皇祖神アマテラスは女神なのに、なぜ皇室は男系なのか?
抑々皇統は神武天皇より始まっているのであって、それ以前は天皇ではない。まあですから本来、こんなもん(失礼)いちいち相手にするような話でもない、と思うのですが
それでも竹田恒泰先生、丁寧に説明しています。
アマテラスは女神であり、その神子であらせられるアメノオシホミミノミコトの父親は誰か?
それは、スサノオ、だそうです。
確かに、アマテラスとスサノオが「誓い(うけい)」を行ったときに現れた神々のなかに、オシホミミノミコトはおられたので、母神はアマテラスで父神はスサノオだと言えますね。
このオシホミミノミコトの子が天孫ニニギノミコトであり、ニニギノミコトが天孫降臨したのちに、山の神オオヤマツミノカミの娘コノハナサクヤヒメと結婚して生まれたのがホオリノミコト。ホオリノミコトが海の神オオワダツミノカミの娘トヨタマヒメと結婚して生まれたのがウガヤフキアエズノミコト。
そうして、ウガヤフキアエズノミコトとタマヨリヒメとの間にお生まれ成されたのが
イワレヒコノミコト、つまり
神武天皇です。
さて、スサノオとアマテラスはいずれもイザナキノミコトのお生みになられた神ですよね。で、イザナキノミコトは男神。
つまりね、神話にまで遡ったとしても、やはり男系による「万世一系」なんですよ。
どうせ神話だろ?というかも知れませんが、抑々その神話まで持ち出して女系の正統性を主張したのは誰だよ?って話ですね。
確かに神話です。でも日本民族は代々それを信じ、伝え、守り抜いてきた。
重要なのはこの点。これは民族のアイデンティティ。
我々の代で、簡単に変えていいものではない。
はっきり言わせてもらえば、本当か嘘かなんてどうでもいい。
信じられてきたということ
守り抜き、伝えられ続けて、それが今でも継承されている
これがなにより大事。
古代よりずっと守られてきた民族のアイデンティティを後世に伝えていく。
天津神と国津神双方から受け継いだ、日本の国を「シラス」正統なる血筋。
天神地祇の血統を伝え続けるには、男系相続以外にはない。
守っていかなきゃならんのよ。