リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

新型コロナ:「3密」回避では対処できない付着ウイルス対策はどこまで?

2020-07-26 | 一般
新型コロナが厄介なのは、今そこに感染者がいなくてもウイルスが付着している可能性があることだ。「3密」防止で飛沫(数分空気中にただようと言われる細かな粒子も含めて)による感染を防ぐというのはわかりやすいが、新型コロナウイルスは数日間感染力を保つ場合があるというから、他人が触ったものは何でもウイルス付着の可能性があるということになってしまう。
先日、「スーパーで買ったポテトチップの袋までアルコールで拭くのは、ウイルス学者の私には笑っちゃうような話だけど、笑えない。そんな恐れを広げた専門家に怒りが湧きます」(西村秀一氏)(朝日新聞2020-7-11)という談話を見た。確率がものすごく低いものまで心配して、リスクをゼロにしないと気が済まない風潮を批判している文脈だ。だが、政策的にある程度のリスクを許容する判断は必要だが、やはり自分が感染するリスクはゼロに近づけたい。ではどうすればいいか。朝日新聞2020-7-23に「ホテルや旅館、帰省先で気をつけることは?」という記事があった。これまでに他所で聞いたことも併せて自分なりにまとめてみる。
ホテルや旅館で前に泊まっていた人が感染していた場合、やはり3日間ほどウイルスが残っている可能性はある。施設側が消毒はするのだろうが、それでも万全ではない可能性もある。とはいえ、手でウイルスに触れたとしても、それだけで感染することはないことは覚えておいていい。感染は、ウイルスが付着した手で顔などを触ることで体内に侵入することにより起こるので、こまめな手洗いによってある程度防ぐことができる。外出先で他人が触れる可能性のあるものに触れたら、手を洗うまでは顔を触らないようにすることでかなり感染を防げるはずだ。食事の前はもちろん、帰宅時、出社時の手洗いの習慣が役立つだろう。
温泉などはプールと同様に、それ自体は感染リスクではない。先日の記事にもあったが、心配なのはむしろ更衣室だ。ロッカーなど共用物にウイルスが付着している可能性を考えて、はやり出るときなどに手洗いをするべきだろう。

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