーナーでプロのミュージッシャンでした。
持っている楽譜本のキーでは、私には合わないので私の声に合う
B♭m に移調して楽譜を持参しました。
B♭m は、譜面の調合で♭が5つもあるのでピアノを弾くのは
たいへんです。しかも、弾いた事がない曲なのに、わずかにイントロ
や間奏でメロディ弾きにミスタッチがあるもののコードバッキングは
リズムもきちっと決まっていて歌い易かったです。
(ベースとドラムスはさすがにプロ、よかったです)
ピアノを弾けない、しかも歌が超下手ッピな私が偉そうな事を言っては
いけませんね。
『You And The Night And The Music』について少し。
この曲は、1934年(昭和9年)にアーサー・シュワーツ
(Arthur Schwartz) が作曲し、ハワード・ディーツ (Howard Diets) が
歌詞をつけた曲で、同年に上演されたミュージカル
『リベンジ・ウィズ・ミュージック(Revenge with music)』のために
書かれた曲です。
最初はラジオで紹介された曲だと書いている雑誌もありましたが、
前述のミュージカルでヒットしてからラジオで流されたのが本当らしいです。
インストでは、ビル・エヴァンスが有名。ヴォーカルでは、やはり
ジュリー・ロンドンですね。
この曲もたくさんのシンガーが歌っていますが、そのアーティストの
独特の個性的な歌い方・テクニックそして、フィーリングで好き嫌いも
ありますが、それぞれに味わいがあります。
では、まずはジュリー・ロンドンで聴いてください。
(レコード・CDの音源でスタジオ録音です)
次は、ビル・エヴァンス・トリオの演奏を聴いてください。数回録音
していますが、一番古いのを。1959年録音で、ポール・チェンバース
のベースとドラムスがフィリー・ジョー・ジョーンズです。
(スタジオ録音で静止画です)
<歌詞とその和訳>
You and the night and the music
Fill me with flaming desire,
Setting my being completely on fire!
You and the night and the music
Thrill me but will we be one
After the night and the music are done?
Until the pale light of dawning and daylight
Our hearts will be throbbing guitars,
Morning may come without warning
And take away the stars.
If we must live for the moment,
Love till the moment is through!
After the night and the music die will I have you?
あなたと夜と音楽が
私を燃えるような熱い気持ちで満たす
私は完全にその炎に はまり込んでしまった
あなたと夜と音楽が
私を虜にするけど この夜と音楽が終わってしまったあと
私たちは本当に一つになれるのかしら?
夜明けの薄明かりから陽が昇るまで
私たちの気持ちは、まるでかき鳴らされるギターのよう
でも朝は何も告げずにおとずれて
星たちを追い払ってしまうれど
たとえ私たちがこの瞬間のためだけに
生きているのだとしても
この一瞬が過ぎ去るまでは愛し合いましょう
この夜と音楽が終わったら あなたはきっと 私のもの
※添付画像
22歳の時に初めてアメリカを旅行し、入手したジュリー・ロンドンの
オリジナルLP盤(初版製造)です。
その後何度か(最後は48歳の時)アメリカを仕事と旅行で訪れて
いますが、こうしたオリジナル盤は、数があまりなく見つけても
状態の良くないものばかりで希少です。
レコードNo.は、USA. Liberty Monaural - LRP 3164 です。
このレコードにこの曲が収録されています。