問わず語りの...

流れに任せて

どうする家康  第1回感想

2023-01-12 04:44:04 | 時代劇

 

 

 

 

歴史上の人物のイメージをがらりと変えて描く。今までの大河ドラマでも、よく行われてきた手法なので、それ自体に特に驚きはないです。

 

 

寧ろ、どこまで大きく変えてくれるのか、という部分が面白いところなので、そういう意味ではこの、松本家康はかなり面白いと言える。

 

 

人質という立場にありながら、結構楽しそうに伸び伸びと過ごしているなんて、今までの家康にはまったく見られなかった描かれ方で、人形で一人遊びをしているとか、結構オタクっぽい(笑)。

 

こんなオタクがいかにして天下を取ったのか。そういう視点で観ていくと、結構楽しめるのではないかな、なんてことを思わせる。

 

 

史実というのは変えようがない。逆に言えば史実さえ変えなければ、その史実を巡る人間模様はいかように描いても構わない。

 

 

歴史ドラマとはそういうもの。

 

 

松本家康はオタクで小心者で情けない男。その情けない男がいかにして天下人となっていったか。それを興味深く面白く描いてくれるか。

 

 

それさえできていれば、それでいいのである。

 

 

もしも大河ドラマで歴史の勉強をしよう、なんて思っているなら、それは止めるべきです。

 

 

ドラマはドラマ。嘘も誇張も当然のようにある。描かれていることをすべて真実だなどと、思ってはいけないのです。

 

 

歴史を学びたければ、学術書を読みましょう。

 

 

ドラマはドラマとして

 

 

楽しむべき。

 

 

 

 

 

今川義元が人格者のように描かれているのも、今までなかったこと。野村萬斎さん、たったあれだけの出演だなんて、なんて贅沢な使い方!

 

 

有村架純演じる、後の築山殿も、今までにないくらい可愛らしく描かれてる。築山殿には後年、大変な悲劇が待っているわけですが、さて、その悲劇をどのように描くのか。なかなか興味深い。

 

 

 

さて、今回は新しい映像技術を導入しているらしく、特に背景の描き方が、観たことのなかった仕上がりになっていて、興味深い。

 

なんか一部では、CGがよくないとか言われているらしいけど、あれはCGというのとは、またちょっと違う技術ではないかな。

 

 

NHKは常に新しい映像技術を開発し続けてきたし、大河ドラマはその技術の、ある意味実験場なのです。実際に使ってみなければ良し悪しはわからない。

 

 

確かに若干の違和感はあるけど、あれはあれで面白い映像ではないだろうか。

 

 

とりあえず、第1話を見た限りの感想としては、今後の展開が興味深い。今のところは観てみる価値はあるのではないか、と思えました。

 

 

まあ、つまりは「様子見」ですわ(笑)。

 

 

興味は持てる。そんな感じ、かな。

コメント (2)
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