アドリブの応酬がなんともスリリングで楽しい。有安さんもちゃんとアドリブで参加してるし、いいねえ。
有安さんはじめ、バンドの皆さん誰もイヤモニをしていない。ジャズの場合はこれが当たり前なのだろうね。
昨今ではポップス系はもちろん、ロック・バンドなども皆イヤモニを嵌めて、クリック音に合わせた演奏をするのが当たり前になってる。
だから、演奏そのものは正確でリズムがズレたりすることもなく、安心して聴けるわけだけど
昔はイヤモニなんてなかったわけで、それこそ70年代頃のロック・バンド、ディー・パープルやレッド・ツェッペリンなどはイヤモニ無しで演奏していた。
70年代ごろはロック・バンドでもインプロビゼーション、アドリブ演奏が流行っていたわけだけど、それも時代の流れとともに徐々に廃れて、イヤモニの登場によってほぼ完全に無くなったといっていい。
私としては、少し寂しさを感じていたんだけど、でも
ジャズには、あのスリリングな感覚が残ってる。
抑々ジャズというのは、アドリブ・セッションが主流だから、イヤモニなんてのは寧ろ邪魔なんだろうね。
イヤモニがないから、微妙にリズムがズレる瞬間があるんだけど、一瞬にしてそれを修復しちゃう。ミュージシャンとしての力量の高さを感じて、聴いててホント
楽しいわ。
有安さんのお陰で、本気でジャズにハマりそうだ。いやあ、ホント
素晴らしいわ。