リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

濃厚接触者は「PCRで陰性でも7日間自宅待機」?

2022-03-04 | 一般
濃厚接触による待期期間というのはやっかいだ。ある日突然、保健所から電話がかかってきて濃厚接触者になったから×日まで自宅から出るな(食料品の買い出しなどの必要な時を除いて)と言われる。自分が人と会うことで、万一自分が陽性だった場合、その相手が不自由を強いられるかもと思うと、人と会うことさえままならなくなる。しかも、その後PCR検査をして陰性となっても、待機期間は解除されず、「社会機能維持者」の場合にはやや短縮されるだけだ(神奈川県;「同居家族の濃厚接触者の待機期間の見直し - 厚生労働省」)。
オミクロン株は重症化が少ないわりに感染力は従来以上で、感染対策を続けながらも、いかに社会を止めずにいられるかが問われている。(先日も「コロナ鎖国」緩和について書いた。)
そんなことを思っていた矢先、シンガポールでの事情を読んだ(朝日新聞2022-3-3)。検査キットを全世帯に無料配布し、濃厚接触者は5日間の自己検査だけですむという(陰性なら自宅待機は不要ということだろう)。陽性者でも無症状なら72時間の自宅待機後、自己検査で陰性なら外出可とのことだ。検査で陰性の場合にも外出制限が課されることに科学的根拠はあるのだろうか。
もちろん、シンガポールでは1日の新規感染が2万5000人を超え、日本の人口に換算すると50万人相当という。また、ワクチン接種率が高く、ワクチンを接種していないとスーパーでの買い物もできないといった制限もある。軽々にシンガポールに合わせろと言うつもりはないが、必要以上に社会を止めることのないよう検討してほしい。

追記:日本では検査キットが不足しているそうで、シンガポールのような運用はやりたくてもできない現状だ。検査キットは、陽性判明の場合にも役に立つ。医療逼迫に鑑み、感染者の同居家族は検査なしで医師が「みなし陽性」と診断できるのだが、検査キットの不足のため陽性診断をしてもらえず、食料の配達など自宅療養のサポートを受けられないという問題が生じているそうだ(朝日新聞2022-3-3夕刊)。ワクチンや検査キットの不足はなんとかならないものか。

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